オカマと落語の女ぶりとの違いは? 第581回「落語研究会」
2016年 11月 22日
一日おきに洗濯日和、昨日は寒くてベランダに出しはしたものの、一向に乾く気配がないので室内干しに切り替える、今日は完璧。
小雨がぱらつくなかを半蔵門・国立小劇場「落語研究会」、その前に銭湯はルーテイン、「今日は雨の予報だし、昨日は筑波マラソンがあったから客は少ない」と番台のオバサン、皇居マラソンの人たちのシャワールームみたいな銭湯なのだ。

(東武線直通田園都市線、春日部キャンペーン、しんちゃんと関係あるのかな)
朝也「まぬけの釣」
「唖の釣」というのを自主規制、落語なんていちばんそういうことをしてほしくないのになあ。
あとに出てくる文蔵は亀ちゃんにオヤジを「あきめくら」といわせていたぞ。
来春真打(三朝)昇進、いぜんよりずいぶん面白くなった。
とくに七兵衛が啞のふりをするところ。
菊の丞「法事の茶」
幇間の一八が不思議な茶をもっている。
塩梅よく焙じて「○○だあ」というとその○○が現れる。
六代目歌右衛門、八代目文楽「よく焙じないとペヤングになっちゃう」なんていって、袖から出囃子にのって登場するところからやる、「まいかいのお運びで、、」、円生は川柳にならないようによく焙じて「豊志賀、、おつぎは正蔵で」、正蔵は前座に抱えられてよろよろと登場。
談志はめがねにバンダナ巻いて、ぶつぶつとあの世で前座をやらされ小さんともめてる、早く歌丸がこねえか、なんて相変わらず芸が破たんしている。
さん喬がうつむいてつつつつと出てきたのには笑った。

雲助「品川心中」
親分がお染に仕返しをするさいごまでやった。
さすがの雲助でもさいごの仕返し譚(それも打ち合わせと実行と二回やるのだから)が控えているからか、金蔵が心中し損ねるまでの登り坂から、犬に追われて(これを丁寧にやった)親分の家にたどり着き爆笑のドタバタになるはずなのがいまいち盛り上がらなかったような気がする。
落語研究会主催者から最後までやれという注文だったのだろうが、与太郎の臭い登場で終わっていい噺だと思う。
喬太郎「茶代」
田舎の商店の旦那が江戸に旅にでるにつき、お供の喜助に財布を預けて支払いをさせるのだが、心づけを六文にしたいときは六助と呼び、八文のときは八助と呼ぶと符丁を決める。
それを見破った茶屋の主人が「旦那は百助さんから金を貰えと言って先に立ちました」。
それだけの小噺を15分にするためにトランプの髪型にして来てまでマクラをだらだら。
文蔵「子は鎹」
初代と二代目の文蔵のことを少し語って、早世した二代目の女将さんの存命中に三代目を襲名できたことを感謝してみせた。
ほんとだね、それが安倍やトランプ、ブッシュみたいな二世ボンボンを作り出して世の中に迷惑かけてるんだけど。
熊が亀とあった後、つくづく喜んで「大きくなったなあ、(小遣いやったら)鉛筆だってよ、、あったかいと思ったら(空を見上げて)雲一つねえ、いい天気じゃねえか、、今日はいい天気だ」というのは新しい工夫か。
亀を苛めた斎藤さんの家を教わって、「見てろよ」とすごんでみせるのも。
女房(亀の母)が、どこかオカマの真似みたいなのだ。
男が女のふりをするってのは落語もそうなんだけど、オカマのそれとは違うんだよなあ。
どこがどう違うかってというのはうまく言えないけれど。

これと

これは、(金もだが)あると頼んでしまう。
小雨がぱらつくなかを半蔵門・国立小劇場「落語研究会」、その前に銭湯はルーテイン、「今日は雨の予報だし、昨日は筑波マラソンがあったから客は少ない」と番台のオバサン、皇居マラソンの人たちのシャワールームみたいな銭湯なのだ。

