自転車に乗って颯爽と 映画「アマンダと僕」

シングルマザー・高校教師・サンドリーヌとその娘7歳・アマンダが部屋のなかでリズムにのってお尻ふりふり、かっこよくダンスをするシーンが、そういうことをしたことのない爺・僕には、とても素敵で輝いて見えた。
弟・僕・ダヴィッド・便利屋が大きな窓のそばでコーヒーを飲みながら、姉・サンドリーヌに彼女に出来た恋人のことを訊きだして、喜ぶところも、僕の生育環境ではなかったし、羨ましく眩しく見えた。
そういう眩しい心に残る場面があって、それが突然消えてなくなる。
喪失感は大きい。



すぐ泣きべそをかく頼りない青年、でも僕だって彼の立場に置かれたら戸惑うなあ。
自分しかアマンダを見る人間はいない、アマンダが僕を必要としている。
その自覚が青年を立ち直らせたのだ。
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自転車は颯爽としているけれど、左右前後に車が走っていて、臆病な僕はハラハラしてみるのだ。
姉と笑いながら競争したとき、それと知らずに姉の死の現場に急ぐとき、後ろにしがみついたアマンダが背中に頬を寄せるとき、アマンダとふたりで抜きつぬかれつ遊びをするとき、、颯爽として楽しげだけれど、どこかに頼りない風情を感じてしまう。
無防備な自転車で世間を漕ぎ渡って生きているのは僕も同じなんだろう。
どうせそうなら、颯爽といきたいね、相棒諸君。
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Commented by pallet-sorairo at 2019-06-29 11:24
そうそう、これも見たいと思ってたんでした。
ニューヨーク…の会期が迫ってたので
後回しにしたのを忘れてました。
ニアミスだったかもです(^_^ゞ
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-29 11:30
> pallet-sorairoさん、こっちはそんなに長くないですよ。
Commented by PochiPochi-2-s at 2019-06-29 12:05
久しぶりに見たいなぁと思い大阪での上映を調べてみました。
7/5、梅田で見ることができます。
行ってみようかなぁと。
お知らせありがとう♪
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-29 12:26
> PochiPochi-2-sさん、後味のよい映画です。
Commented by j-garden-hirasato at 2019-06-30 07:31
通勤の相棒です。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-30 08:32
> j-garden-hirasatoさん、お気をつけて、颯爽と!
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by saheizi-inokori | 2019-06-29 10:49 | 映画 | Trackback | Comments(6)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori