８時間！飲み食らい話し続けた

去年に引き続いて今年も高坂のＹさんの家に押しかけた。
かつて鬼無里会はハイキングや釣り・山菜取りなどがメイン、そのあと温泉に入り山賊の酒盛りというコースだった。
Ｙさんは百名山をとっくに制覇し山菜・釣の大先生、みんなで「このキノコ食える？」「あの山の名前は？」「この花は？」質問し、ぼくは「校長先生」と呼んだ。
教わっても教わっても忘れる出来の悪い生徒になんどでも教えてくれた。
そのＹさんが、東京の集まりに出てくるのがちょっと大変になったので、こちらから押しかけた老若男女７人。
ベランダの上には葦簀が張られテーブルにはうまそうなものが、今や遅しと待ち構えている。
房総のＡさん夫妻はサザエやピーナツをたくさん持ってきてくれた。
Ｙさんは難病だけれど元気の塊り、魚も釣るし山菜も採って来てくれた。

爆笑が絶えないのだが、けさ考えるとけっこう深刻な話もしていたのだ。
３０年近くもこうして笑って過ごしてきたが、それぞれに決して平坦な人生ではなかった。
山あり谷あり、その山や谷が会話の向こうに透けて見えたりもする。
１２時前から始まって８時近くまで、よく呑みよく食いよく笑いよく話した。
じゃあね、Ｙさんとハグして別れた。
そういうことが照れくさくなくなった。
Ａさん夫妻は夜道を歩いて家に帰ると１１時過ぎるだろう、気をつけてくださいね。
（今朝の散歩で）