「ある子供」  何とか生き抜いてくれ 滋味豊かな料理のような映画だ

彼は本当に子供なのだ(考えてみれば俺だって子供だったよ)。子供なのに仕事も住む場所もない。母はどこかの男を連れ込んでいる。どう生きていいのか分からない。

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ただ!素晴らしいことは、素敵な恋人がいて赤ちゃんが出来たのだ。

ソニアは有頂天だが彼にはもうひとつぴんとこない。親としての自覚なんて湧かない。なんせ自分が生きていくだけでも精一杯なんだから。ソニアと犬っころみたいにじゃれているのは楽しいけれど。

冷たいとか、非人情というのではない。子供だから、目の前に、手触りで感じられるものにしか理解が及ばないのだ。想像力や判断力に乏しい。恋人の悲しみ・怒りを目の当たりにして、それを媒介にして、はじめて事態の重みが理解できる。川で冷えて動けなくなった小さな子分を助け、冷えた足をこすって初めて命というものを感じる。実はとても優しいのに。お・な・ら・それだけで大喜びをして騒ぐ。

ただ、食っていけないという現実。赤ちゃんの存在がまだ実感できない〈父親だから〉。

彼は何度も道を横切る。行き交う自動車をかいくぐるように〈危なっかしく〉。こちらからあちらへ。あちらへ行っても直ぐに冷たい汚れた川だ。川と道の間に潜むしかない。そして又道を横切る。あちらからこちらへ。何も変わりはしない。道の流れに乗るときはバスで赤ちゃんを売りに・・またはスクーターで引ったくりをし逃げる・・普通の通行者になることができない。危なっかしく横切るしかない道〈社会〉。

歩き方も普通ではない。小銭をせびりながら、乳母車を押し、スクーターを押し、前かがみになって・・普通の歩行者になれない。

靴をわざと泥濘で汚し飛び上がって塀に靴痕をつける。川面を棒で掬って遊んでも苛立ちを鎮めることはできない。川は冷たく流れていってしまう。捉えることが出来ない!

彼は何度も階段を上り下りする、いくつものドアを通り抜け、ノックする〈いったい何べんドアが登場しただろう〉。拒否される。あいたとしてもそこは通り抜けるところであっても安住できるところではない〈社会〉。

最初はソニアと明るいところにいたのに、赤ちゃんを売るときから暗いところばかりにいる。いつも顔半分とか下半身とか、どこかに影が出来ている。

突き放しているようでいつも”子供“の一部始終〈特にその苦しみの中に透けて見える優しさ〉を見届けていたダルエンヌ監督のまなざしに籠められた愛がラストシーンに結実する。「ジミーは元気?」とソニアに聞くことが出来るようになった”子供“。

がんばれ!ブリュノ、ソニア、そしてジミー!人生は始まったばかりだよ。もっともっと厳しい人生が待ち受けている。でも二人の、三人の愛があれば辛うじて生きていけるかもしれない。とくにソニアときたら!ブリュノは彼女の真価をまだ知らないけれど、君は世界一の果報者かもしれないぞ。

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何気ない・ラフなドキュメントタッチを装っている〈くそリアリズムとは縁遠いのだが)が、実は細部にいたるまで計算しつくされた映画だ。アンバランスに一部分だけ大人になっている危ういブリュノのしぐさ、表情、細かなエピソード、映像構成、スピード、詩情、スリル、ユーモアまでも・・見終って暫くしてからビビッドに心に蘇り訴えかけてくる。ブリュノが逃げ込んだ川の、体の芯・心の全てまでをも凍らせる冷たさが蘇ってくる(その冷たさですらブリュノの表情によってではなくチビの子分の悲鳴・嗚咽で強調しているのだが)。もう一度みたくなる映画だ。

