月に吠えるマーラー
2019年 03月 21日
それなのに、またもや本日休業、スマホで調べると定休日は出てくるが月ごとにもう一日休みがあるのだ。
こうしてまじまじ見るとさすがになんとか登録建築物だけあって見ごたえがある。
黒門町の方に回って、にぎわい始めた歓楽街を通り抜ける心はウマそうな蕎麦屋はないかいな。
池之端藪があるはずだけれど、道をわたってしまうと不忍池に気持ちが移る。
中の道を回っていくと、おお!素晴らしい、月に柳に花も咲いている。
続くモツアルトのピアノ協奏曲21番もほんとに楽しい。
アンコールはアンスネスのピアノソロでショパンのノクターン4番からアンダンテカンタビレ、静かな内省的な曲がよかった。
なんといっても圧巻だったのはマーラーの「巨人」。
コントラバスだけで8人、ホルンもずらっと8人、、90人もいただろうか、大編成が長身カッコイイ指揮者ユロフスキーで動くそのビジュアルに惹きつけられる。
宇宙の始まり、生命の目覚めのような第一楽章「緩やかにひきずるように~つねにとても快適に」に始まり、山あり谷あり、陽光うららかな野原の行進あり、花見酒の興奮あり、苦しみもがき、慟哭爆笑、青春の咆哮/彷徨のすえにたどりつく勝利の確信。
第五楽章の「嵐のように動きをもって」のさいごは、雷を伴う嵐のような激しい青年の確信、凄かったなあ。
金子文子に続いてマーラー、洋の東西の若者から喝をいれられる老人なりき。
アンコールはバッハのG線上のアリア、これこそハミングしたくなる、放課後の曲だ。
月を見ながらと思ったが中天を見上げて歩くのは危険なので真っ直ぐ歩いて、今日は14247歩。
とんとご無沙汰な音楽だ、羨ましい。。。。。。
昨年Tさんのピアノコンツェルトの時、ソロの場面で礼儀正しく忍従の面持ちでいたので思わず笑ってしまいましたが(P席でしたので表情が見えた)、良い指揮者ですよね。
わーんと余韻が伝わってきました 指揮者の後ろ姿がいいって
これ幸せです。「放課後の曲」とはすてきですね
私はメンデルスゾーン11歳の作シンフォニー7番がソレです~
桜はもっとゆっくり咲いて欲しいのですよ。この状態で二三週間わくわくさせて!
明日くらいになると酔っぱらいが物凄いでしよう。
浅草の蛇骨湯という有名な銭湯は今月で閉業と聞きました。