枯れていなかった!
2017年 06月 20日
銀座八丁目の金春湯に入ろうと思ったがちょと時間が早すぎたので銀座を縦断、一丁目の銀座湯まで歩いた。
ほとんどわき目もふらず歩いたが、控え目な七夕飾りを撮りたくなった。
狭い脱衣所でブルンブルン両手を振って体操をしている男がいる。
そいつの前がぼくのロッカー、ここは洒脱な銀座男が多い(歯切れのよい会話が聞かれる)のに、はた迷惑なやっちゃ。
写真ダメという掲示があるのにスマホを構える僕もダサダサだけど。
ここのはペンキ絵じゃなくてタイル絵だ。
風呂上りには涼しい風が流れるなかを東京駅前の「KITTE」に向かう。
秋田比内地鶏の店「あべや」、壁に「雪の茅舎」「刈穂」など懐かしい酒屋の前掛けが飾ってある。
集まったのは、15年ほど前の仕事仲間、OBと現職7人。
燗酒を飲みたいのをがまんして焼酎ロック。
燗酒はうますぎるて呑みすぎるのだ、とくに酒は注ぎつがれが楽しいけれど、それが怖い。
いつも注ぎ合う燗酒同好のFさんが何か言うかと思ったが、彼も燗酒をコップで呑むそうで、「齢をとったね」と笑いあう。
こういう大きなビルの店なんて信用していなかったが、結構いける。
次々に持ってくる串の焼き加減も悪くない。
肉みそもよし、これはみっけものかも。
話のなかで嬉しかったこと。
齢をとると過去のいろいろが輝きを失い、むしろ苦い思い出に変化してくる。
夢中になってやったことも、自分の独りよがりで周りの人たちは内心迷惑に思いながらも渋々付き合ってくれたのじゃないか、なんて。
まして、安倍やらなんやら権力のある愚かな人が自省どころかやりたい放題でトンデモない人にまでとばっちりをかけているのを見ると、ぼくも似たようなことをやっていたのではないか、と過去の記憶に対してみずから疑心暗鬼になってしまう。
きのう集まったみんなと話していると、そう悪い方にばかり考えなくてもいいような希望が湧いてきた。
年寄りたちが「楽しかった、懐かしい」と言いあうのもともかく、現役の話で、あの頃僕が言ったりやったり書いたりしたことが、ふたたび社員の研修で使われることもあるというのだ。
当時の部下がその頃の思い出を皆の前で話すように言われて、それが、あの頃の「DNA」という言葉で評価されたりしているって!
「お客様第一・現場第一」こそDNAとして遺してきたつもりなのだ。
すっかり(「数字第一・上司第一」の世相・後任などにより)否定されたと思っていただけに、枯れたと思っても水をやり続けていたベランダの鉢が青い芽を吹いたのを見つけたときの気持で帰途についた。
自分が忘れられていない、認められる、そういう自尊心が嬉しがったのももちろん、何よりも「お客様第一・現場第一」という風土は、お客様や社員、ひいては会社にとっても最高の資産だと、それを今でも信じているから嬉しかったのだ。
そいつの前がぼくのロッカー、ここは洒脱な銀座男が多い(歯切れのよい会話が聞かれる)のに、はた迷惑なやっちゃ。
写真ダメという掲示があるのにスマホを構える僕もダサダサだけど。
ここのはペンキ絵じゃなくてタイル絵だ。
秋田比内地鶏の店「あべや」、壁に「雪の茅舎」「刈穂」など懐かしい酒屋の前掛けが飾ってある。
集まったのは、15年ほど前の仕事仲間、OBと現職7人。
燗酒を飲みたいのをがまんして焼酎ロック。
燗酒はうますぎるて呑みすぎるのだ、とくに酒は注ぎつがれが楽しいけれど、それが怖い。
いつも注ぎ合う燗酒同好のFさんが何か言うかと思ったが、彼も燗酒をコップで呑むそうで、「齢をとったね」と笑いあう。
次々に持ってくる串の焼き加減も悪くない。
肉みそもよし、これはみっけものかも。
話のなかで嬉しかったこと。
齢をとると過去のいろいろが輝きを失い、むしろ苦い思い出に変化してくる。
夢中になってやったことも、自分の独りよがりで周りの人たちは内心迷惑に思いながらも渋々付き合ってくれたのじゃないか、なんて。
まして、安倍やらなんやら権力のある愚かな人が自省どころかやりたい放題でトンデモない人にまでとばっちりをかけているのを見ると、ぼくも似たようなことをやっていたのではないか、と過去の記憶に対してみずから疑心暗鬼になってしまう。
年寄りたちが「楽しかった、懐かしい」と言いあうのもともかく、現役の話で、あの頃僕が言ったりやったり書いたりしたことが、ふたたび社員の研修で使われることもあるというのだ。
当時の部下がその頃の思い出を皆の前で話すように言われて、それが、あの頃の「DNA」という言葉で評価されたりしているって!
