時よ止まれ

サエの高校合格を祝って家族の集い。
サエは一人で先に長谷川町子美術館を見て、こちらに向かうところで、買い物に出た僕と遭遇、じゃあ、ちょっと一緒に散歩しよう。
呑川緑道を進学後のことなど話しながら歩いていると、目黒あたりの車中・タイキから電話で、「駒沢にプライムスタバってある？行ってみたい」。
それじゃあ、俺も付き合うよ、とサエと駒沢公園に向かう。
ふたりでオリンピックギャラリーを見ていると「ついたよ」というライン。
サエは初スタバ、爺と孫と、嬉しいスタバ（僕はそのあとがあるからチャイにした）。
１２人全員が揃うのは久しぶり、昔は大きく見えたテーブルが小さくなって、もう一つテーブルを足してなんとか座れた。
いつものことながら長女の旦那が手巻き寿司の材料などを仕入れてきてきれいに盛り付ける。
カミさんはサラダ二種（春菊とルッコラ）、スモークサーモンと人参ラテ、スモーク鴨、チーズ盛り合わせ、生ハムのオレンジ和え、ポテトとサーモンとほうれん草のグラタン、厚揚げと新筍の煎り酒煮、など。
二つのテーブルに載せきれないほどのご馳走をみて、みんな歓声をあげる。
こんなに食えるのか、といつも思う。
ビール、酒、ワイン、まあよく飲みよく食うこと。
サエの抱負、長男（サエの父）が４月に転勤になるので、それについてもいろいろ話が弾む。
心配なことも多々あるけれどもう僕の手には負えないのだ。
ひたすら健康を祈るのみ。
（グラタン）
山盛りのサラダやなんやらの皿が片付いたころ、パパシエフお得意のクラウンラムが登場、またもや大歓声。
サンチははあちゃんにべったりだ。
子供たち同士の話が盛り上がっている。
目の前の料理を平らげるとこちらのもかっさらっていく。
いつまでも続けたいこの集い、そうはいかないだろう、いかないだろうから、ますます愛しいこのひととき。
ピンポン玉くらいに大きなイチゴ（あまおう）とケーキを食べて（僕はパス）、集合写真も撮ってお名残惜しいけれど、もう１０時半、明日は仕事や学校だ。
じゃあ、またね、元気でがんばれよ。