アメリカの偉さ 「アメリカ」(橋爪大三郎・大澤真幸)
2019年 01月 30日
歩き出すと、気持ちよくなって、意志が弱いから自制が利かず適当に切り上げることができずにがんばってしまう、右足を直すためにリハビリに行ってるのに歩きすぎてしまう。
寝ころがって本を読むだけの一日、やっぱりちょっと物足りなかった。
自分のアイデンティティを亡くしたような気がする。
たかだか一時間程度の散歩で大げさなようだが、この隠居に残された能動的な喜びって歩くことくらいなのだ。
いったん9500歩まで上がった一か月平均歩数も8900歩を切ってしまった。
ガムを噛みながら(口中の違和感のため)頭を洗っていたら、舌を噛んで出血、晩飯晩酌がしみた。
歯の嚙み合わせがよくないのは分かっていても直しようがない、コーヌスクローネとかいう健全な歯まで削って総入れ歯にした「最先端の」治療が何十年か過ぎて重荷になっている(高かったのになあ)。

気分を変えていつもは電気カミソリを使うのを、けさはカミソリで髭を剃った。
そのあとストレッチをしたら、なんとか元気が出てきた。

新大陸は遅かれ早かれ、旧大陸から自立していくものなので、植民地はいずれ独立する必然があったと思いますが、アメリカは中でも特別なんですね。ほかの地域はカトリックだということもあるが、アメリカに比べて、独立の時期が遅い。しかもアメリカは、自分たちの原理を、近代的な政治制度として自ら設計し、独立戦争をつうじて実現している、世界最初の民主主義国であるという、強烈な特色がある。アメリカは(カトリックの国がヨーロッパの国の制度をカスタマイズしたのと違って)英国の政治システムとは違う制度を作った。
この実験的で、人造的で、新しい、という性質は、プロテスタントの信仰を源泉にしている。それにふさわしい政治制度がどういうものか、独立に先立って、アメリカの人びとは長い時間をかけて、ずいぶん考えているんです。そこを見ないといけない。
それは古代ローマの政治システムをモデルにした(キリスト教的な部分はあまりない)。
ローマの統領のかわりに大統領がいて、元老院を会衆派的に民主化して上院として民会の代わりに下院がある。
アメリカ植民地は、ものすごく搾取されて貧困であったという理由でなく、英国王の勝手にはさせないぞという政治的理由で独立戦争を闘った。
英国からの課税に反対した、それは
自分たちが決めたわけじゃなくて、どこか遠くで自分たちが全然参加していないところで決められているのが我慢ならないということ、この「我慢ならなさ」を理解するのが大切だと大澤はいう、
日本人の多くはアメリカから多少税金を取られても文句を言わないじゃないかという感じがする。現に米軍が駐留するためにアメリカ人にかわって、本来アメリカ人が負担すべき分まで税金を出しているようなものですから大澤の話は学術用語が多い上に七メンドクサクてプラグマティズム(これをちゃんと理解しないとアメリカの思想、行動原理が理解できないのだが)に関するところなんかは飛ばしてしまったが、こういうところは分かりやすい。

アメリカが自分たちを「選ばれた特別な国」として(今でも・はた迷惑にも)強く意識している理由の一つには建国の特殊性、「世界最初の唯一の信仰共同体」「世界最初のアメリカ合衆国、民主主義」ということがあるのではないか、と橋爪は指摘する。
素晴らしい新世界がなぜ今のような体たらくになったのか、それはまた稿を改めて。
私の親たちが暮らした明治の頃のアメリカはどうだったのか興味がありますが。

どのようにアメリカの何たるかが提示されるのか、楽しみにしています。
なおみさんじゃないけどまだ三歳かな。

リメンバー〇●でしか、まとまらない?! クジラを取るため日本を開国させたのに、今では反捕鯨の急先鋒?!
デカいので自分自身をコントロール出来ない。 遂にトランプ占いに、、 日の丸は早く離れるべきか?!
寒いですし、どうぞご無理のないように、お大事になさってくださいね。
ばあがペースメーカーを入れました。術後は元気で来週には退院できそうです。
実家の父は体が不自由になってから急速に気持ちが老いました。
リハビリもやる気がなく、どうせあと何年もないのだから、と。
気持ちはわかるような気がします。それでもなんとか笑って元気になってほしいと思うのは子どもの勝手な願いなのですけれど。
かかりつけの心臓の先生の所はいつも長い時間を使う患者が多いです。
先生に訊くと「年を取った故のことだということに納得しない」のだそうです。
病気なら直せばいい、老化では直しようがない、すがる気持ちで病気であることを医師に認めて欲しいのでしょうね。
そんな気持ちが分かるような気がします。
お母さん、びっくりしましたでしょう。
馴れれば前より元気になると思います、でもお大事にね。