「火山島」に出てくる人びと 金石範「火山島」Ⅰ 附「空席の国会演説 バーニー・サンダース 1991年」
2016年 11月 20日
金石範「火山島」の登場人物メモ。

李芳根(イパングン)、済州島の財閥の次男坊。長兄が日本国籍を取得したため、父は彼を後継者にしたいのだが、同じ屋敷の中でほとんど口を利かない。
芸者上りの義母仙玉(ソノギ)をも敬して遠ざける。
日本の植民地だった小学校6年生のときに、学校の奉安殿(御真影を祀ったところ)に小便をかけて退学となり、担任の車先生は引責辞任する。
車先生は今でもそれが自慢で酔っ払ってはその話を繰返す。
李は学生時代、大阪で逮捕されソウルの西大門刑務所で喀血、肺結核、保釈後、転向表明して10年、徒食し遊興の日々だが、闘士をはじめ多くの人の人望がある。
亡き母の祭祀の前日に、ソウルから帰島していた、同盟軍ともいえる妹・有媛(ユウオン)を南承之(ナムスンジ)に逢わせる、お互いに「会いたがっている」という虚言を用いてまで。
その南承之は、非合法化された労働党に忠実な地下生活者だ。
党の指示で武装蜂起の資金を得るために日本に渡ろうとしている。
大阪にいる母や妹にも会えることが楽しみでもある。

柳達鉉(ユタルヒョン)、南が学生時代に嫌な印象を抱いた男だが党支部の幹部で中学の教師をしている。
油断のならない軽い男だ。
李芳根に盛んに近づき、武装蜂起のことを告げ、秘密党員になれという。
康蒙九(カンモング)、党組織部責任の副委員長、なんども投獄されるが豪放磊落・したたかで警察幹部が恐れ入るほど。
留置場で、居酒屋で居合わせて女性に難癖をつけようとした西北(ソブク=南鮮政府・米国の意をうけた右翼テロ集団)の男を蹴り倒してぶちこまれてきた李芳根(イパングン)の人物を見込み誼を通じる。
梁俊午(ヤンジュノ)、米軍の通訳をしているが、県知事に見込まれて秘書になれと(李を通して)薦められている。
秘密党員、李を尊敬し親しい飲み友達でもある。
金東辰(キムトンジン)、南の学友、島の唯一の地方紙・ハㇽラ新聞の記者。
李の友達でもあり、秘密党員でもある。
崔相和(チエサンフア)、判事、凡だが権力欲が強く総選挙に立候補しようと、李の父・李泰洙(イテス)に推薦人になってくれという。
鄭世容(チョンセヨン)、李の姻戚、警察の警務係長。
日帝時代は親日派。
さて、せっかく李が南との中を取り持って、心が通じたかのように見えた妹・有媛がピアノを習うために日本に行きたいと言い出した。
銀行理事長のきざな息子と結婚させようとしている父は許すはずもないし、兄・李としても、、。
その他、李家の女中にして李と関係ができ、李が妹と親密にしているのに嫉妬するようになったブオギとか山泉壇の山中の洞窟に住んでいる木鐸令監だとか、興味津々の人物図鑑。
「空席の国会演説 バーニー・サンダース 1991年」
前に本書のことを書いたら鍵コメさんがこの動画を教えてくださった。

昨夜ははあちゃんの9つの誕生祝で中目黒の焼き鳥屋。
タイキの進学祝いに約束していたのを今ごろ履行というわけ。
うまかったが、みんな前より食わなくなった、食わなくなって普通になった。

芸者上りの義母仙玉(ソノギ)をも敬して遠ざける。
日本の植民地だった小学校6年生のときに、学校の奉安殿(御真影を祀ったところ)に小便をかけて退学となり、担任の車先生は引責辞任する。
車先生は今でもそれが自慢で酔っ払ってはその話を繰返す。
李は学生時代、大阪で逮捕されソウルの西大門刑務所で喀血、肺結核、保釈後、転向表明して10年、徒食し遊興の日々だが、闘士をはじめ多くの人の人望がある。
亡き母の祭祀の前日に、ソウルから帰島していた、同盟軍ともいえる妹・有媛(ユウオン)を南承之(ナムスンジ)に逢わせる、お互いに「会いたがっている」という虚言を用いてまで。
その南承之は、非合法化された労働党に忠実な地下生活者だ。
党の指示で武装蜂起の資金を得るために日本に渡ろうとしている。
大阪にいる母や妹にも会えることが楽しみでもある。

