いよっ!中村屋 勘三郎に泣く シネマ歌舞伎「め組の喧嘩」
2017年 11月 26日
亡くなる半年前、浅草中村座での初役熱演を撮ったシネマ歌舞伎。
女房と幼子を叱りながらも見せる何とも言えないやさしさ。
スクリーンで見ていても、親分と慕って後を追いたくなる不思議なオーラを感じる。
「やっつけろっ!」辰五郎・勘三郎の甲高い下知、纏と梯子を先頭にめ組が喚声を上げて駆けだす。
相撲取り連中が迎え撃ち、客席にも乱入、場内狭しと暴れまわり、梯子を駆け上がる。
忠臣蔵の陰鬱とは大違い、理屈も何もないあっけらかんとした意地と意地、力のぶつかり合いだ。
さいごに舞台奥の戸が開き、三社祭の神輿が地元の人たちに担がれて入ってくる。
それを見る勘三郎の目の輝き。
ストレートな筋書きの爽快な結末に涙が滲み、このあと勘三郎を待つ悲劇を想えば滴となる。
隣りのおばさんは啜り上げていた。
もてるのも宜るかな。
もっとも今だと不倫だなんだとうるさいのかな。
タマビの銀杏のしたで男女の学生二人がバドミントンに興じていました。
しかも割引で1500円、来月も行こうかと思います。
彼が亡くなった時は 本当に残念でした。57歳なんて 若すぎる、、、粋でした。。。こんなシネマがあるのなら 是非みたいです!、、、