丁寧に作られた美味しい料理は食べている間はさほどと思わないが、食後暫くしてから口中いや体中に美味しさが広がってきて[お代わり」といいたくなる。この映画もそうだ。[八月の鯨」[永遠と一日」「ヴエナヴィスタソシアルクラブ」・・それからその映画好きな坊やを描いた、、エーとなんたっけ?とか。
Tracked from ** Paradise .. at 2006-01-12 23:49
タイトル : 試写会鑑賞 スペースFS汐留にて ~ J-P & L.ダ..
こんばんは。 日付が変わって水曜日です。 今日は一足先にスペースFS汐留で行なわれた試写会で観させて頂いたジャン=ピエール氏とリュック氏のダルデンヌ兄弟の新作映画について。 『ある子供 (L’ENFAN/THE CHILD 』 (‘05年 ベルギー/フランス) 《 STAFF 》 監督・脚本 : ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ 撮影監督 : アラン・マルコァン カメラマン : ブノワ・デルヴォー カメラ・アシスタント : イシャム・アラウィエ 録音 : ジャン=ピエール・デュレ 編...... more
Tracked from ** Paradise .. at 2006-01-12 23:50
タイトル : 今回描きたかったのは、同じレベルに立つふたり ~ キネマ..
こんばんは。 少し暖かい晴れの火曜日です。 今日は、現在公開中のジャン=ピエール氏とリュック氏のダルデンヌ兄弟の新作映画『ある子供 (L’ENFAN/THE CHILD』 (‘05年 ベルギー/フランス)を特集した雑誌について。 『キネマ旬報 12月下旬号 「 特集 ある子供 」 』  (NO.1445 2005 (株)キネマ旬報社) ■ ジャン=ピエール & リュック・ダルデンヌ 監督インタビュー  「 今回描きたかったのは、同じレベルに立つふたり 」  〔 取材・文 大場正明 〕 ジャン=ピエ...... more
Tracked from 秋日和のカロリー軒 at 2006-01-13 00:35
タイトル : ある子供
食べてもお腹はこわしません  ダルデンヌ兄弟の作品は現時点ではこれ一本しか見ていないので、体系的に考察することは不可能なのですが、単純に一本の映画として見ると出来は悪くないが、映画がダルデンヌ兄弟を必要としているというレベルのものではないと感じました。...... more
Tracked from ラムの大通り at 2006-01-13 01:02
タイトル : 『ある子供』
----この映画知っているよ。今年のカンヌのパルム・ドール受賞作でしょ。 「そう、監督がベルギーの名匠ダルデンヌ兄弟。 本作の受賞でコッポラ、ビレ・アウグスト、今村昌平、 そしてクストリッツァしか成し遂げていない <パルムドール大賞2度受賞監督>の仲間入りを果たしたんだ」 ----この監督って社会派のイメージがあるけど、今度もそうなの? 「うん。久しぶりにこの言葉を使わせてもらうけど、 物語はきわめてシンプル。そしてメッセージはダイレクト。 プレスに巧くまとめてあるので、ストーリーはそこから借用しよう...... more
Tracked from シネクリシェ at 2006-01-13 07:23
タイトル : ある子供
 これほどまでにどうしようもないというかだらしないというか、救いようのない若者を赤裸々に描いた作品も他にないのではないでしょうか。  定職に... more
Tracked from かえるぴょこぴょこ CI.. at 2006-01-13 10:38
タイトル : 『ある子供』 L'Enfant
徹底したそのリアリズムに引き込まれて。 緊迫感とやるせなさの後に訪れる温かさは格別。 出産した赤ん坊ジミーを連れて、ソニアはブリュノと住むアパートに戻ったが・・。物語は突如始まり、説明的な場面や台詞がないまま時間軸に沿って展開していく。そして、私たちはとにかく主人公の置かれた状況を知りたくて神経を集中し、スクリーンを凝視してしまうのだ。音楽もなく、まるでドキュメンタリーを見ているようなハンディカメラでの臨場感あふれる映像。『ロゼッタ』や『息子のまなざし』と変わらない演出方法なんだけど、これまで...... more
Tracked from 京の昼寝~♪ at 2006-01-13 12:00
タイトル : 『ある子供』
