存念の人生
2018年 11月 06日
なんとか病院から帰るまでもつと好いのだが。
身ひとつとぞなりにし今ぞ世の中におそるることの何ひとつなき「おそるることの何ひとつなき」と、僕は言い切れるか。
絵にかけるもちとぞなりぬ行末を思ふばかりにいそしみしことも
「絵にかける餅」は、枚挙にいとまなけれども。
母の句は
大宰府に存念の年逝かせけり母が卒業した釜山高女、死ぬまでにもういちど行ってみたいと言ってたのを、義姉と娘を誘って実現した年の暮れの感慨だと思う。
雇った車の運転手や高校(今は違う学校になっている)の先生たちの、国際的美談ともいうべき親切によって、母の学んだ校舎の写真をみて泣いて喜んだ。
少しはいいことをしてあげたかと思う。
生きていて、しみじみ、、、、