油断のならない軽い男だ。
李芳根に盛んに近づき、武装蜂起のことを告げ、秘密党員になれという。
康蒙九(カンモング)、党組織部責任の副委員長、なんども投獄されるが豪放磊落・したたかで警察幹部が恐れ入るほど。
留置場で、居酒屋で居合わせて女性に難癖をつけようとした西北(ソブク=南鮮政府・米国の意をうけた右翼テロ集団)の男を蹴り倒してぶちこまれてきた李芳根(イパングン)の人物を見込み誼を通じる。
梁俊午(ヤンジュノ)、米軍の通訳をしているが、県知事に見込まれて秘書になれと(李を通して)薦められている。
秘密党員、李を尊敬し親しい飲み友達でもある。
金東辰(キムトンジン)、南の学友、島の唯一の地方紙・ハㇽラ新聞の記者。
李の友達でもあり、秘密党員でもある。
崔相和(チエサンフア)、判事、凡だが権力欲が強く総選挙に立候補しようと、李の父・李泰洙(イテス)に推薦人になってくれという。
鄭世容(チョンセヨン)、李の姻戚、警察の警務係長。
日帝時代は親日派。
さて、せっかく李が南との中を取り持って、心が通じたかのように見えた妹・有媛がピアノを習うために日本に行きたいと言い出した。
銀行理事長のきざな息子と結婚させようとしている父は許すはずもないし、兄・李としても、、。
その他、李家の女中にして李と関係ができ、李が妹と親密にしているのに嫉妬するようになったブオギとか山泉壇の山中の洞窟に住んでいる木鐸令監だとか、興味津々の人物図鑑。
「空席の国会演説 バーニー・サンダース 1991年」
前に本書のことを書いたら鍵コメさんがこの動画を教えてくださった。

タイキの進学祝いに約束していたのを今ごろ履行というわけ。
うまかったが、みんな前より食わなくなった、食わなくなって普通になった。

難しそうな本ですね。頭を使わなくなった私だからよけい。
はあちゃん、お誕生日おめでとうございます。
タイキちゃの進学祝い?4月の?
中目黒の焼き鳥屋さん、職場の帰りに私も食べたことがあります。種類が多かったです。
はあちゃん、お誕生日おめでとうございます。
タイキちゃの進学祝い?4月の?
中目黒の焼き鳥屋さん、職場の帰りに私も食べたことがあります。種類が多かったです。
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> tonaさん、高校進学祝い、お寿司でやったのですが、一年前に焼き鳥に連れていくと言ったのを覚えていて、あれは?だって。
それとはあちゃんのお祝いを兼ねてでした。
あの店はもうタイキが幼児の頃から行き続けています。
店内をかけ廻らないように店の隅っこのテーブルで壁を作って食べました。
それとはあちゃんのお祝いを兼ねてでした。
あの店はもうタイキが幼児の頃から行き続けています。
店内をかけ廻らないように店の隅っこのテーブルで壁を作って食べました。
> j-garden-hirasatoさん、幼児というのは気に入ったものがあると見さかいなく貪る、それを大人が驚くとなおのことギリギリまで食う、というようなところがありますね。
そろそろはあちゃんはダイエットも意識してるかな。
子供が落ち着いてくると親も落ち着くし、そうすると普通の食事になります。
そろそろはあちゃんはダイエットも意識してるかな。
子供が落ち着いてくると親も落ち着くし、そうすると普通の食事になります。
by saheizi-inokori
| 2016-11-20 12:22
| 今週の1冊、又は2・3冊
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Comments(4)