朝也「まぬけの釣」
「唖の釣」というのを自主規制、落語なんていちばんそういうことをしてほしくないのになあ。
あとに出てくる文蔵は亀ちゃんにオヤジを「あきめくら」といわせていたぞ。
来春真打(三朝)昇進、いぜんよりずいぶん面白くなった。
とくに七兵衛が啞のふりをするところ。
菊の丞「法事の茶」
幇間の一八が不思議な茶をもっている。
塩梅よく焙じて「○○だあ」というとその○○が現れる。
六代目歌右衛門、八代目文楽「よく焙じないとペヤングになっちゃう」なんていって、袖から出囃子にのって登場するところからやる、「まいかいのお運びで、、」、円生は川柳にならないようによく焙じて「豊志賀、、おつぎは正蔵で」、正蔵は前座に抱えられてよろよろと登場。
談志はめがねにバンダナ巻いて、ぶつぶつとあの世で前座をやらされ小さんともめてる、早く歌丸がこねえか、なんて相変わらず芸が破たんしている。
さん喬がうつむいてつつつつと出てきたのには笑った。

親分がお染に仕返しをするさいごまでやった。
さすがの雲助でもさいごの仕返し譚(それも打ち合わせと実行と二回やるのだから)が控えているからか、金蔵が心中し損ねるまでの登り坂から、犬に追われて(これを丁寧にやった)親分の家にたどり着き爆笑のドタバタになるはずなのがいまいち盛り上がらなかったような気がする。
落語研究会主催者から最後までやれという注文だったのだろうが、与太郎の臭い登場で終わっていい噺だと思う。
喬太郎「茶代」
田舎の商店の旦那が江戸に旅にでるにつき、お供の喜助に財布を預けて支払いをさせるのだが、心づけを六文にしたいときは六助と呼び、八文のときは八助と呼ぶと符丁を決める。
それを見破った茶屋の主人が「旦那は百助さんから金を貰えと言って先に立ちました」。
それだけの小噺を15分にするためにトランプの髪型にして来てまでマクラをだらだら。
文蔵「子は鎹」
初代と二代目の文蔵のことを少し語って、早世した二代目の女将さんの存命中に三代目を襲名できたことを感謝してみせた。
かくまでに偽り多き世の中に子の可愛さはまことなり二度も繰返す。
ほんとだね、それが安倍やトランプ、ブッシュみたいな二世ボンボンを作り出して世の中に迷惑かけてるんだけど。
熊が亀とあった後、つくづく喜んで「大きくなったなあ、(小遣いやったら)鉛筆だってよ、、あったかいと思ったら(空を見上げて)雲一つねえ、いい天気じゃねえか、、今日はいい天気だ」というのは新しい工夫か。
亀を苛めた斎藤さんの家を教わって、「見てろよ」とすごんでみせるのも。
女房(亀の母)が、どこかオカマの真似みたいなのだ。
男が女のふりをするってのは落語もそうなんだけど、オカマのそれとは違うんだよなあ。
どこがどう違うかってというのはうまく言えないけれど。


いかと里芋の煮付け、美味しいのがわかっているのにこのごろ作っていなかった。
すごく美味しそうです。
おかまってなんだかわからない。
ちょっと昔はおすぎとぴーこしかいなかったのに、このごろ増殖している。
すごく美味しそうです。
おかまってなんだかわからない。
ちょっと昔はおすぎとぴーこしかいなかったのに、このごろ増殖している。
0
ciao saheiziさん
ご無沙汰してます
牡蠣を見るとsaheiziさん思いだします
新宿で一緒に食べたから 笑
銭湯通い続いているのですね
遠いところの銭湯だと冬は湯冷めしますから ちゃんと着込んで帰ってくださいね
はーちゃん 優勝逃して残念でした
でもまた頑張ろうっていう気持ちをみんなで分け合うのも悪くないと思っています
ご無沙汰してます
牡蠣を見るとsaheiziさん思いだします
新宿で一緒に食べたから 笑
銭湯通い続いているのですね
遠いところの銭湯だと冬は湯冷めしますから ちゃんと着込んで帰ってくださいね
はーちゃん 優勝逃して残念でした
でもまた頑張ろうっていう気持ちをみんなで分け合うのも悪くないと思っています

