トリニモオトリ 「鳥!驚異の知能」

脚の痛みがなくなったので、サンチを散歩に連れて行く。
洗濯機をまわして、七時前涼しいうちに、おっかなびっくり、サンチそんなに引っ張るなよ。
いつもの半分で切り上げる。
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きのうは病院で検査を受け薬局により、赤ひげでリハビリをして、昼飯を食い、図書館で期限の来た本を借りて、、それだけで6000歩を越した。
ゆっくり歩いたのと、続けてではなかったからダメージはないようだ。
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午後はずっと「鳥!」を読んだ。
「鳥頭」といえば軽蔑の言葉だが、じつは1億5~6000万年前に恐竜から進化した鳥類は継続的な小型化の過程で人間とよく似た脳構造を身につけた。
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大きく異なった進化の道筋をたどりながら、似通った自然への対処法を身につける、こういう現象を「収斂進化」と呼ぶそうだ。
鳥、コウモリ、翼竜と呼ばれる爬虫類が似通った翼をもつなど、自然界には収斂進化の例は多い。
ヒトと鳥類の一部が体の大きさに比して大きい脳を進化させたのも収斂進化であり、ヒトと鳥の睡眠中の脳活動、さえずりと言語学習のための脳回路と過程が同じパターンを示すこともそうだ。
そして鳥が、ある新しい(有為な)行動を起こしたり(イノベーション)認知能力に関わっているのは大脳の大きさではなく、ニューロンレベルで起きていることも分かった。
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コガラは理解力に富み、好奇心旺盛で、知能があり、俊敏で、すばらしい記憶力を誇る。



コガラの甲高い声と複雑な地鳴きは、あらゆる陸生動物のなかでももっとも高度で正確な連絡手段の一つだとわかった。
コガラは声を言語のように操っていて、無数のタイプの鳴き声を生成する統語法を持つ。

柔らかな高音「シーッ」や鋭い「シーシーシー」は、モズやアシボソハイタカがあたりを飛んでいるという警告。いつもの「チカディーディーディー」は静止している捕食者の存在を知らせる。「ディー」の反復回数は捕食者の大きさ、すなわち脅威の度合いを示す。「ディー」の繰り返しが多ければ、小型で危険な捕食者、動きの速い小型の方が脅威なのだ。
スズメフクロウは4回、アメリカワシミミズクだと2回だとか。
僕だと何回だろう。

コガラは、種子などの餌をあとで食べるために数千か所もの場所に隠しておき、どれか一種の餌をどこに隠したかを最長で6カ月覚えているという。
さっきしまった書類をどこにやったか忘れてしまうのは僕だけど。
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ヒト、チンパンジー、オランウータン、カレドニアガラスは、複雑な道具を自作する。
しかしカレドニアガラスはいい道具は取っておいてまた使う。
運動不足を補うために水泳をしようと思ったら、水泳パンツをどこにしまったか、そもそも取っておいたのか、わからなくなったのが昨日の僕だけど。
Commented by ikuohasegawa at 2019-06-26 17:21
4回でしょうが、saheiziフクロウは無害と判断して鳴かないかもしれません。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-26 17:27
> ikuohasegawaさん、オイボレですしね。
Commented by takoomesan at 2019-06-26 18:53
鳥はええ。和多志にとって鏡的存在でした。が、今は居てへん。
居るのはおっさんのウズラのみ。
Commented by saheizi-inokori at 2019-06-26 22:06
> takoomesanさん、我が家も昔インコを飼っていました。その最後を覚えていないのだから冷たいな、我ながら。
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by saheizi-inokori | 2019-06-26 10:42 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(4)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori