たかが居酒屋というなかれ
2016年 04月 07日
「やっとかめ」って知ってますか?
名古屋にいた頃、行きつけの赤提灯にご無沙汰するとこの言葉で迎えられた。
あの頃の常連、新聞屋、名タクの運転士、土建職人、保育士、、みんなどうしてるだろう。
俺が仕事でドツボにはまっているのを知りながらそっと見守ってくれた、やさしい連中。

いま、ときどきカミさんといく店「しらいし」。
ここは客同士の会話は少ない。
他の客とママやマスターとの話に興を覚えると、直接じゃなくてママ・マスター経由で会話することもある。
せんじつ、「すあま」「すはま」「あましょく」のちがいをめぐって、珍しくみんなで盛り上がったのは楽しかった。
知らない人に食べ物のことを口で教えるってけっこう難しい、それが面白かった。
そういえば、みなさん『やっとかめ』を知らなかったな。

落語の帰りなどに一人で行くのは「はじめ」だ。
ママが欠かさず日替わりで5~7品の大皿・家庭料理を用意してくれる。
そのほかに注文で作るメニューが黒板にぎっしり。
どれもこれもうまい。
ここも常連が多い。
ひとりで来る女性の多いこと。
みなさん、話が弾んで滞在時間が長い。

その「はじめ」のママが膝の骨折とかでずっと休み、働き過ぎなのだ。
常連の美容院のママに頭をやってもらいながら、「みんな、さびしがってるでしょ」と訊いたら「そうなのよ、ご飯食べる場所なくなっちゃったっていう人もいるし」。
たかが居酒屋というなかれ、ママに「お帰りなさい」と迎えてもらうのが楽しみで頑張って仕事に行く人だっているんだから。
「こんど出て来たら、みんなで協力して10時半には店を出るようにしたら」といったら「さいしょのうちは守るんだけど、すぐに俺だけはみたいな人が出てくるからねえ」。
そういう店なのだ。

オーバーストア、店が多すぎるのに、次から次へと新しいビルが建ち、似たような”個性的な”飲食店が出店する。
でも店が休んでも誰も困らないような店ばかり。
そういう店が、ほんとに大事な店をつぶしていく。
つぶしてつぶされてつぶし合いの成長したがる経済。
だから「はじめ」で一日を終えたいのだ。

銭湯の休業も困る人が多いだろうな。
小さい細々としているけれど、なくなると困ったり寂しくなる人が多い、小商い。
街の小さな宝石たち。
彼らの輝きが消えないような国、それこそが取り戻したい日本じゃないか。
名古屋にいた頃、行きつけの赤提灯にご無沙汰するとこの言葉で迎えられた。
あの頃の常連、新聞屋、名タクの運転士、土建職人、保育士、、みんなどうしてるだろう。
俺が仕事でドツボにはまっているのを知りながらそっと見守ってくれた、やさしい連中。

ここは客同士の会話は少ない。
他の客とママやマスターとの話に興を覚えると、直接じゃなくてママ・マスター経由で会話することもある。
せんじつ、「すあま」「すはま」「あましょく」のちがいをめぐって、珍しくみんなで盛り上がったのは楽しかった。
知らない人に食べ物のことを口で教えるってけっこう難しい、それが面白かった。
そういえば、みなさん『やっとかめ』を知らなかったな。

ママが欠かさず日替わりで5~7品の大皿・家庭料理を用意してくれる。
そのほかに注文で作るメニューが黒板にぎっしり。
どれもこれもうまい。
ここも常連が多い。
ひとりで来る女性の多いこと。
みなさん、話が弾んで滞在時間が長い。

常連の美容院のママに頭をやってもらいながら、「みんな、さびしがってるでしょ」と訊いたら「そうなのよ、ご飯食べる場所なくなっちゃったっていう人もいるし」。
たかが居酒屋というなかれ、ママに「お帰りなさい」と迎えてもらうのが楽しみで頑張って仕事に行く人だっているんだから。
「こんど出て来たら、みんなで協力して10時半には店を出るようにしたら」といったら「さいしょのうちは守るんだけど、すぐに俺だけはみたいな人が出てくるからねえ」。
そういう店なのだ。

