信じられない!?小田周二「524人の命乞い 日航123便乗客乗員怪死の謎」
2018年 08月 18日
洗濯物を干してしまって、茶碗を洗ってしまって、あとはパソコンの前でブログを見て書いて、ベッドに寝転がって本を読む、ただそれだけの一日なのに埃は積もる。
ホコリ高き男なのだ。
毎年、今頃になると必ず御巣鷹山に登って慰霊碑の前で涙を流す遺族の様子を報道する、世界航空史最大最悪の日航123便墜落事故。
この事故の原因がいまだに不明、したがって責任者も特定されていないのだ。
事故調の報告した機体後部の圧力隔壁破壊(ボーイング社の修理ミスに起因)が原因とする説は検察当局によって明確に否定されたまま、奇跡的に生還した人たちの証言も機内から与圧空気が噴出したことに否定的であり、識者の多くも批判的だ。
本書の著者は、事故で子供二人と親戚を失った、大阪大学工学部出身の技術屋、当局の発表(発表されない多くの事象)に疑問を抱き、30年間真実を追及して、2015年に「日航機墜落事故 真実と真相」(文芸社)を発表した。
それが大部の技術的記述が多いので、改めて一般読者に判りやすいようにと本書を上梓した。
飛行機が尾翼に損傷を受け安定飛行ができなくなった原因は、自衛隊の無人標的機が誤って衝突したからだという。
時の総理大臣(自衛隊最高指揮官)は中曽根康弘、くしくも彼は71年に起きた自衛隊機とANA機の衝突大惨事に際し、防衛大臣としての責任をわずか一か月前の内閣改造によって免れている。
自衛隊上層部と中曽根は保身のために事故の真因を徹底的に隠ぺいしようとする。
これだけの事故を根っこからそっくり嘘で塗り固めようとしたら、ちょっとして口裏あわせで何とかなるというもんじゃない。
せっかくベテランの機長たちが横田基地に不時着しようとしていたのを米軍に働きかけて拒否させ、川上村のキャベツ畑につっこませようとする。
それさえうまくいかないと御巣鷹山でミサイルで撃墜するのだ。
誰よりも早く現地に人を派遣して無人標的機の部品を回収し、目撃者を抹殺する。
遺された(公表された)記録、目撃者の証言などを元に事故発生から墜落までのコックピットの会話・通話や乗客の様子などをリアルに記述、当局の公式発表との矛盾点が次々明らかになる。
墜落地点を早い時点で把握していながら、故意にちがう場所を公表し、遺族の乗ったバスを無駄に走らせ、アメリカ兵が救助しようとするのを拒否する(彼は10年後に公表)。
現地を「発見」、救助の手を差し伸べるのが異常に遅くなる。
メデイアの多くも、自衛隊や警察発表などの異常に気付きながら(一部記事にもしている)圧力をかけて沈黙を強いる。
当局発表の「事実」とは数多くの矛盾があることが理解できる。
政府・自衛隊が真実を隠蔽し虚偽の発表をすることも、ありうると思う。
しかし、自衛隊が生きている乗客を毒ガスで殺し火炎放射器で焼き尽くした、事情を知らずに早く救助に駆けつけようとする自衛隊員を銃殺した、、となると、まさか、いくらなんでもそこまでやるか、そんなことまでしたら秘密を保つことができないのじゃないか、当時の防衛大臣は加藤紘一だがあいつもそんなことを知っていて黙っていたとは信じられない、、などと信ぴょう性に疑いをもつ。
問題は、当局や日航が筆者たちの(他にも同じ疑いを持つ著作がある)疑問に真正面から答えようとしていないようにみえることだ。
墜落原因(それまでダッチロールなどせずに32分も飛び続けた飛行機が、なぜ御巣鷹山で突然大きく揺れて下降したのか)にひとことも触れていない当局、海中捜索をして部品回収をしようともしない当局、やはりなんかあると疑わざるを得ない。
文芸社
事実であることが明らかになれば革命が起きても可笑しくないですね。
甘酒シャーベットに白ワインを少し垂らして食べたらどうかしら、などと言ったノンベイがいます。それも美味しいかも。
カミサンはやつとシャーベットを口にできるようになりました。ワインはまだ先のことかな。
この日航機の墜落原因にもビックリ仰天です。
私なら頭隠して尻隠さずになるけれど、今は世を支配する人たち?みんな隠ぺいが上手過ぎる。隠そうとばかりする。
僅か10Kmの横田基地側は、機長の要請に着陸許可と返答。
その後急に通信が切られて13回もコールした記録が残ると。
何が、着陸を阻んだのでしょう。 日本側への機長の
「このままでお願いします」の交信が悲し過ぎます。
いくら何でも、
ミサイルで撃墜とか、
生きている乗客を毒ガスで殺し火炎放射器で焼き尽くした、
それはないでしょう。
まともな神経の人が書くこととは思えません。
今ごろになってこういう本が出てくるのも不自然です。
それとも「まさか、そこまで」と思う私がウブなのかなあ。