映画評ほどもおもしろくなかったが、、何か余韻は残るなあ 映画「皆さま、ごきげんよう」

古典鑑賞月間だけど、映画を観たくなった。
監督がオタール・イオセリアーニ、81歳の巨匠、画家・ピロスマニと同じグルジアの出身というのがそそられる。
ジャック・タチの「ぼくの伯父さん」に出た俳優(最近亡くなった)も出ているというし。
映画評ほどもおもしろくなかったが、、何か余韻は残るなあ 映画「皆さま、ごきげんよう」_e0016828_11413938.jpg
こういうポスターや題名からは、老人の最期みたいなほのぼの・泣かせる映画かと、それはちょっとおよびじゃないな、とも思ったが新聞の評ではもう少し辛口のようだし。

整理券を貰って(5番!)神保町でランチ。
「出雲」という蕎麦屋を探したけれど見つからず、煎餅を買った文銭堂で訊いてみると、もう10年も前に後継者がいないために店を閉じた由。
やむを得ず、知らない蕎麦屋で「牡蠣蕎麦」。
映画評ほどもおもしろくなかったが、、何か余韻は残るなあ 映画「皆さま、ごきげんよう」_e0016828_13062093.jpg
サラリーマンで満員のところを、気働きの利きそうなオバサンがてきぱきと相席を探してくれる。
いっぱいのかけ蕎麦を嬉しそうに注文する女性、うどんをゆっくりゆっくり語り合いながら食べている女性たち、概して男性は仲間と来てもあまりしゃべらずにそそくさとオオモリをたぐって席を立つ。



冒頭、フランス革命直後のパリ、断頭台でパイプを咥えた男爵が処刑される場面。
おばさんたちが歓声をあげて見物に来る、編み物をしながら見る。
ころりと落ちた頭を一人の女性がエプロンか何かに受け取って大事そうに持ち帰る。

すぐに戦場(第二次?)の殺戮&略奪場面。

あとは現代のパリ。
予告編にあるような多彩な変人奇人が入れ代わり立ち代わりエピソードとも言えない、小さな・マンガチックな場面を積み重ねていく。
小さな断頭台も登場して魚の頭を切り落とす。
しゃれこうべを集めて肉付けしたりする男の部屋には男爵の頭蓋骨があるのかもしれない。
ジャック・タチへのオマージュも感じられる。
ぜんたいのストーリーらしきものはあまりない。
映画評ほどもおもしろくなかったが、、何か余韻は残るなあ 映画「皆さま、ごきげんよう」_e0016828_10454830.jpg
「人間賛歌」というようなコメントが多いのだが、そうなの?。

へそ曲がり、反骨といってもいいような連中の風貌が嫌とは思わなかったが、それほど魅力的だとも思わず。
キーワードは、酒、盗み、所有VS自由、野良犬、音楽、友情かな。
貴族の末裔らしき大金持ちの老嬢が亡くなる直前、勲章をつけて正装で訪れた主人公にラッパがついている手回しの蓄音機にかけてもらって聴くのが、シューベルトの「死と乙女」。
ベートーヴェン、とくに第九の合唱を冷笑する映画だけど、バッハとシューベルトは許すのかも。

Commented by j-garden-hirasato at 2016-12-22 06:55
いろいろなジャンルの映画を観たいものですが、
時間的にも経済的にも、
それほど多くを観ることができず、
偏ったジャンルのものしか観れません。
この映画は、
自分の手に負えないかな。
Commented by ikuohasegawa at 2016-12-22 07:48
無関係ですが
「芸づくし忠臣蔵」入手しました。
Commented by saheizi-inokori at 2016-12-22 09:03
> j-garden-hirasatoさん、気に入るかどうかは別として手に負えないということはないと思いますよ。
Commented by saheizi-inokori at 2016-12-22 09:04
> ikuohasegawaさん、きっと歌舞伎を見たくなりますよ。
見なくても面白いけれど。
Commented by HOOP at 2016-12-22 12:17
出雲、閉めてしまったのですか。
池之端藪も廃業、既に取り壊されたようです。

残念ですね。
Commented by kogotokoubei at 2016-12-22 16:22
あっ、神保町ワンダーの外の棚ですね!
たまに拾い物があるんですよ、あの店。

神保町の蕎麦・・・チェーン店ですが「嵯峨谷」の十割蕎麦は、馬鹿にできないと思いますよ。
お昼は混んでますけどね。

蕎麦、食べたくなってきた^^
Commented by saheizi-inokori at 2016-12-22 18:06
> HOOPさん!お久しぶり!
池之端もですか!!ビックリマークばかり!
Commented by saheizi-inokori at 2016-12-22 18:07
> kogotokoubeiさん、その店を横目で見て通り過ぎました。
あの棚も。
こんどは寄りましょう。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by saheizi-inokori | 2016-12-21 11:52 | 落語・寄席 | Trackback | Comments(8)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori