過ごしたい
2018年 08月 23日
夕べ、晩飯を作るのもかったるく、どこで食おうか、外に出たときの月。
そらさんのように撮れればいいのにな、スマホではみんな丸く映ってしまう。

呑川は暗くて鴨の親子の気配もしなかった。

初めての店「柚むら」に入ってみる。
数年前に開店したときは予約のみでコース料理だけ、ちょっと敬遠していたが、さいきんフリの客、一品料理もOKとなった。
若い夫婦で理想に燃えて知る人ぞ知る「いい店」にしようとしたけれど、こと志と反してなかなかうまくいかない、いろいろ考えた揚げ句に今の業態に変えたのだろう、インテリアもメニューもちょっと気取った小料理屋と気さくな居酒屋が混在している。

(お通しはおだししてよろしいですか、と断って出された。すだれを上からかぶせて頂くように運んでくると、ちょっと身がまえてしまう。ひとつが直径三センチほど)
料理の味はそこそこだが、ちょっと一品づつの量が少ない。
地下と二階がいったん外に出た急な階段でつながれていて、その間を二人が料理を運び酒を運び食器を下げる。
今日あたりはだいぶ涼しいけれど、暑いときは大変だったろう。
「大七」をぬる燗で、長野のなんたらいう純米を冷やで、ゆっくりいろんなものを食べながら。
(鰯のシューマイ、揚げたてがうまい)
先に来ていたお婆さんの一人客がかえりしな、「ここの店はみんな美味しいのよ」と囁くようにしていい、お店のママに「宣伝しといたから」と大きな声でいう。
あとから来た若いカップルは一皿ごとに「おいしいね、やさしい味!ふーん、こうするんだ」などとリアクションが楽しい。
そんなものを僕も食ったのかい?と訊きたくなる。

(レモンのかけらがあまりに小さくて絞ろうとしたら落としてしまった)
少量であっても「枝豆」「刺し盛」「地鶏の塩焼き」と食べると結構くちくなって切り上げると亭主が外まで(階段を上がって)送ってくれた。
なんとなくそのまま帰りたくなくて、すぐ近くの「ふくちゃん」による。
10年、もっと前かな、ときどき顔を出した「ふくちゃん」、なんにも変わらない。
ビールと言ったら、隣に座っているおっさんが出してくれた大瓶。
アサヒはダメとか中瓶(おいてない、昔から)にして、とかいわせない雰囲気がある。
お通しででた蓮根の炊いたんをつまみながら隣りのオッサンと話すと家が近いことが判明、そういえばどこかで見た顔だ。
小上りには白人カップル、どちらも胡坐をかいて日本語でみんなと談笑。
少年を連れていたお母さんと後から来たそのお母さん、店の備品のように落ち着いて、又目が悪くなったかと思った、古いテレビで水泳をやっているのを見るでもなく、なんとかKEIという皇族と結婚できないで、外国に行っている男の子の旅費のことについて、ママも仲間で話し込む。
話に加わらなくても加わっても誰も気にしない。
大瓶をぐいぐい飲むうちに「過ごしたい」という気分になってくる。
過ごして酔っぱらいたい、べつに憂さを晴らすとかなんだとかではなくて、この店の空気が僕にぴったりだから、そのままここに沈没したいような気分。
僕にはこういう店が合っているのだな。
でも、お代わりをしないで帰ってきた、いい子ちゃん。
やっぱり月がウマく写らない。
そらさんのように撮れればいいのにな、スマホではみんな丸く映ってしまう。


数年前に開店したときは予約のみでコース料理だけ、ちょっと敬遠していたが、さいきんフリの客、一品料理もOKとなった。
若い夫婦で理想に燃えて知る人ぞ知る「いい店」にしようとしたけれど、こと志と反してなかなかうまくいかない、いろいろ考えた揚げ句に今の業態に変えたのだろう、インテリアもメニューもちょっと気取った小料理屋と気さくな居酒屋が混在している。