> hanamomo08さん、私は同性愛には全く偏見がないです。
若い頃はオカマの店で飲んだこともあります。
今までもいた人たちがカミングアウトしてきたのでしょうね。
イカと里芋のコンビのように似合いのカップルもたくさんいます。
若い頃はオカマの店で飲んだこともあります。
今までもいた人たちがカミングアウトしてきたのでしょうね。
イカと里芋のコンビのように似合いのカップルもたくさんいます。
あ、イカと里芋!
わが家には里芋はあるのですから、美味しいイカをさがしましょう。
奥会津ではどうしても、鮮魚が手に入りにくいのが残念ですが。
私は若い頃、飲むといえば新宿2丁目でした。
気楽で面白い店がいくつもあって。今は変わったようですが。
わが家には里芋はあるのですから、美味しいイカをさがしましょう。
奥会津ではどうしても、鮮魚が手に入りにくいのが残念ですが。
私は若い頃、飲むといえば新宿2丁目でした。
気楽で面白い店がいくつもあって。今は変わったようですが。

菊之丞は芸達者ですね。
いつぞやの暮れ、銀座の落語会で、同じ噺(やはり豊志賀だった)を圓生のマネ、正蔵(彦六)のマネで演じ分けました。
師匠の圓菊の登場も見てみたいもんです。
あの華やかな見得の切り方。
いつぞやの暮れ、銀座の落語会で、同じ噺(やはり豊志賀だった)を圓生のマネ、正蔵(彦六)のマネで演じ分けました。
師匠の圓菊の登場も見てみたいもんです。
あの華やかな見得の切り方。
> haru_raraさん、さっき若狭湾の映像をみていました。
あそこならうまい魚が、と思いながら。
新宿2丁目、私はその近辺には行きましたが、ずばりは行ってないのです。
赤坂などでその気の人たちと飲みました。
回転がよくて会話が面白かったです。
あそこならうまい魚が、と思いながら。
新宿2丁目、私はその近辺には行きましたが、ずばりは行ってないのです。
赤坂などでその気の人たちと飲みました。
回転がよくて会話が面白かったです。
> ikuohasegawaさん、これで熱燗をちびっとやって御帰還とあいなるのです。
> 福さん、圓菊には遠慮があるのでしょうか、私も見たい。
ひとつひとつのしぐさやセリフがそう似ているというのではなくても、出囃子から歩き方座り方お辞儀、、総体が人物の特徴をうまくつかんでいるから楽しいですね。
ひとつひとつのしぐさやセリフがそう似ているというのではなくても、出囃子から歩き方座り方お辞儀、、総体が人物の特徴をうまくつかんでいるから楽しいですね。
> j-garden-hirasatoさん、車内ポスターもぜんぶ春日部の宣伝でした。
半蔵門の駅を出てすぐ国立劇場に向かう道の左側にある小さな銭湯・パン・ドーシュ、ジョギングの人たちはロッカー代わりにしている名物銭湯です。
シャンプーもそろっていますよ。
半蔵門の駅を出てすぐ国立劇場に向かう道の左側にある小さな銭湯・パン・ドーシュ、ジョギングの人たちはロッカー代わりにしている名物銭湯です。
シャンプーもそろっていますよ。
喬太郎、壊れちゃったんでしょうか。気になるのは、本人自身が面白くなさそうにしている事です。
『品川心中』は通しで演じるとなると、どうしても前半が抑え気味になり面白さが減じてしまいます。これは『妾馬』や『宮戸川』にも言えることで、だから通常は前半で切ってしまうんでしょう。
ただ噺を残してゆくという意味では通しは大事だし、特に「落語研究会」のような場所では必要かなと思われます。
『品川心中』は通しで演じるとなると、どうしても前半が抑え気味になり面白さが減じてしまいます。これは『妾馬』や『宮戸川』にも言えることで、だから通常は前半で切ってしまうんでしょう。
ただ噺を残してゆくという意味では通しは大事だし、特に「落語研究会」のような場所では必要かなと思われます。
> ほめ・くさん、そちらのブログで喬太郎のことを書いていたそのままでした。
それもあって、あんな小噺みたいなものを注文されたのでしょうか。
落語研究会なるがゆえに。
雲助、とちゅうの犬のギャグは不要だったようです。
それもあって、あんな小噺みたいなものを注文されたのでしょうか。
落語研究会なるがゆえに。
雲助、とちゅうの犬のギャグは不要だったようです。
by saheizi-inokori
| 2016-11-22 13:41
| 落語・寄席
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