痛みを知ること、やさしくなること。   ■監督 ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ■キャスト ジェレミー・レニエ、デボラ・フランソワ、オリヴィエ・グルメ□オフィシャルサイト  『ある子供』    ブリュノ、20歳。ソニア、18歳。 二人はソニアのアパートで暮らしている。 ブリュノは定職に就かず仲間とともに盗みを働いてその日暮らしをしている。 ある日、二人の間に子供ができるが、父親としての実感がまったくないブリュノは子供を売ってしまう。 まるで盗んだカメラを売りさばくかのように・・・。...... more
Tracked from 平気の平左 at 2006-01-13 12:10
タイトル : 子供と子供が子供を作る 「ある子供」
評価:70点 ある子供 カンヌ国際映画祭でパルムドールをとった作品。 圧倒的な描写力で見せるのはいいのですが、ラストが上手く読み取れず・・・ ということで、この評価となりました。 ああいうラストは苦手なんですよね。 以下、かなりネタバレあり さて、ストーリーは子供と子供が子供を作ったらどうなるか?というお話。 若いカップル、ブリュノとソニアのいちゃつき方を観ていると、ホントにガキくさい。 飲み物をかけあってはしゃいでたりするところを観るとしょーもないなぁ、という感じがします。...... more
Tracked from Cinema-Absol.. at 2006-01-14 00:34
タイトル : ある子供
ある子供  2005/ベルギー  ★★★★★ 監督 リュック・ダルデンヌ / ジャン・ピエール・ダルデンヌ 出演 ジェレミー・レニエ / デボラ・フランソワ ■あらすじ■  まだ若い二人・ブリュノとソニア(ジェレミー・レニエ、デボラ・フランソワ)の間に子供が生まれる。父親という意識のないブリュノは、金を手に入れようと、ふと子供を売ってしまう。 ■総評■  言うまでもなく、原題"L'ENFANT"とはブリュノを指している。  「子供」とは何だろうか?もちろんそれは、単純に年...... more
Tracked from アロハ坊主の日がな一日 at 2006-01-14 19:56
タイトル : [ ある子供 ]自分の力で大切なモノを見つける
[ ある子供 ]@恵比寿で鑑賞。 2005年カンヌ国際映画祭パルムドール大賞受賞。 前作[ 息子のまなざし ]に引き続きジャン=ピエール& リュック・ダルデンヌ監督は[ ある子供 ]でもきょうび の若者の姿を見事に描き出した。 「ある若者」ではなく「ある子供」というタイトルは、若 者の行動や考えの稚拙さを的確に表していると思う。 ... more
Tracked from カリスマ映画論 at 2006-01-15 23:51
タイトル : ある子供
【映画的カリスマ指数】★★★★☆  人肌の温もりが人間の心を救い出す... more
Tracked from toe鐚€疂nemati.. at 2006-01-21 00:56
タイトル : ある子供
昨年、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したベルギーとフランスの合作映画。 ダルデンヌ兄弟の作品を観るのは、『ロゼッタ』、『息子のまなざし』に続いて3作目。 どんな境遇にある人も受け入れようとする心の許容範囲の広さと視線の温かさを感じる映画だった。 <STORY> 10代のカップルであるソニア(デボラ・フランソワ)とブリュノ(ジェレミー・レニエ)の間に赤ちゃんが生まれた。 国から助けられながらも、子... more
Tracked from MIWOのレタスなLOG.. at 2006-01-23 08:54
タイトル : 「ある子供」
年の瀬にきて、凄い映画を見てしまった。 監督ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ。カンヌパルムドール。... more
Tracked from マダム・クニコの映画解体新書 at 2006-01-27 14:06
タイトル : ある子供/亀裂の効果
 日本の若者にも通じる、大人になりきれない”子供”を、ドキュメンタリータッチで描いた力作。カメラアングルと移動撮影、音声、小道具などを効果的に用いて、深読みのできる作品に仕上げてある。スリリングな先の読めない展開もすばらしい。 ある子供 (ネタバレ注意!)  20歳の男性ブリュノは,幼いころから母に愛された記憶がない。そのため母とのホットな関係を諦めきれずに成長した”子供 ”である。母との精神的な分離ができていないので、”他者”の存在を認識できず、自分の欲望のままに行動してしまう。  窃盗で生計を立...... more
Tracked from ヨーロッパ映画を観よう! at 2006-01-28 00:11
