失敗が幸せにつながる町・松本
2018年 12月 01日
前にも書いたことがあるけれど、旅に出ると偶然の重なりが思いがけない喜びや感動をもたらすことを痛感する。
とくに当初考えた通りに運ばなかったようなときが、好機到来なのだ。
カミさんが恐縮してロビーで受け取って雑談すること暫し、部屋に戻ってきて興奮気味に報告するには、ステキな人で、雑談していたら「小麦や」の前のカフエの若き経営者は、我が家の近くの洋菓子屋「ナオキ」で修業したことが判明、、お詫びの印かお菓子までもらってきた。
急な梯子を上がって(「上がるだけの価値がありますよ」とご主人)みると昭和の香りがする古ぼけた部屋が
春秋ヲ重ネ来タリ イマ若キ心ノ憧レニ還リナム イザ 某氏ノ詠いいね。
松本愛に満ちたご主人で「落語だって毎週のように聴けますよ、、能?う~ん、これは長野まで行かないとねえ」、東京のコンサートや美術展に足を運び行列をつくることも多いらしく、、そんな話を聴くといつも東京に住んでいても怠け者はもったいないことだと申し訳ないような気がする。
ガラスの片口や箸置きなど数点を自分のために、また来るべきプレゼントの用意に贖う。
奥さんも出てらしたので、柿のことなどを話す。
「陶片木」、美術館に行くよりも楽しく目の保養をしたね、と言い交して出ようとすると夫婦揃って見送ってくれた。
道に迷ってほんとによかった。
ここの経営者が、「小麦や」の社長が話していた「ナオキ」で修業した永野君、トイレから出てみたらカミさんとすっかり意気投合して話し込んでいる。
地域とのつながりを大事にしながら、新しい試みにチャレンジしている。
そんな話の合間に我が家の近所の「ふくちゃん」や「翁寿司」のことなどを語り合い「懐かしいなあ懐かしいなあ」を連発する。
そのあともあちこちで引っかかって、世間は狭いことを痛感したりして、陶片木の主人が教えてくれた蕎麦屋「種村」へ。店内は御嶽海記念館の感じがする。
なるほど、うまいもんだ。
余は満足じゃ、といったら、女の子が嬉しそうに笑った。
帰ってくるや、カミさんは「次はいつ行く?」だとさ。
私の問いでもあります。「次はいつ行かれます?」
奥様も。 我が街の人たちと楽しくおしゃべりしてくださって
本当に嬉しいですし 気持ちがいいです
私も中町を目線を変えてブラブラしたくなりました
ここ数日のsaheiziさんのブログ記事を
市長に読んでもらいたいです
saheiziさんご夫妻に松本市の観光大使をお願いしたいですね
本を沢山読まれいろんな芸能をたのしまれている
saheiziさんならではの文もいいな~
サンちゃんの尻尾キラキラした目表情を想像します
端正で華やかで、何ともいえない素晴らしさがありますね
日本は抜群の美的センスがあるなと思います
お店の方がエプロン?前垂れ?を着けておられる文化も素敵です
しかも知性的な話が!
こちら、今度はのんびり空気のきれいな所へ行きたいな、