「お客様第一・現場第一」こそDNAとして遺してきたつもりなのだ。
すっかり(「数字第一・上司第一」の世相・後任などにより)否定されたと思っていただけに、枯れたと思っても水をやり続けていたベランダの鉢が青い芽を吹いたのを見つけたときの気持で帰途についた。
自分が忘れられていない、認められる、そういう自尊心が嬉しがったのももちろん、何よりも「お客様第一・現場第一」という風土は、お客様や社員、ひいては会社にとっても最高の資産だと、それを今でも信じているから嬉しかったのだ。
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cocomerita at 2017-06-20 16:19
ciao saheiziさん
saheiziさんは、本当にお付き合いが広いですね
で、その度に美味しいお食事 美味しい会話 楽しい思い だからいつも生き生き お元気なのだろうなあ、、
凄いなあと思います
愚かな政府の小賢しい悪巧みなかり見てると この世の中 末世だよなあ なんて思ってしまうけど、庶民はそれでも地球の様々な 場所でそれぞれに結構生き生きたくましく暮らしている んですよね
そう思うと 元気が出ます
踏み潰されてなるものか! とね 笑
saheiziさんは、本当にお付き合いが広いですね
で、その度に美味しいお食事 美味しい会話 楽しい思い だからいつも生き生き お元気なのだろうなあ、、
凄いなあと思います
愚かな政府の小賢しい悪巧みなかり見てると この世の中 末世だよなあ なんて思ってしまうけど、庶民はそれでも地球の様々な 場所でそれぞれに結構生き生きたくましく暮らしている んですよね
そう思うと 元気が出ます
踏み潰されてなるものか! とね 笑
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ikuohasegawa at 2017-06-20 18:30
「自分の独りよがりで周りの人たちは内心迷惑に思いながらも渋々付き合ってくれたのじゃないか」なんて、私も思いますが、総理一党ほど悪いことは、しておりません。
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saheizi-inokori at 2017-06-20 21:01
> cocomeritaさん、昔は多くの人との付き合いがありました。
○○会なんてのがいくつもあって毎週のように何かがありました。
でも退職するころからそういうのはほとんどやめてほんとに限られた人たちだけと付き合っている「偏屈」じいさんになってますよ。
そうそう、若者にもいろいろあって、まっすぐ頑張っている子もいますね。
せめて口先だけでも応援したいと思います。
○○会なんてのがいくつもあって毎週のように何かがありました。
でも退職するころからそういうのはほとんどやめてほんとに限られた人たちだけと付き合っている「偏屈」じいさんになってますよ。
そうそう、若者にもいろいろあって、まっすぐ頑張っている子もいますね。
せめて口先だけでも応援したいと思います。
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saheizi-inokori at 2017-06-20 21:03
> ikuohasegawaさん、あの一党は倫理観なんてないようですから、悪いことし放題でしょうが、とばっちりを受けるまじめな人たちが可愛そうです。
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at 2017-06-21 05:52
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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kotoko_s at 2017-06-21 05:55
内心迷惑に思いながら渋々つきあっている、と、仕事をしていた当時、思っていたことがあります。
でも、そういう上司が、私を忍耐強く育ててくださったのです。
有り難い気持ちでいっぱいです。
アベなどは自分の欲を満たすためにやっているんですから、一緒にしてはいけません、佐平次さん。
でも、そういう上司が、私を忍耐強く育ててくださったのです。
有り難い気持ちでいっぱいです。
アベなどは自分の欲を満たすためにやっているんですから、一緒にしてはいけません、佐平次さん。
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j-garden-hirasato at 2017-06-21 06:33
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saheizi-inokori at 2017-06-21 09:19
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saheizi-inokori at 2017-06-21 09:21
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saheizi-inokori at 2017-06-21 09:23
「安倍やらなんやら権力のある愚かな人が自省どころかやりたい放題」。そんな安倍の写真が、事もあろうに、来年から始まる小学校の道徳の教科書に掲載されているんです。
ジョークではありません、本当のことです。
遂に日本もここまで来たかと。
ジョークではありません、本当のことです。
遂に日本もここまで来たかと。
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saheizi-inokori at 2017-06-21 11:56
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doremi730 at 2017-06-22 05:23
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saheizi-inokori at 2017-06-22 08:06
by saheizi-inokori
| 2017-06-20 13:18
| よしなしごと
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Comments(14)