大倉山で梅を観た

古今集、見驚、月影、白加賀、、さてなんの名前でしょう。
白加賀ってのは国立劇場にもあったかな。
野梅と書いて「ヤバイ」と読む、香りの強い梅、これが一番目についた横浜の大倉山公園の梅林だ。
ｔｏｎａさんのブログに惹かれて出かけた。
いつもの散歩を少し延長すればいいような距離なのに初めて来た。
製紙業で財をなした大倉邦彦が、長野宇平治の設計で建てた記念館にもちょっと寄っていく。
子供連れや犬の散歩、観光地ではない梅林ののどかな昼下がり。
思いついて熱海の梅林に行ったのは何年前だったか、我が家から熱海とここと、その距離の差だけ僕の活動範囲が狭まったようだ。
撮った写真をみんな載せたいけれど、スマホの写真は眼で見るほど違いが分からない。
「緑萼梅（りょくがくばい）」なんてのもきれいだったけど。
あきらめて、このくらいにしておこう。
駅前通りをぶらぶらしているうちに、３０年近く前に来たことを思い出した。
なにかファミリ―レストランの視察だったような気がするが、何という店だったか忘れた。
それらしき店もないなあ。
文房具やで、ポストイットと小さなノートを手に入れる。
帰りのバスで、ぼくと同じくらいの年恰好の女性から席を譲られた。
梅見が似あう隠居の雰囲気だったのかも。

さあ、これから確定申告、医療費控除をやらなくちゃ。
昨日やるつもりだったけれど、梅の香りに負けたのだった。