自民党に電話をしよう&瀬川昌司「泣き虫しょったんの奇跡」
2018年 08月 24日
テイクさんは行動の人だ。
主婦として家庭を守りながら(だろうなあ)街角に立って反原発を訴え沖縄に飛んで辺野古の自然を守る戦いに参加する。
僕は、スーパーボランテイア・尾畠さんに感動したけれど、テイクさんのように日常的に戦って日本の平和を守ろうとしているボランテイアの存在にも、もっと感動すべきなのだ。
そのテイクさんが自民党総裁選について「候補者二人の討論会を開いて欲しい、二人の考えを聞きたいという世論を盛り上げなくっちゃ・・・。メディアに任せておいても埒が開かないことは明白だ。国民が動こう、という訳で」自民党本部に電話した。
電話くらいなら、僕だってできらあ、さっき電話しましたよ。
電話番号は
03-3581-6211
「ご意見の係」、女性がでました。
「そのように執行部に伝えておきます」ってさ。
どれだけの効果があるかは疑問だ。
でも、これだけはいえる。
こういう電話をしてブログに書いているうちに、自分の言ったことが「正しい」と思う度合いが強くなったし、ほんとにアベとイシバの議論をしっかり聞きたいと思う気持が強くなった。
ウソだと思ったら皆さんもどうぞ、自民党本部の電話を炎上させましょう。
僕は世田谷の佐平次です、と名乗ったが、匿名でも平気のようだ。
映画のポスターじゃない、講談社文庫の表紙。
映画になってまもなく公開なので、急遽こんなカバーを重ねて売っている(らしい)。
藤井君のブームよりもっと前の実話、プロを目指した少年が奨励会の年齢制限26歳までに4段になれずにプロの道が閉ざされて、いったんはサラリーマンになるが、アマチュアとして各種の大会に出てプロと対戦すると勝率7割を超す実力。
まわりも本人も、もう一度プロになろうと、将棋連盟に希望を伝え、メデイアの後押しもあって「閉鎖的な」将棋連盟の門を開かせ、将棋史に残る認定試験将棋を打ってめでたくプロに復帰する、「奇跡」だ。
ずいぶん騒がれたようだが僕は知らなかった。
認定将棋の初戦に敗れて、我がこと終れりと絶望的の涙にくれているときに届いた一通のハガキ、それは三男坊・甘えん坊のしょったんを「褒めること」で自信を持たせ才能を引っ張りだした小学校の恩師からのドラえもん(しょったんが子供の頃好きだった)の絵の上に「だいじょうぶ。きっとよい道が拓かれます」と書かれたハガキだった。
「僕は僕で良いのだから、僕に戻ろう」と思い直して、以後の試験勝負に三勝してプロになれる。
実話というより映画の台本かと思われるように、子供の頃からの家庭、学校、将棋との出会い、親友との競い合い、奨励会でのプロの卵同士の交友などがドラマチックに描かれて、おもしろい。
つくづく人とのめぐり合いと「好きな道に進む」という生き方を貫いたことが奇跡をうんだのだなあ、と思う。
幸せな男だ。
ストーリーも面白いが、ちょろちょろとプロの将棋とはどういうものかを覗かせてくれる。 (昨日の納豆ソーメンランチ、これでも丁寧に切った野菜、いつもはキューリやニンジンは一本丸かじり)
藤井君のお陰で子供たちの将棋ブームが起きてあちこちに教えに行って、生き生きと若返った友人はひとり有望な子供がいると目を細めていた。
その有望な子もしょったんのような修羅場に放り出される。
本書でも中学生しょったんの才能を見出して、プロへの道を案内指導した町の将棋指しが、しょったんの挫折を聞いて、間違ったことを教えてあたら一人の男とその家庭をめちゃくちゃにしてしまったかと悔やむのだ。
主婦として家庭を守りながら(だろうなあ)街角に立って反原発を訴え沖縄に飛んで辺野古の自然を守る戦いに参加する。
僕は、スーパーボランテイア・尾畠さんに感動したけれど、テイクさんのように日常的に戦って日本の平和を守ろうとしているボランテイアの存在にも、もっと感動すべきなのだ。
そのテイクさんが自民党総裁選について「候補者二人の討論会を開いて欲しい、二人の考えを聞きたいという世論を盛り上げなくっちゃ・・・。メディアに任せておいても埒が開かないことは明白だ。国民が動こう、という訳で」自民党本部に電話した。
電話番号は
03-3581-6211
「ご意見の係」、女性がでました。
総裁選は一政党の総裁を選ぶだけではなく、一国の総理大臣を選ぶものでもある。ってね。
総理大臣候補が、今なにが日本の問題であり、それにどのように対処しようと考えているか、それに対して自民党員たちがどのような投票行動をとるのか、を知ることは国民にとってとても需要なことだ。
ぜひ候補者どうしの公開討論会を開いてNHKで中継してほしい。
「そのように執行部に伝えておきます」ってさ。
どれだけの効果があるかは疑問だ。
でも、これだけはいえる。
こういう電話をしてブログに書いているうちに、自分の言ったことが「正しい」と思う度合いが強くなったし、ほんとにアベとイシバの議論をしっかり聞きたいと思う気持が強くなった。
ウソだと思ったら皆さんもどうぞ、自民党本部の電話を炎上させましょう。
僕は世田谷の佐平次です、と名乗ったが、匿名でも平気のようだ。
藤井君のブームよりもっと前の実話、プロを目指した少年が奨励会の年齢制限26歳までに4段になれずにプロの道が閉ざされて、いったんはサラリーマンになるが、アマチュアとして各種の大会に出てプロと対戦すると勝率7割を超す実力。
まわりも本人も、もう一度プロになろうと、将棋連盟に希望を伝え、メデイアの後押しもあって「閉鎖的な」将棋連盟の門を開かせ、将棋史に残る認定試験将棋を打ってめでたくプロに復帰する、「奇跡」だ。
ずいぶん騒がれたようだが僕は知らなかった。
「僕は僕で良いのだから、僕に戻ろう」と思い直して、以後の試験勝負に三勝してプロになれる。
つくづく人とのめぐり合いと「好きな道に進む」という生き方を貫いたことが奇跡をうんだのだなあ、と思う。
幸せな男だ。
