さよなら落語研究会
2018年 03月 31日
第597回落語研究会、今日が会員として聴く最後の会だ。
2007年6月に会員のIさんに欠席会員のキップをまわしてもらって、これが名にしおう名門落語会か、とちょっとした高ぶりを感じて国立劇場の席にすわった。
落語といえば、末廣亭や鈴本などの常設の寄席に、仕事をさぼって、そう、年に1.2度行くくらい、ホール落語という存在があることは知っていたが、入ったことも切符の取り方も知らなかった。
(千鳥が淵)
面白い中華料理を食わせるからと、Oさんを誘って、そこにIさんも参加して、その時の話題が三響会、新橋演舞場の二階席からみた能の玄塚が(同じ演目の歌舞伎より)気に入って、それからIさんの手引きで友枝昭世などを続けざまに見て、そのときの「居残り会」(今の落語メンバーとは違う)でIさんに、今面白い落語家を次から次へと教えらて、そのうち気がついたら落語研究会にも入会して毎月勤勉に通ってきた。
OさんもIさんも、何も知らない僕の先に立って、手に入りがたい切符を手品のように取ってみせて、我が隠居生活の生き甲斐ともいうべき楽しみの手ほどきをしてくださった。
僕は迷子にならないように上着の裾をつかんで離さなかった。
一時は落語を週に二三度いくことも珍しくなかった。
さいきんは文楽の面白さに目がひらかれ、あんなもん金持ちの遊びだと敬遠していた歌舞伎にも時々ちょっかいを出し、能に行く回数が増えて、相対的に落語の頻度が減り、あまつさえ落語研究会出演メンバーの人選がいまいちで、欠席したり途中退席することもあった。
そんなこんなで、わが隠居生活の月課ともなっていた落語研究会を退会する決意(オーバーだね、どうも)をしたのであった。
昨日は九段下まで行って千鳥が淵を歩いて、銭湯に入り身を浄めて、10年間お世話になった落語研究会に別れを告げた。
落語研究会よありがとう。
IさんOさん、みなさんありがとう。
とはいえ、まだまだお世話になるはず、これからもよろしくね。
きのうの落語研究会の報告は日を改めて。
2007年6月に会員のIさんに欠席会員のキップをまわしてもらって、これが名にしおう名門落語会か、とちょっとした高ぶりを感じて国立劇場の席にすわった。
落語といえば、末廣亭や鈴本などの常設の寄席に、仕事をさぼって、そう、年に1.2度行くくらい、ホール落語という存在があることは知っていたが、入ったことも切符の取り方も知らなかった。
面白い中華料理を食わせるからと、Oさんを誘って、そこにIさんも参加して、その時の話題が三響会、新橋演舞場の二階席からみた能の玄塚が(同じ演目の歌舞伎より)気に入って、それからIさんの手引きで友枝昭世などを続けざまに見て、そのときの「居残り会」(今の落語メンバーとは違う)でIさんに、今面白い落語家を次から次へと教えらて、そのうち気がついたら落語研究会にも入会して毎月勤勉に通ってきた。
僕は迷子にならないように上着の裾をつかんで離さなかった。
さいきんは文楽の面白さに目がひらかれ、あんなもん金持ちの遊びだと敬遠していた歌舞伎にも時々ちょっかいを出し、能に行く回数が増えて、相対的に落語の頻度が減り、あまつさえ落語研究会出演メンバーの人選がいまいちで、欠席したり途中退席することもあった。
そんなこんなで、わが隠居生活の月課ともなっていた落語研究会を退会する決意(オーバーだね、どうも)をしたのであった。
IさんOさん、みなさんありがとう。
とはいえ、まだまだお世話になるはず、これからもよろしくね。
きのうの落語研究会の報告は日を改めて。
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ginsuisen
at 2018-03-31 09:48
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まだまだ隠居の隠居には早いですよ~。きっとうずうず行きたくなるのではないでしょうか。
このところ、お金と時間がないで、お能もお休みしております。
見習って、隠居になったら、安い席を探していこうかとおもっていますが・・はてさて、それまでに隠居できるかなと思う、アラセブンのОさんでした。
元気で行きましょう!
このところ、お金と時間がないで、お能もお休みしております。
見習って、隠居になったら、安い席を探していこうかとおもっていますが・・はてさて、それまでに隠居できるかなと思う、アラセブンのОさんでした。
元気で行きましょう!
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蛸
at 2018-03-31 22:23
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新たな一歩が・・・・、
負けられまへんなぁ〜
負けられまへんなぁ〜
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ginsuisen
at 2018-03-31 22:53
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追記でーす)懐かしい思い出を読ませていただきながら、走馬燈のように。三響会の、あの黒塚。能と歌舞伎をコラボ。若い亀井兄弟の若さがはじけてましたね。2階席から乗り出してみましたっけ。それから幸弘君にめざめてくださった。広忠君にも。能は、まず、失礼ながら年齢も年齢ですから、やみくもに見てももったいないので、一番いい方を見てくださいと、友枝さんに誘いました。宮島にもご一緒させちゃって・・そして、どんどん勉強されて・・私たちも落語に誘っていただいて・・いやー、忙しかったのに、みんなパワーありましたね。でも、まだまだ、これからですよー。がんばりましょう!
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j-garden-hirasato at 2018-04-01 06:09
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sheri-sheri at 2018-04-01 17:16
素敵な人生でしたね。そしてこれからも楽しみがいっぱい。風景は変わって移行していくのもまた自然な流れではないでしょうか。ご自分の感性を大切に。千鳥が淵などの何とも言えない美しいお写真を拝見していると東京に住みたくなりました。
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saheizi-inokori at 2018-04-01 21:19
> ginsuisenさん、つい昨日のことのようですが、かれこれ12年も経っているのですね。
能にうまいものにとよく遊びましたね。
今、色々楽しめるのもあの頃の御指南があったればこそと感謝しています。
おっしゃる通り、まだまだ引きこもり隠居にはなりませんよ。
能にうまいものにとよく遊びましたね。
今、色々楽しめるのもあの頃の御指南があったればこそと感謝しています。
おっしゃる通り、まだまだ引きこもり隠居にはなりませんよ。
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saheizi-inokori at 2018-04-01 21:19
> 蛸さん、負けてなるものですか^^。
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saheizi-inokori at 2018-04-01 21:22
> j-garden-hirasatoさん、年度ごとに一年分の会費を払い込むのです。
一度払ってしまうと欠席しても戻ってこない。
それで、退会して、その会費分で他の落語や能・文楽などを楽しもうという魂胆です。
一度払ってしまうと欠席しても戻ってこない。
それで、退会して、その会費分で他の落語や能・文楽などを楽しもうという魂胆です。
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saheizi-inokori at 2018-04-01 21:30
> sheri-sheriさん、東京に住む以上はそのメリットをできるだけ享受しようと思っています。
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ikuohasegawa at 2018-04-03 04:45
落語研究会って会員制でしたか。それも知りませんでした。
それにしても12年間ですか・・・。
それにしても12年間ですか・・・。
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saheizi-inokori at 2018-04-03 09:14
by saheizi-inokori
| 2018-03-31 09:02
| 落語・寄席
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Comments(11)