定禅寺通りの彫刻と戯れ、青葉城に登る
2016年 11月 30日
仙台には50年ほど前、足掛け二年ほど社会人としていろいろ学んだところだ。
職場と寮の往復、その途中にあった居酒屋には日参したものの、あとは会社の仲間が連れていってくれた店で騒いだくらいで、町の名所を訪ねて歩くことはなかった。
国分町、稲荷小路とか文化横丁などという飲み屋街はうろついたから、見覚えがあってうれしかった。
ケヤキ並木で名高い、仙台のシンボルともいうべき定禅寺通りもまともに歩くこともなかったし、有名な彫刻群は出来てもいなかった。

木枯らしが吹き付けるケヤキ並木をゆっくり歩きながら彫刻を眺めていく、寒さを感じない。

ぜんたいに仙台の大きな通りはどれも幅が広く、電柱が埋設されていたリ景観ということにはよほど気を使っている。

この通りの四季おりおりはさぞかし素晴らしいだろう、その端境期の雪をひかえて引き締まった表情を見せる樹々もまたいいのだ、あたかも俺にかくあれというがごとくだ。


雨宮敬子「杜に聴く」、いい顔をしてるでしょ。

疲れたら朝倉響子の「ふたり」の間で一休み。

西公園は広瀬川に沿った静かなところ、野良猫が日向ぼっこをしていた。

旅先で古本屋とみると、はいりたくなる。

「お城まではどのくらい?」「坂道ですが10分もあれば」。
ウソだった、ゆっくりいろいろ見ながら(銅像の多いこと)行ったせいもあるが30分は優にかかった。

せっかくやっとたどり着いたと思ったら護国神社が「憲法を変えよう」という大きな横幕、あの連中のアホ面が浮かぶ、感興をそぐことおびただしい。


帰りはタクシー(登りを歩いて下りを車なのだ)、運転士に訊くと塩釜や松島、閖上の魚介類がまだ元に戻らないという。
それやこれやで、駅に行かずに途中下車。
かつて一度来たことのある「かき徳」で昼食とした。

さいしょバタ焼定食だけで帰ろうと思ったが、隣のテーブルのおばちゃんたちの食ってる牡蠣ご飯がうまそうなので、追加注文、えい!こうなったら塩釜に行ったつもりで燗酒も一本!

そうして、昼過ぎの電車で東京さ帰っただと。
爺さん、また来てくなんしょ!
あいあい。
職場と寮の往復、その途中にあった居酒屋には日参したものの、あとは会社の仲間が連れていってくれた店で騒いだくらいで、町の名所を訪ねて歩くことはなかった。
国分町、稲荷小路とか文化横丁などという飲み屋街はうろついたから、見覚えがあってうれしかった。
ケヤキ並木で名高い、仙台のシンボルともいうべき定禅寺通りもまともに歩くこともなかったし、有名な彫刻群は出来てもいなかった。









うぬ惚れというものがついぞなかったら、人生はてんで楽しくあるまい。ラ・ロシュフコォ「箴言と考察」、マークトウェイン「不思議な少年」、出久根達郎「風がページをめくると」、三冊を購う。
「お城まではどのくらい?」「坂道ですが10分もあれば」。
ウソだった、ゆっくりいろいろ見ながら(銅像の多いこと)行ったせいもあるが30分は優にかかった。



それやこれやで、駅に行かずに途中下車。
かつて一度来たことのある「かき徳」で昼食とした。


爺さん、また来てくなんしょ!
あいあい。
まさに、「これぞ旅」というばかりの仙台散策ですね。
羨ましい。
古本屋さんの10分が、「ウソ」なのかは、疑問です^^
羨ましい。
古本屋さんの10分が、「ウソ」なのかは、疑問です^^
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↓玉こんにゃく、からし、そば、芋煮、写真がいつもと違うような。仙台東北の写真、懐かしく見ました。
佐平次親分、私はしばらく休みます。
今年の嬉しかった事、御大に我が拙いブログにお越しいただけたこと!
佐平次親分、私はしばらく休みます。
今年の嬉しかった事、御大に我が拙いブログにお越しいただけたこと!

佐平次さんが書くと、東北が魅力的になりますね。

tona さん、だって実際に魅力的なんですよ!
大好きです。
大好きです。
> hanamomo08さん、下に書いた「牡蠣海苔」がついてきてそれと一緒に食べたのです。
浦霞は宮城、高清水は秋田、どちらも東京でも比較的手に入る酒、癖がないからいいです。
刈穂とか雪の茅舎も最近はあちこちで見られるようになりましたよ。
浦霞は宮城、高清水は秋田、どちらも東京でも比較的手に入る酒、癖がないからいいです。
刈穂とか雪の茅舎も最近はあちこちで見られるようになりましたよ。
by saheizi-inokori
| 2016-11-30 12:36
| こんなところがあったよ
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Comments(12)