トーストに納豆をのせて 柚月裕子『臨床真理」
2018年 06月 25日
点眼の5分間隔が長くて、一週間が飛ぶように過ぎて、一日が長い。
5時に起きて一仕事して散歩に出ると7時だというのに陽射しがきつい。
これが夜の7時まで続くのだ。
食器を洗う水の冷たさが気持ちいい。
もう少しすると、生ぬるく感じるようになるのだ。
目の調子が良くないと、本を読むことに集中しにくい。
いい加減な本ならいい加減に読めるかと思って読んでみるが、いい加減な本はあまり面白くない。
映画「孤狼の血」の原作者であることに敬意を表して、図書館の棚から手に取ってきたミステリ、止めよう止めようと思いつつ、読んでしまった、ご免よ、目。
人の言葉が色になって見え、たとえば赤や黒は嘘をついていることがわかるという青年。
愛した失語症の娘がリストカットして運ばれる救急車に乗り込んで、少女は自殺ではなくて殺されたのだ、と叫び暴れる(とばっちりで救急救命士や運転士が死傷する)。
女性主人公は臨床心理士として、青年の担当となる。
さいしょは信じられなかった青年の言葉だったが、青年を救いたい一心で友人の警察官の力も借りて調査すると不審なことがいろいろ解ってくる。
若書きだから、くどい描写がめだち、途中からストーリーの先が読めてしまい、解決に向けてのサスペンスも冗長(ナンセンスなセクシャル描写もあったり)だし、ご都合主義も気になる。
それでも2008年の「このミステリがすごい!」大賞を受賞している。
これが出世作だろう。
大賞は別の作家と二人受賞、賞金1200万円を分け合った。
誰か知らないが彼女を強く推す人もいて、そのことが今の売れっ子作家への道を開いてくれた、よかったね。
きのうの昼飯、カリカリに焼いたパンに賞味期限を過ぎた納豆と、バターを贅沢に乗せてかぶりつく。
けっして人様にお出しするような代物ではないけれど、うまかった。
空さんのブログに月の写真が載っていて、ああ、さいきんは月も見なくなっている、と茨木のり子的自省をしたので夜、ベランダに出てみた。
目の調子も歯の(口の中の)調子もよくないからスマホもどこかピンボケのようだ。
5時に起きて一仕事して散歩に出ると7時だというのに陽射しがきつい。
これが夜の7時まで続くのだ。
食器を洗う水の冷たさが気持ちいい。
もう少しすると、生ぬるく感じるようになるのだ。
いい加減な本ならいい加減に読めるかと思って読んでみるが、いい加減な本はあまり面白くない。
映画「孤狼の血」の原作者であることに敬意を表して、図書館の棚から手に取ってきたミステリ、止めよう止めようと思いつつ、読んでしまった、ご免よ、目。
愛した失語症の娘がリストカットして運ばれる救急車に乗り込んで、少女は自殺ではなくて殺されたのだ、と叫び暴れる(とばっちりで救急救命士や運転士が死傷する)。
女性主人公は臨床心理士として、青年の担当となる。
さいしょは信じられなかった青年の言葉だったが、青年を救いたい一心で友人の警察官の力も借りて調査すると不審なことがいろいろ解ってくる。
若書きだから、くどい描写がめだち、途中からストーリーの先が読めてしまい、解決に向けてのサスペンスも冗長(ナンセンスなセクシャル描写もあったり)だし、ご都合主義も気になる。
それでも2008年の「このミステリがすごい!」大賞を受賞している。
これが出世作だろう。
大賞は別の作家と二人受賞、賞金1200万円を分け合った。
誰か知らないが彼女を強く推す人もいて、そのことが今の売れっ子作家への道を開いてくれた、よかったね。
けっして人様にお出しするような代物ではないけれど、うまかった。
目の調子も歯の(口の中の)調子もよくないからスマホもどこかピンボケのようだ。
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福
at 2018-06-25 20:10
x
私が子供のころ一時期、亡父が朝トーストでした。理由を家族に問うても、わからないといいます。トースターと白い皿、こぼれるパンのかす・・・
目玉焼きなぞつけなかったと家族は言います、そんな時代でした。
目玉焼きなぞつけなかったと家族は言います、そんな時代でした。
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saheizi-inokori at 2018-06-25 23:55
我が子供の頃はパン食はなんかしやれた特別な感じがしました。パンもマーガリンもまずいものでしたが。頂き物の紅茶も砂糖をいれればうまかったのです。西ノ宮に住んでいた祖父は朝鮮で贅沢をしてパージになつたのに朝は焼きたての食パンをほんもののバターとジャージー牛乳のミルクティーを用意させていました。夏休みなどに遊びにいつてご相伴するのがうれしかつたです。
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j-garden-hirasato at 2018-06-26 06:40
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saheizi-inokori at 2018-06-26 07:35
> j-garden-hirasatoさん、今を去ること半世紀の昔、東京板橋あたりの居酒屋で冷奴に納豆を乗せるつまみを流行らせた元祖は不肖ではないかとと、エヘン。
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hanamomo08 at 2018-06-26 10:09
柚月さんのエッセイを読む限りでは、このような本を書く人とはちょっと想像出来ませんが、なるほどと思いました。
600万ずつ分けたのですね。すごいな~。
納豆トースト美味しそうです。
かりっと焼いた方が美味しそうですね。
納豆は食べる前に常温で20分くらいたったほうが体にいそうです。そして賞味期限なんてあってないようなものだそうです。
>ご免よ、目
お大事にね。
600万ずつ分けたのですね。すごいな~。
納豆トースト美味しそうです。
かりっと焼いた方が美味しそうですね。
納豆は食べる前に常温で20分くらいたったほうが体にいそうです。そして賞味期限なんてあってないようなものだそうです。
>ご免よ、目
お大事にね。
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saheizi-inokori at 2018-06-26 13:25
> hanamomo08さん、3日過ぎていましたか、なんともありません。あれは販売促進のためかな。
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unburro at 2018-06-26 16:33
音や声に、色が見えるっていうのは
共感覚っていうアレですね。
私もピアノの音などを色で感じることはあります。
そういえば、真っ赤な嘘とは言いますね。
赤い嘘と黒い嘘は、良い嘘と悪い嘘なのでしょうか?
共感覚っていうアレですね。
私もピアノの音などを色で感じることはあります。
そういえば、真っ赤な嘘とは言いますね。
赤い嘘と黒い嘘は、良い嘘と悪い嘘なのでしょうか?
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saheizi-inokori at 2018-06-26 17:34
> unburroさん、頭が真っ白になつたり、どす黒い怒りがこみ上げたり、黄色い声を張り上げたり、ほかにもありそう、これも共感覚なのでしようか。
ピアノの音が色で感じられる、私はありませんが、そういう人は多いのかなあ。
ピアノの音が色で感じられる、私はありませんが、そういう人は多いのかなあ。
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k_hankichi at 2018-06-26 19:01
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saheizi-inokori at 2018-06-26 20:54
> k_hankichiさん、北海道!じやがバターですか。
ジャムだけはダメでしようね。
ジャムだけはダメでしようね。
by saheizi-inokori
| 2018-06-25 11:04
| 今週の1冊、又は2・3冊
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