桜も民主主義も E・レナード「オンブレ」
2018年 03月 30日
ああ、それなのにそれなのに、空にゃアドバルンじゃなくて、花はずいぶん少なくなって葉っぱも見え始めているのに、花吹雪がない。
風がなくとも散る、あのほろほろがないじゃないか。
俺の頭と同じ、スカスカなのだ。
サガワという怪物をみた。
日本アベノセイダーズ・ファシズムを体現する新官僚だ。
あれならロボットAIの方がはるかにましだ。
日本の花、桜が貧相になってしまったように、日本の民主主義もいまや花も実もない虚木になりつつあるようだ。
前に紹介した、エルモア・レナード「オンブレ」を、今朝の朝日・文芸時評で逢坂剛が取り上げている。
原作そのものよりも、村上春樹の翻訳について、「かなり凝った言い回し」を「いかにこなれた日本語に転換するか、というところに意欲をそそられたに違いない」「この訳業によつて、西部小説に新たな光が当てられるならば、評者としても望外の喜びだ」と書いている。
併載の「三時十分発ユマ行き」の主人公・保安官補(映画ではグレン・フォ―ドやラッセル・クロウが演じた)は、凶悪犯をたった一人でユマ刑務所に護送するのだが、とちゅうで列車に乗り換えるときに六人の悪党仲間に襲われる。
町の者は支援しない。
囚人は保安官補に月収のことを尋ね、その安さに引き換え命のリスクが大きいことを指摘して買収しようとする。
保安官補は残してきた妻と幼い子供たちの姿を思い浮かべ恐怖に慄く。
金が欲しくて保安官補になったのだ。
が、みごと悪党を二人撃ち倒し、走り出した列車に囚人と共に飛び乗る。
キッド(囚人)は数分間、その保安官補の姿をまじまじと見ていた。そしてようやく言った、「参ったね、あんたは間違いなく百五十ドルぶんの仕事をしているよ。」サガワ君、君はいくらもらっていたんだね?
キッドの言ったことはスキャレン(保安官補)にも聞こえた。しかし列車の車輪の鉄のリズムと、自らの息づかいが、彼のこめかみの奥で大きな音を立てていた。身体からすべての力が抜け落ちてしまったようだった。それでも彼はジム・キッドに向かって微笑まないわけには行かなかった。彼自身、それとだいたい同じことを考えていたのだ。
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jarippe at 2018-03-30 13:24
saheiziさんの行かれるところはみんな幸せ満開ですね
saheiziさんの周りの方々も一緒に幸せ満開ですね
佐川さん ビックリするやらガッカリするやら情けないやら
死ぬまで一緒でしょうか
saheiziさんの周りの方々も一緒に幸せ満開ですね
佐川さん ビックリするやらガッカリするやら情けないやら
死ぬまで一緒でしょうか
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そらぽん
at 2018-03-30 17:27
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微笑むスキャレン。。。と
「サガワよ全て吐き出し 前川さんのところに相談に行け~~。」
あったかい天の声も聞こえなくなった愚者。
アベノセイダー。 アベノセイダー
改ざんデーターで、早速「働き方悪法」を通過させるとか
蛮刀は、アベの頭上にこそ降り下ろせ!!
「サガワよ全て吐き出し 前川さんのところに相談に行け~~。」
あったかい天の声も聞こえなくなった愚者。
アベノセイダー。 アベノセイダー
改ざんデーターで、早速「働き方悪法」を通過させるとか
蛮刀は、アベの頭上にこそ降り下ろせ!!
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sheri-sheri at 2018-03-30 17:32
いつも素敵な風景やサンチちゃん、街角の情景など、心に残る素敵なお写真です。ありがとうございます。佐川って人、なんか宇宙人にみえます。頭の中どうなってるんでしょうか。さっぱり理解不能です。
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saheizi-inokori at 2018-03-31 00:05
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saheizi-inokori at 2018-03-31 00:07
> そらぽんさん、考えてみればアベより優秀で力もあったはずのサガワの方が悪いかもしれないですね。
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saheizi-inokori at 2018-03-31 00:10
> sheri-sheriさん、サガワのような怪人類が跳梁跋扈している東京、せめて少しでも心休まる光景を探したいと思っています。
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j-garden-hirasato at 2018-03-31 07:18
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saheizi-inokori at 2018-03-31 07:37
> j-garden-hirasatoさん、ひどいでしょう、スカスカ、がっかりです。
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sheri-sheri at 2018-04-01 17:19
地方でも、桜や椿、ビシバシ伐採、街路樹の姿は無残な有様です。
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saheizi-inokori at 2018-04-01 21:32
by saheizi-inokori
| 2018-03-30 12:00
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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Comments(10)