タイトル : 「ある子供」
「L' Enfant」...aka 「The Child」2005 ベルギー/フランス 2005年度カンヌ映画祭パルムドール賞受賞作品(リュック・ダルデンヌ/ジャン・ピエール・ダルデンヌ) 監督はリュック・ダルデンヌ、ジャン・ピエール・ダルデンヌ(ロゼッタ/1999)で、レオン・ミショー、アルフォンソ・パドロ、リュック・ダルデンヌ、ジャン・ピエール・ダルデンヌの共同脚本。主演はジェレミー・レニエとデボラ・フランソワ。 映画を観る前に、この映画の監督である二人の作品「ロゼッタ」を観た。やはり同じ監...... more
Tracked from Re:逃源郷 at 2006-01-28 18:46
タイトル : 『ある子供』
恵比寿にて。 05年度カンヌパルムドール受賞作品。 子供を躊躇なく売ったりするという、主人公の幼じみた行為に、何の怒りも苛立ちも覚えなかった自分自身に腹が立った。 ... more
Tracked from Alice in Won.. at 2006-01-30 13:23
タイトル : ある子供
かなりの高評価のこの映画を関西での上映の初日に見に行きました。 驚いたのはこの映画よりも『B型の彼氏』が満員になっていたことです。 ある子供もほとんど満員くらいお客が入っていたのですが、この映画館の客層の良さには驚きました。自由席だけどみんな席を詰めて...... more
Tracked from 『パパ、だ~いスキ』と言.. at 2006-02-03 18:31
タイトル : 「ある子供」 高級ベビーカーを買ったけど
社会人になって、働きにでれば、“大人”になれると思ってました。 親もとから離れて、一人暮らしすれば、“大人”になれると思ってました。 結婚すれば、“大人”になれると思ってました。 なんら変わることなく、こんな“大人”でもいいのかと思いながら、過ごす毎日。 そんな折、赤ちゃんができたことを知り、「今度こそ“大人”に!」の思いをよそに、急速に“大人”になるヨメさん。 体調の変化、大きくなるお腹、時折垣間見られる“大人”発言。 「ヨメさん、“大人”になっていってる~」と、少々のおいてけぼり感がありました。 ...... more
Tracked from Swing des Sp.. at 2006-02-04 13:20
タイトル : 『ある子供』〜ヒップ・ブレイクスルー〜
『ある子供』公式サイト 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ出演:ジェレミー・レニエ デボラ・フランソワほか   【あらすじ】(goo映画より)定職につかず、少年たちを使って盗みを働き、盗品を売ってその日暮らしをしている20歳の青年ブリュノ。ある日....... more
Tracked from 虎党 団塊ジュニア の .. at 2006-10-03 23:01
タイトル : 『ある子供』’05・ベルギー・仏
あらすじ定職には就かず、仲間とともに盗みを働いてその日暮らしをしているブリュノ(ジェレミー・レニエ)。恋人ソニア(デボラ・フランソワ)との間に子供が産まれた。だが、ブリュノは子供を売ってしまった・・・。感想カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した映画。監...... more
Tracked from 香港旅行と映画鑑賞とラー.. at 2006-12-07 16:10
タイトル : 『ある子供』(ダルデンヌ兄弟)
個人的に映画は娯楽に過ぎません。かつてのゴダールやアラン・レネに代表される、ヨーロッパの晦渋極まりない映画も嫌いではありませんが、わざわざ劇場まで足を運んで観る以上、むやみやたらと小難しい映画を観ようとは思いません。2時間をワクワク・ハラハラ・ドキドキ過... more
Tracked from 茸茶の想い ∞ ~祇園精.. at 2006-12-09 00:37
タイトル : ある子供&イゴールの約束&ロゼッタ
ベルギー映画監督のダルデンヌ兄弟特集、カンヌ国際映画祭で高い評価を得た不思議な感覚の映画だよね、・・かたくなだけど、リアルに必死に生きていく・・ 映画『ロゼッタ(1999)』 原題:Rosetta キャンプ場のトレーラーハウスで母親と暮らすロゼッタ(エミリー・デュケン... more
Commented by たろ at 2006-01-13 00:20 x
こんばんは。お久し振りです。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメント&トラックバックのお返しを失礼致します。

