寄りそう心 草野信子「その日まで JUNCTION HARVEST」&熊本支援のお誘い&「緊急事態条項」のこと
2016年 04月 30日
生徒だった先生と先生だった生徒、「疲れがたまっているようですね」、と声をかける練習もする。
「はい、眠れないものですから」、テキストにある言葉を、うれしそうにこたえる川野さん(生徒だった人)。
こんなふうに
ふれてあげればよかった
まだ子どもだった 十五才のときも
ただ あの手をつないでいればよかった
泣きたいような悔恨に
わたしは やわらかな足うらを 抱く
3・11以後、東北の被災地で足うらマッサージをして、人びとに寄りそってきた詩人・草野信子の詩集「その日まで」所収「実技練習」の最後の部分だ。
かならず かなう 願いだから
その日をゆめみて 待つことにしましょう(「その日まで」の一部)
劇的なことが静かに語られる。
怒りははるかに通り過ぎて深い悲しみだけが淡々と事物に即して語られる。
ひとの
こころの水際までを 歩いていく
おもいを 汲む
解くこと 分けること
明かすことは できなくても
汲むことはできるだろう
わたしという小さな入れものを
沈黙をたたえた みなもに差し入れて
おもいを汲む(「汲む」の一部)
「それからは」亡くなったものを「ない」とはいわず「あった」と言うそうだ。
でも、それは、爪切りとかコーヒードリップのような、どうでもいい小さなものだけで、保冷庫とか仏壇とか、、跡形もなく流れ去った家のことなどは「あった」とさえ言わない。
心が高ぶっていると思ったときに読むべき詩だ。
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安倍政権がたくらむ「緊急事態条項」新設の危険性についての連載があります。
長いけれど懇切丁寧な解説だと思いますので、よかったらご一読ください。
「緊急状態条項の話」
9回の連載、がんばって!
こころにドスンと来る詩ですね
緊急事態条項 いかにも大事なことに聞こえますね
でもなんだかやられそう わけわからないでいるうちに
先日、九十九歳の方が、百歳になりたくないと自殺なさったというニュースを見ました。
胸が詰まるような思いでした。
心穏やかに人生を送ることの難しさを、今改めて感じています。
そのためには緊急事態条項も必要でしょう。
要は安倍チャンの作った法律を逆手にとって日本を良くすることです。
特定機密保護法を逆手にとれば、公務員なんていらなくなり、民間の派遣会社の社員が公務に従事することが出来るのですから。
日米安保条約こそが日本の最高法規です。
戦後の政治体制は最初から日本国憲法を遵守していません。
そのことを容認している法曹界はやはりみんな体制側なんでしょうね。