東奔西走 病院編 用賀～砧公園～御茶ノ水～桜新町

洗濯機を回しっぱなしで飛び出して用賀の病院に駆けつける、５番の診察カードを持って採血室で血を抜かれて、５分間待つのだよ、で坐っていたら、Ｉ先生が通りかかる。
「おはようございます、、分かりますか」ちょっと見つめて頷き「マスクしてたから、、」分かってくれればそれでいい、注意を引き付けて自己アピール、早めに診てくれることを期待しつつ。
採尿、心電図もやる。
（病院前）

デニーズで朝飯を食って帰るとすぐに呼吸器内科・Ｓ先生の呼び出し。
「咳き込むことが少し増えています」声を出さずに頷く。
「このままどんどん悪くなるのでしょうか」「そんなことはないと思いますよ」寡黙な先生、いつもの薬を処方して次回の予約。
続いて待つことなく予約時間通りに循環器・Ｉ先生（声かけ大成功！）。
「今日はずいぶん早かったのですね」「はい」いつも早くきているんですと、それはいわない。
Ｉ先生は大病院の先生には珍しく？患者の質問にとことん答えてくれるから、一時間やそこら待たされるのは常、でも「忙しい用があるときはそう言ってください」、割り込みになると思うからそういう特権を行使したことはないけれど、早い順番の人の検査結果が遅れているようなときに、僕を思いだしてくれる。
（砧公園）

γgtpと中性脂肪とコレステロールが前回より悪くなった。
「身に覚えがあります」、にやっと笑う先生、「自己管理ですね」言われる前から申告する僕。
にやっと笑う程度だとはいえ正常値を超えているというのは、やはり憂鬱（なかば覚悟していたけれど）、ほんとに自己管理しよう。
メールでカミさんに報告すると「お菓子を減らす」など協力態勢の表明、孤独な戦いではなさそうだ。
早く終わったので砧公園まで足をのばして、きりきりしゃんの冬木や走り回る子供たちを眺める。
こぶしの蕾が嬉しい。
用賀駅に行く途中、サンヨーのディスカウントショップに寄ったら、ジャケットに気に入ったのがある。
隠居して上下揃いのスーツはほとんど処分して替え上着（２０～３０年もの）だけ取ってあるのだが、どれも現役時代を通して着る気になれない、セールで買ったものばかり、安物買いだし見る目がなかったころの記念品ばかり、体型も変わり合わせるパンツもないし。
隠居後、ずっとセーターやブルゾンで過ごしてきたけれど、去年くらいから、ちゃんとしたジャケットを着たくなった、心境の変化だ。
ちょっと変わった色目（赤紫）なので、合わせるパンツの色とかシャツなどについて店のオジサンとああでもないこうでもないと（わが在庫を思い浮かべつつ）相談して、清水の舞台から飛び降りるつもりで、買おうと決断、レジに進んだのだが、７８０００円（三割引きで）、聞いてびっくり仰天、違うジャケットの値段４万円台だと思い込んでいた。
「そりゃ、ムリムリ！勘違い！ごめんね」ほうほうの体で逃げ出す爺さん。
ボケ寸前の今ごろになって見る目はあった、ということか。
用賀駅の「シエ・ルイ」のランチ１０００円、コーヒー＆サラダ（ちゃんとした質量）付きを食いながらブログを更新する。
豆タンクみたいなオバサンが入ってきて上のダウンを脱いだら下もダウン、僕は古着のダウンがとても暖かくて今日みたいな日には最高だ。
別のオバサングループが入って来て、椅子とテーブルをくっ付ける。
それはいいのだが、テーブルの脚の金属がキイキイ、いやな音を立てる。
豆タンクオバサンも耳をふさいでしかめつらだ。
一回ならずなんども鳴らし続けるので「うるさい！ちゃんと持ち上げなさい」注意すれども、平気でキイキイ、アベの親戚か。
次なる病院はお茶の水の東京医科歯科の歯科。
ちょっと時間があったので御茶ノ水駅の近くを散歩すると、学生時代に下駄を鳴らして歩いた町の面影いずこ、僕は竜宮城から帰ってきたお爺さん状態だ。
こんなにギターやばかりあって日本はギター天国か。
大久保彦左衛門も身の置きどころがなかろう。
口中異和感、抗精神薬を使わない、日記をつけたりする認知行動療法の二回目、といっても前回とあまり変化はないことを言っておしまい。
漢方薬を処方してくれた、飲まずにうがいして出すというもの。
病院の最後は桜新町に戻って肩と足のリハビリ。
サザエさん通りを流れる歌が「今日もいい天気～」、雨が降り出しているのに。
ウオーターベッドの所定１０分を３０分（延長料金１０００円）にして貰って本を読みながらゆったりする。
帰宅したのは６時、東奔西走、１６０００歩の病院めぐりでありました。