いろいろあって中秋の名月

「可愛いですね」僕より大きな男子高校生が追いつきざまに声をかけてきた。
「ありがとう」、そのまま行ってしまうかと思うと、立ち止まって「ちょっと触らしてもらってもいいですか」、サンチはお世辞を知らないから少ししり込みをするけれど、尻尾は上がっている。
「僕も犬を飼っていたんですよ」、パピヨンを１８歳まで飼ったそうだ、「長生きすると好いですね」、僕に言ったのかサンチに言ったのか、大股で学校に向かっていった。
まもなく始業のチャイムが聞こえて、あの青年が友人たちと挨拶しながら机に向かう様子を想った。
後ろの方からよく通る声で、むにゃむにゃ歌っているのは、バギーに乗ったご機嫌の赤ちゃん。
「お歌が上手だね」お母さんが嬉しそうに会釈して行った。おや、日体大生の掃除、けさは固まっておしゃべりせずにちゃんと箒を動かしている、感心感心。
と思って近づいたら、なあに、それぞれそこに止まって、思い出したように箒を動かしてちっともはかどっていない。
こんなこっちゃ、セクハラだパワハラだのの世界になっちゃうのもしょうがないかもよ。
鴨は三羽、一心に朝飯、一羽だけがときどき首をあげて草の穂を食っている（それとも虫か）。
名前をつけてやろうか、でも区別がつかないな。
モリさんなら造作もないことか。
きのうの夕方は散歩がてら自由ヶ丘に行って、ラビで掃除機をみた。
色が違うだけで１万円安い、ダイソンコードレスの限定商品４９７００円というのを買おうと思った（一人で行くと決めるのに１０分もかからない）が、靴屋も見たいので帰りに買うからと名前だけ言って店を出たとたん、ぱっと閃いてスマホに「ダイソンｖ８」と言うとパッと出た画面で４７０００円、保証も４年送料無料。
とどのつまりは家に帰ってネットで調べてノジマで、台（３０００円）もつけて保証5年送料無料で47000円を注文した。
軽くてどこにでももっていける、ブラシに毛が絡まない、ゴミをポンと出せる、ハンディクリーナーにも使える、、来るのが楽しみだ。
ルンバはテレビで本日限定○○万円引きというのを見て衝動買いして、今では我が家の欠かせない一員、毎朝2時間以上黙々と働いている。
歓迎会をやろうか、なあ、ルンバにサンチ。
(これは半分)

「信州里の菓工房」の「栗のテリーヌ」、伊那栗のペースト、渋皮栗、甘露煮がゴロゴロ、カシスも、ラム酒が入っているのかな。
赤福のオハギとの勝負、どっちも小さいけどパワーはあり、う～む、迷ったが栗に軍配（同時に食べたのではありません）。
晩酌の途中でなんどもベランダに出て、ようやく写せた。