ぼくが佐平次なんです こまつ座「イヌの仇討ち」
2017年 07月 22日
そのあと二子玉川に用事があるのでバスを使おうと環八に出たが、ちゃんと調べないで行ったものだから、バスの便がないことを知らなかった。
3時、燃える太陽光線を遮るもののない道を、タクシーも通らないから自棄になって歩いた。
ぶっ倒れてペースメーカーだけがちゃんと動いているのってシュールだな、28年前に亡くなったダリの遺体からDNA鑑定をするというニュースもシュールだけれど。
空しく消えて魂は国へ帰ったポケットに時計ばかりがコチコチと動いているのも情けなやなんてね(軍歌・「戦友」から)。
飲み物のペットボトルが転がっている。
近くの店二軒の店員に知らせたが、一人は「ええ、さっきから」なんていい加減な返事をする。
荷物を受け取った後、通ったら何ごともないように椅子だけがあった。
持って行ったお茶を飲んでしまったので水を自販機で買ったら500円コインに50円玉4つ、10円玉10個、100円玉1個のお釣りが出てくる。
460円の銭湯料金を小銭で払って、やっと財布のなかがさっぱりしたと思ったのに。
いつもなら歩く距離だが、地下鉄一駅を利用、新宿三丁目から紀伊国屋サザンシアターへ。
赤穂浪士が討ち入った吉良邸の炭焼き小屋に避難した吉良上野介とその側近たち及び上様から下し置かれたお犬様一匹が過ごす2時間が描かれる。
松の廊下の刃傷は浅野の大名にもあるまじき短慮、持病のオコリの発作かも知れない。
吉岡剣法の使い手の自分は浅野を斬ることはたやすかったが、そうすれば「喧嘩両成敗でお家断絶、皆々失業する」「将軍の大事なお客を接遇するという使命が果たせない」「吉良家に伝わる有職故実が途絶える」、それを咄嗟に考えて思いとどまった。
そもそもあのようなダメ大名を放置しておいた大石は自分の罪を悔いているはず。
どう考えても自分は殺される理由はない、と煩悶し、大石の真意を推し量ろうとする。
坊主を赤穂は殺さないので茶坊主が小屋を出入りして外の様子を実況中継するとますます主君の意趣を果たすというのが大石の本当の目的ではないようだ。
たまたま忍び込んだ盗人が世間で噂される吉良像浅野像を伝える。
生類憐みの令で民を苦しめるお上に対する恨みが吉良憎しにつながっている、吉良は将軍の犬だと思われていると。
思いつきではた迷惑なことをやって、感情の赴くまま不公正で一貫性のないことをする「お上」。
実態を知らず風聞と好悪の感情で判断する庶民。
まるで現代劇。
吉良は大石の本当の目的は幕府に対する抗議であることを見抜くのだ。
井上ひさしらしく言葉遊びが飛び交い、小満ん落語とはまた一味違う楽しさだった。
みっちゃんが「平次郎って落語知ってる?」??
そのうち分ったことは「佐平次のファンだ」という方がこの店を訪ねてきたこと。
ちょっとシュールな出来事じゃないか。
ぼくはこの店では本名で呼ばれていて「佐平次」がいかなる者かも知らない人たちに「幕末太陽伝」のことなど話した。
シュールな状況を想像なさったとはsaheizi様らしい(^^;
熱中症に気をつけてくださいね。
ペースメーカーは姉も入れていて、10年もつのを9年目で
2回入れ替える手術をしましたから、saheizi様も5年後位に
また10年もつのに入れ替えるのでは?
ふふふsaheiziさん 大岡越前みたい
この背中の桜吹雪が見えねーか?!
って、、、、桜吹雪 ないけど、、
このサンチに見覚えはねーか?!
ってサンチは連れてけないか ははは
たくさん歩いて汗かいて で美味しいおつまみで軽く一杯
歯切れの良い一日ですね
また花マルあげようっっと
大変 よく出来ました 💮💮
「はじめ」を探して、行ってしまうかもしれない…
キョロキョロしながら、一杯飲んで、
「あの…この店の常連さんで佐平次さんという方は…」
とか、言ってしまうかもしれない…です(笑)
知らぬが花、会わぬが花、ですかね〜?
有名人はツライですね^ ^;
ウクライナにあるチュエルノブイリ原発事故は隣国のベラルーシも大きな被害を受けました。その事から核への関心が高まり、首都ミンスクの中央広場(地下鉄の駅名は今でも「レーニン広場」)にある教会の前には、長崎から贈られた鐘が置かれていました。庭にはヒロシマ、ナガサキ、フクシマの土が埋められています。私たちも「長崎の鐘」を鳴らしてきました。
ベラルーシとウクライナの現地ガイドはソ連時代の方が良かったと言ってましたし、二人ともレーニンの考え方は正しかったと語っていました。
この辺りは、私たち西側(日本も西側でしょう)の認識とは随分と違っているなと思いました。
8月になってから旅行記で詳しく書くつもりです。