ありがとう「スキスキ」でスキンシップが教育方針 夏井いつき「絶滅寸前季語辞典」
2016年 11月 13日
アメリカが本当にダブルスタンダードのお節介焼きをやめたら清々する。
知的所有権とか薬、モンサント帝国の走狗として世界を支配し滅ぼすよりも製造業を大事にするってのも分からんでもないし。
悪いことばかりではないかもしれない。
差別主義ってのが、決定的に気に食わないけれど。

「トランプは支離滅裂でも支持する人たちの反乱には理がある」といい、彼の勝利を「当然の結果」とし、「奇妙なのは、みんなが驚いていること。問題は、なぜ指導者やメデイア、学者には、社会の現実が見えないのか、ということ」という(13日朝日朝刊)エマニュエル・トッドが今朝のテレビに出ていた。
駒沢公園を歩いて「こうして見たら子供の数が少ないようには見えませんね。でも統計を取ると少ない、20年前から少ない。私は日本人は何とかするだろうと思っていたけれど、あまり変化がないようだ。仕事の方が育児より価値が高いという価値観を変えなきゃ」とか「マルクスは万国の労働者は団結せよ、といったが団結したのはエリート層だった」「グローバル世界は終わるということをちゃんと理解すべきだ」とか「有能な人材が海外に流出したり、中国の低賃金が世界の労働者の賃金を押し下げたりしている。グローバル世界の弊を一番こうむっているのは中国、ここが崩れると世界中が大変だ。日本は中国に対して感情的にならず、応援してやるべきだ」「世界の最重要課題は格差、日本も富裕階層と貧困階層が一つの国という意識をもって行くべきだ」などと語っていた。


夏井いつきの剽軽なコメントが楽しい。
びっくりするような季語や懐かしい人事の季語がある。
懐かしいけれど、絶滅寸前なんだなあ、と昔を思い出しつつ、落語に切り替えて目をつぶる。

俺は友達の汗臭い身体が湯気をあげている冬の校庭を思い出す。
事故が多いからと禁じられてしまったが、友だちのまたぐらにお尻から頭を突っ込んで長くなる馬跳びも楽しかった。
たしかに風呂屋の文雄ちゃんのようなデブがドスンと背中に飛び乗ると背骨が折れるような気もした。
いつきさんは、娘が小学校に上がるときに「家庭の教育方針」というのに「愛し合っていることをお互いに確認し合うためのスキンシップ」と(困ったあげくに)書いたそうだ。
朝、郵便受けから新聞を取ってきてくれたら「スキスキ」と言って頬っぺたをくっつけるのがご褒美だったという。
押くら饅頭げらげら弾き出されたり 夏井いつきそうよ、大きな声でよく笑ったよ。

ちくま文庫
やっていたのは子どもの頃なので、
平仮名の「おしくらまんじゅう」の感じですね~
でも、今やったら、いじめだ!とか言われるのでしょうか。
馬跳び!も懐かしい。
あんなのやったら、今の子は骨折してしまうのかな…
夏井先生、すごい人気ですね。
私も、俳句を始めた頃、松山市のネット投稿サイトの「俳句ポスト575」でお世話になりました。最近は急激に投稿数が増えたので
駄句の投稿は遠慮しています(笑)

根拠が的を射ているため、納得してしまいます。
女流俳人畏るべしで、最近も某女流の「ふたり四人そしてひとりの葱刻む」を知り、家庭の変遷を見事に表した手柄で感嘆した次第です。
無意味に、無駄に、ただ憂えていましたが、ちょっと立ち止まり考えろ、と警告を頂いた気がします。
“あの顔”をこれから4年も見せられるのは不愉快だなあ、と本音は隠せませんが。
顔の美醜ではなく・・・
それにしても、言葉さえも廃れていく流れの中で
色々な意味で自分自身が“絶滅危惧種”入りしそうです。