ストーリーも面白いが、ちょろちょろとプロの将棋とはどういうものかを覗かせてくれる。
(プロになれるかどうかの剣が峰である三段リーグの戦いは)勝負への執念が、けた違いなのだ。その戦い方を一言でいえば、「友だちを失う指し方」だった。
プロの世界ではたまに使われる言葉なのだが、たとえば優勢のときは冒険して勝ちにいくことをせず、気の遠くなるような回り道をして、より確実なチャンスを待つ。そして勝勢になってからも相手を斬りにはいかず、受け身に回って戦意を喪失させる。そうした、相手に夢や希望のかけらも抱かせない指し方をそういうのである。
藤井君のお陰で子供たちの将棋ブームが起きてあちこちに教えに行って、生き生きと若返った友人はひとり有望な子供がいると目を細めていた。
その有望な子もしょったんのような修羅場に放り出される。
本書でも中学生しょったんの才能を見出して、プロへの道を案内指導した町の将棋指しが、しょったんの挫折を聞いて、間違ったことを教えてあたら一人の男とその家庭をめちゃくちゃにしてしまったかと悔やむのだ。
でもそれは、先生のせいではない。
好きな道を貫くというのは、失敗した場合でもすべてを我が身に背負って生きていく、ということ、著者のような幸せ者はそうはいない。
奇跡たる所以。
佐平次さんも電話して下さったとのこと、ありがとうございます。私は黙っていられないから動くと云うだけで褒めていただくほどのことではないのですが、ここで拡散して下さって嬉しいです。
一人でも多くの国民が自民党本部に電話して、「国民の目の届く所で討論会を何回も開いて二人の候補者の考えや違いをはっきり示して下さい」と「お願い」すれば、敵も少しは考えるのではないかと思います。少なくとも黙って知らん顔しているよりはずっといいでしょう。
しょったんに届いた小学校の恩師からの葉書きが大きな自信を持たせてくれたんですね。自分が気がついていなくても、人生の何処かでちゃんと見ていてくれるこういう人が誰にでもいるような気がします。
一人でも多くの国民が自民党本部に電話して、「国民の目の届く所で討論会を何回も開いて二人の候補者の考えや違いをはっきり示して下さい」と「お願い」すれば、敵も少しは考えるのではないかと思います。少なくとも黙って知らん顔しているよりはずっといいでしょう。
しょったんに届いた小学校の恩師からの葉書きが大きな自信を持たせてくれたんですね。自分が気がついていなくても、人生の何処かでちゃんと見ていてくれるこういう人が誰にでもいるような気がします。
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saheizi-inokori at 2018-08-24 15:27
> テイク25さん、勝手にリンクしてごめんなさいね。
NHKにも電話してみようかな。
NHKにも電話してみようかな。
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saheizi-inokori at 2018-08-24 15:32
テイクさん、NHKにも電話しました。
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そらぽん
at 2018-08-24 17:33
x
先方から名前は訊ねられませんでしたが
ご意見係は優しい声の女性で傾聴の感じ。
下品なオヤジが出入りする職場を想い
つい 「ご苦労さま」と口が滑りました
NHKにもですか! 気がつきませんでした さすがです
Youtubeで 「BSアーカイブ選 対論 小田実 正義の
戦争はあるか 2010.12.11」 を見たところでした
NHKは、全く素晴らしい報道番組を制作していましたね!
中に登場のフィッシャー外相は、若い頃デモで機動隊に
石を投げる写真を掲載されたりを思い出しました
ご意見係は優しい声の女性で傾聴の感じ。
下品なオヤジが出入りする職場を想い
つい 「ご苦労さま」と口が滑りました
NHKにもですか! 気がつきませんでした さすがです
Youtubeで 「BSアーカイブ選 対論 小田実 正義の
戦争はあるか 2010.12.11」 を見たところでした
NHKは、全く素晴らしい報道番組を制作していましたね!
中に登場のフィッシャー外相は、若い頃デモで機動隊に
石を投げる写真を掲載されたりを思い出しました
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saheizi-inokori at 2018-08-24 17:40
> そらぽんさん、テイクさんから三倍増!
この調子です。
この調子です。
NHKにも?素晴らしい。私も電話してみます。
それはおかしいと思うと新聞社にでもテレビ局にでも抗議の電話をし、いい番組や記事があると心から褒める電話をしている友人がいます。
そらぽんさんが「ご苦労さま」と口を滑らせたというのが愉快。あちらに気をよくしてもらうのも必要かも知れませんね。
それはおかしいと思うと新聞社にでもテレビ局にでも抗議の電話をし、いい番組や記事があると心から褒める電話をしている友人がいます。
そらぽんさんが「ご苦労さま」と口を滑らせたというのが愉快。あちらに気をよくしてもらうのも必要かも知れませんね。
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saheizi-inokori at 2018-08-24 19:01
by saheizi-inokori
| 2018-08-24 11:47
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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Comments(7)