料理の味はそこそこだが、ちょっと一品づつの量が少ない。
地下と二階がいったん外に出た急な階段でつながれていて、その間を二人が料理を運び酒を運び食器を下げる。
今日あたりはだいぶ涼しいけれど、暑いときは大変だったろう。
「大七」をぬる燗で、長野のなんたらいう純米を冷やで、ゆっくりいろんなものを食べながら。

先に来ていたお婆さんの一人客がかえりしな、「ここの店はみんな美味しいのよ」と囁くようにしていい、お店のママに「宣伝しといたから」と大きな声でいう。
あとから来た若いカップルは一皿ごとに「おいしいね、やさしい味!ふーん、こうするんだ」などとリアクションが楽しい。
そんなものを僕も食ったのかい?と訊きたくなる。

少量であっても「枝豆」「刺し盛」「地鶏の塩焼き」と食べると結構くちくなって切り上げると亭主が外まで(階段を上がって)送ってくれた。
なんとなくそのまま帰りたくなくて、すぐ近くの「ふくちゃん」による。
10年、もっと前かな、ときどき顔を出した「ふくちゃん」、なんにも変わらない。
ビールと言ったら、隣に座っているおっさんが出してくれた大瓶。
アサヒはダメとか中瓶(おいてない、昔から)にして、とかいわせない雰囲気がある。

小上りには白人カップル、どちらも胡坐をかいて日本語でみんなと談笑。
少年を連れていたお母さんと後から来たそのお母さん、店の備品のように落ち着いて、又目が悪くなったかと思った、古いテレビで水泳をやっているのを見るでもなく、なんとかKEIという皇族と結婚できないで、外国に行っている男の子の旅費のことについて、ママも仲間で話し込む。
話に加わらなくても加わっても誰も気にしない。
大瓶をぐいぐい飲むうちに「過ごしたい」という気分になってくる。
過ごして酔っぱらいたい、べつに憂さを晴らすとかなんだとかではなくて、この店の空気が僕にぴったりだから、そのままここに沈没したいような気分。
僕にはこういう店が合っているのだな。

やっぱり月がウマく写らない。
Ciao saheiziさん
ふふふ、その感じわかります
私も時々 あんなもんが美味しいのかいー!?と言いたくなります
日本で並んでまで買う って言う自由が丘のチーズタルト を、ジュンコさんに食べさせたいとお嫁さんがわざわざ買って来てくれた。けど
全然美味しくない
流石に美味しくないとは言えなかったけど、美味しいとも言えませんでした
きっと私もこの柚むらは好きじゃないと思います
妙にかしこまって気取ってるのは 性に合いません
私もふくちゃんに一票 笑
なんとかけいさん、彼の評価を見ていると 日本人の人々の風見鶏状態がよくわかります
私には、鼻から胡散臭かったけど、当初はなんとか王子とか言っちゃって大騒ぎ でボロが出始めると 口を揃えて今度はボロクソ
いつもの事で笑います
しかしながら 公費で皇室のお嬢さんの失態を島流しならぬアメリカ流し
皇室の尻拭い
所詮皇室なんてこんな事しか出来ないんですよね
なんでまだ維持しなきゃいけないのだろう
次の天皇になったら、なおさら維持したくない
こうして 「くだらない」ものを持ち上げて 困ってる庶民をさし置き 予算を使う
あーあー嫌な国だな
ふふふ、その感じわかります
私も時々 あんなもんが美味しいのかいー!?と言いたくなります
日本で並んでまで買う って言う自由が丘のチーズタルト を、ジュンコさんに食べさせたいとお嫁さんがわざわざ買って来てくれた。けど
全然美味しくない
流石に美味しくないとは言えなかったけど、美味しいとも言えませんでした
きっと私もこの柚むらは好きじゃないと思います
妙にかしこまって気取ってるのは 性に合いません
私もふくちゃんに一票 笑
なんとかけいさん、彼の評価を見ていると 日本人の人々の風見鶏状態がよくわかります
私には、鼻から胡散臭かったけど、当初はなんとか王子とか言っちゃって大騒ぎ でボロが出始めると 口を揃えて今度はボロクソ
いつもの事で笑います
しかしながら 公費で皇室のお嬢さんの失態を島流しならぬアメリカ流し
皇室の尻拭い
所詮皇室なんてこんな事しか出来ないんですよね
なんでまだ維持しなきゃいけないのだろう
次の天皇になったら、なおさら維持したくない
こうして 「くだらない」ものを持ち上げて 困ってる庶民をさし置き 予算を使う
あーあー嫌な国だな
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> cocomeritaさん、そう思うと皇室のことには関心ないと言ってすませるわけにもいかないかな。
いい子ちゃんしていましょうね ♡♡♡
> jarippeさん、不良老人になりたいときも(けつこう)あるんですね。とくに最近。
> hiromama2015さん、怒る!分かります。私もまだときどき左目がぼやけるときがあつてそのときは怒っています。
でももうアルコールを控えることは止めました。
でももうアルコールを控えることは止めました。
> pallet-sorairoさん、ありがとう。
今日もよくみます。
今日もよくみます。