作品への愛情を隠さない詳細な記事を拝見させて頂きました
saheizi-inokori様が記事で書かれていらっしゃいます様に、この作品は自然な作りをしていますが、練り上げられたダルデンヌ兄弟の手腕に唸らされる映画ですね。
そして、僕は映画を観る個々の受け手が作品に接する事より希望を感じさせようとするダルデンヌ兄弟の姿勢に素晴らしさを感じます。

また遊びに来させて頂きます。
今年もよろしくお願い致します。
ではまた。
Commented by えい at 2006-01-13 01:03 x
こんばんは。

TBありがとうございました。
すばらしいレビューですね。
映画が鮮明に甦りました。
ありがとうございます。
Commented by saheizi-inokori at 2006-01-13 07:55
たろさん、コメントもしないでTBして済みませんでした。毀誉褒貶相半ばの映画ですが、私は見終わってから段々いろんなシーンや表情が浮かんできます。本年初の映画にあたりました。
Commented by saheizi-inokori at 2006-01-13 07:59
えいさん、フオーンに挨拶してきました。よろしくお願いします。
Commented by CaeRu_noix at 2006-01-13 10:40
そうでした。「ジミーは元気?」にはグッときました。
やっとそういう心配りができるようになったんだなぁーって。
Commented by saheizi-inokori at 2006-01-13 10:55
CaeRu_noixさん、この映画はラストに象徴されるように省略もすごいですね。それが今じわじわ余韻として立ち上がってきますよ。
Commented by 園長 at 2006-01-13 22:21 x
こんばんは!TBありがとうございます!
キネ旬のランキングで4位、この間朝日新聞の社説にも
とりあげられていましたね。
私ももう1度観たいんですよねぇ~。
時々フラッシュバックのように印象に残ったシーンが
頭の中に浮かんで、「ああ、あれはこんな意味だったかも。」とか
思っているんですよねぇ~。
長野でもやって欲しいなぁ~~~・・・・。

こちらからもTBさせて頂きますね。
Commented by saheizi-inokori at 2006-01-13 22:41
園長さん、ドンドン想いがつきません。もうひとつTBしますよ。
Commented by マダムクニコ at 2006-01-27 14:01 x
>彼は何度も階段を上り下りする、いくつものドアを通り抜け、ノックする〈いったい何べんドアが登場しただろう〉。拒否される。あいたとしてもそこは通り抜けるところであっても安住できるところではない〈社会〉。

さすがに、鋭い!
無駄のように見える一つ一つのショットが、すべて意味を持っているのですね。
こういう作品は、いつまでも心に残り、また観たくなります。
Commented by saheizi-inokori at 2006-01-28 08:51
マダムクニコ さん、お久しぶりです。階段、ドア、道路、、シンボリックでしたね。川の流れも。否定・拒絶。
Commented by aq99 at 2006-02-03 18:48 x
はじめまして~。
ヨーロッパ映画が苦手なんで、「まぁ、いい映画やったな~」と見終わった後は、その程度の感想でしたが、家に帰ってから、いろいろ思い出すものがありまして、さらにブログでいろんな人の感想を読むに至り、評価がうなぎ登りに上昇しています。自分の中で。
Commented by saheizi-inokori at 2006-02-03 19:51
aq99さん、コメントありがとう。タッチの赤ちゃん可愛いですね。
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by saheizi-inokori | 2006-01-12 23:07 | 映画 | Trackback(22) | Comments(12)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori