一ノ木街道を歩いた
2017年 09月 26日
「いいでの湯」から散歩していたら、飯豊山登山口にある喜多方市一ノ木集落を「見つけた」。 一本の道を挟んで80軒ほどの家、その多くが宿であつたような、それぞれの家紋を屋根の棟に刻んだどっしりして、さればとていたずらに豪勢でエラソーというのではない。
たまに人に会うと町の来歴やかつての賑わいのことなどをいつまでも話してくれる。 そうそう、このまちを語るならば町に沿って流れる阿賀川のことは欠かせない。 町の人が、ここも大内宿のように整備保存して観光地にしようという話もあつたけど、と残念そうに言ったけど、そんなふうにならなくてよかったと思ったのは僕のワガママかもしれない。夢のなかのような、時間が止まったようなこの町の佇まいが惜しいのだ。
かつてはこの山に登ることで一人前の男と認められたから、小学生の団体なども泊まったと町の人が話してくれた。
その道の突き当たりにある小さな薬師堂の階段にすわつて眺めていると映画のセットをみるようなのだ。
トンボが無数に飛び交い、蝶がひらひら、どの家も花で迎える。
今は閉校になつた小学校に通っていた子供たちの最高の遊び場だったろう。
昨日の午後に一人で発見して、今日は皆さんを案内、たっぷり楽しんだ。
静かな静かな町なみ。
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jarippe at 2017-09-26 15:17
秋の旅にピッタリですねー いい風情です
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stanislowski at 2017-09-26 16:48
福島!というだけでそれだけで肩入れしてしまいます~。
私もそば食いたい。
私もそば食いたい。
「・・・そんなふうにならなくてよかった・・・」と私も思います。
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haru_rara at 2017-09-26 20:26
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saheizi-inokori at 2017-09-26 21:20
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saheizi-inokori at 2017-09-26 21:23
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saheizi-inokori at 2017-09-26 21:24
> テイク25さん、都会に住む者のエゴもあるのかも知れませんがね。
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saheizi-inokori at 2017-09-26 21:25
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ikuohasegawa at 2017-09-27 05:20
観光地ばかりを点と点で訪れている自分は、こういう街を見落としてきたのですね。
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j-garden-hirasato at 2017-09-27 06:44
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saheizi-inokori at 2017-09-27 09:39
> ikuohasegawaさん、点と点、その点のなかに広がる隠されていた何かを見るのが楽しいです。
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saheizi-inokori at 2017-09-27 09:41
> j-garden-hirasatoさん、昨日お話ししたお父さんもふだんは別の家に住んでいて休みの日に庭の手入れに来るのだそうです。
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hanamomo08 at 2017-09-27 09:55
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saheizi-inokori at 2017-09-27 21:33
> hanamomo08さん、目の前を歓声をあげて走って行く子がいたようでした。
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tona
at 2017-09-28 21:03
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地図で飯豊山と一ツ木を見つけました。
随分奥の方にいらっしゃったのですね。
交通手段は何ですか?レンタルカー?
いい景色ですね!
阿賀野川を旅する番組をビデオのいれていたのを今日見たのですが、あの辺りもいいところですね。
随分奥の方にいらっしゃったのですね。
交通手段は何ですか?レンタルカー?
いい景色ですね!
阿賀野川を旅する番組をビデオのいれていたのを今日見たのですが、あの辺りもいいところですね。
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saheizi-inokori at 2017-09-29 10:04
by saheizi-inokori
| 2017-09-26 11:15
| こんなところがあったよ
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Comments(16)