カモの親子は、立ち止まる足音でsaheiziさんを聞き分けて
いるかもしれないわ 草の処に早く行けるといいですね
世界の不正論文TOP10の半数以上が日本人の記事をみました
議員だけじゃないようですね もー 総とっかえしないと!
(サイエンス誌があぶり出す「医学研究不正大国」ニッポン」)
いるかもしれないわ 草の処に早く行けるといいですね
世界の不正論文TOP10の半数以上が日本人の記事をみました
議員だけじゃないようですね もー 総とっかえしないと!
(サイエンス誌があぶり出す「医学研究不正大国」ニッポン」)

私も「ふくちゃん」系が、いいです。
> j-garden-hirasatoさん、かつての自分が(少しだけ)蘇りました^^。
> 福さん、Ck出来合いを温めて出すようなチエーンでない店の多くはそれなりのコンセプトで準備をするから大変ですね。仕入れ、メニュー作り、清掃、下ごしらえ、、客は氷山の一角しか見ないけど。
> ikuohasegawaさん、私は毎日だとちょっと、、食べるものが、、贅沢になってしまったなあ。
心地よいお店ってあるのでしょうね。
かしこまって、食べ物の量が上品過ぎるのは私もだめ。
父の妹(私の叔母)のご主人が我が家に来るとビールの緒瓶を一人で5本も飲む人だったのですが、キリンでなければだめだと言い張って母が酒屋に配達の電話をしていたのを覚えています。
子どもながらに面倒な客だな~と思っていました。
麦酒は冷たくて美味しいお通しが出ればみんな美味しいのに・・・・。
ふくちゃんと言うお店の名前いいなあ~。
かしこまって、食べ物の量が上品過ぎるのは私もだめ。
父の妹(私の叔母)のご主人が我が家に来るとビールの緒瓶を一人で5本も飲む人だったのですが、キリンでなければだめだと言い張って母が酒屋に配達の電話をしていたのを覚えています。
子どもながらに面倒な客だな~と思っていました。
麦酒は冷たくて美味しいお通しが出ればみんな美味しいのに・・・・。
ふくちゃんと言うお店の名前いいなあ~。
> hanamomo08さん、私もふだんはエビス、しっかり泡立てて継ぎ足し禁止なんてうるさいことを言って嫌われています(若いころは晩酌で大瓶5本でした)。
そういう、こうでなくてはなんて偉そうにいうのが憚られるような世界、落語で江戸の若者たちがわいわいやっているところに顔を出した若旦那がバカにされるような(若旦那だって^^)感じがする店です。
小沢一郎がときどき一人で来るそうです。
ママ、というよりおばさんがふくちゃんのように真ん丸な顔をしてます。
そういう、こうでなくてはなんて偉そうにいうのが憚られるような世界、落語で江戸の若者たちがわいわいやっているところに顔を出した若旦那がバカにされるような(若旦那だって^^)感じがする店です。
小沢一郎がときどき一人で来るそうです。
ママ、というよりおばさんがふくちゃんのように真ん丸な顔をしてます。
by saheizi-inokori
| 2018-08-23 11:47
| 気になる店・ひと皿
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Comments(18)