まとめて読みたい 「チンギス紀 三 虹暈」(北方謙三)
2019年 04月 24日
共通する面白さの秘密はヒーローがいろんな特技をもった仲間の信望をあつめて、ひとりじゃできない大きなことをしてのけるってことにある。
もちろん、英雄たちのハラハラドキドキ、血沸き肉躍る武勇譚は欠かせないけれど。
たえて久しくこういう小説に手を出さなかったのになにかの弾みで読み始めて第三巻を読み終えた。
テムジンは戦のツワモノを揃え軍制の改革をするだけでなく、遠く西域に股肱の「友」を送って人材を集めさせる。
西域との商いができる男、鉄鉱石を探し精製する男、兵站や物資の輸送ができる男、「計算」ができる双子、それらを総合的に「管理運営」できる男、、。
母や妻の存在も欠かせない。
玄翁という恐るべき男が二度に渡ってテムジンを手もなく打ち破る。
雇われて50騎の精鋭をあたかも一体のように動かして疾風のごとく襲いかかり幻のように消えていく。
玄翁は何を考えているのか。
第四巻が出たらしいが図書館には来ていない。
洗濯物を取り込まなきゃ。
「虹暈」とは太陽にかかる雲のことなんでしようか?小説のなかに出てきたのかも知れませんが、気がつかず調べても分かりません。