でも店が休んでも誰も困らないような店ばかり。
そういう店が、ほんとに大事な店をつぶしていく。
つぶしてつぶされてつぶし合いの成長したがる経済。
だから「はじめ」で一日を終えたいのだ。

小さい細々としているけれど、なくなると困ったり寂しくなる人が多い、小商い。

彼らの輝きが消えないような国、それこそが取り戻したい日本じゃないか。
「はじめ」のママさん、膝の骨折でお休みですか…
私も、骨折ではないのですが、膝の軟骨が欠けている!?とか言われて、ちょっとヘコんでいる所です。
何だか、御同類を見つけたようで、うれしい(笑)です。
私も、骨折ではないのですが、膝の軟骨が欠けている!?とか言われて、ちょっとヘコんでいる所です。
何だか、御同類を見つけたようで、うれしい(笑)です。
0
やっとかめ、もちろん知ってます(^^
やっとかめだなも、saheiziさん・・・とか?
最近はやさしい名古屋弁が使われなくなってきて寂しいです。
河村名古屋市長さんの言葉はわざとらしくて、好きになれない
のですよ。
やっとかめだなも、saheiziさん・・・とか?
最近はやさしい名古屋弁が使われなくなってきて寂しいです。
河村名古屋市長さんの言葉はわざとらしくて、好きになれない
のですよ。
「何々屋さん」と呼べるお店がだんだん少なくなってきましたね。
おなじみさんが通うレストランに「主人なきあと頑張ってきましたが、
この三月をもって、お店を閉じさせていただきます」という内容に
張り紙の空いているところを埋め尽くすように、常連さんの書込みが
あるのを最近目にしました。私も一度入りたいと思いながら、いつも
いっぱいだった小さなイタリアンのお店です。こんなお店いいですね。
おなじみさんが通うレストランに「主人なきあと頑張ってきましたが、
この三月をもって、お店を閉じさせていただきます」という内容に
張り紙の空いているところを埋め尽くすように、常連さんの書込みが
あるのを最近目にしました。私も一度入りたいと思いながら、いつも
いっぱいだった小さなイタリアンのお店です。こんなお店いいですね。
おかみの心意気が売りの居酒屋は、船にとっての灯台です。
最近、家庭料理みたいなものが肴によいのです。
こぶとさつま揚げの似たのなんて最高でして。
しかも、こぶが多くて、さつま揚げは細切れでいいなんて。
若いころとは変わってきました。
最近、家庭料理みたいなものが肴によいのです。
こぶとさつま揚げの似たのなんて最高でして。
しかも、こぶが多くて、さつま揚げは細切れでいいなんて。
若いころとは変わってきました。
やっとかめ、という言葉ははじめまして知りました。居酒屋や小料理屋の馴染みがあること、良いですよね。僕は神奈川の県央地区に、四、五軒です。
居酒屋に行く習慣がないので人生を狭く過ごしました。酒は小心者の睡眠薬替わりでした。最近は寝られるので呑むことも少なくなり偶に飲むと変な酔い方をします。二日続けると元に様に呑めます。娘が味見をしてから地酒を送ってくれるので4合瓶が結構持ちます。
K-hankichiさん、四五軒あれば充分過ぎませんか?毎日順繰りでも一週間もつ。^^@
どのお店も宝のようですね。
美容師さんもはじめの常連客でしたね。
何冊か読んだことがある、福島出身の作家 石田千さんが行くようなお店ばかりで驚きました。
こんなお店が彼女のエッセイや小説にはたくさん出てきます。
美容師さんもはじめの常連客でしたね。
何冊か読んだことがある、福島出身の作家 石田千さんが行くようなお店ばかりで驚きました。
こんなお店が彼女のエッセイや小説にはたくさん出てきます。
> hanamomo08さん、昔は床屋とか銭湯、または女性は井戸端が近所の人のコミュニケーションの場でしたが、いまは居酒屋が、、というほどのこともないか。
by saheizi-inokori
| 2016-04-07 10:57
| 気になる店・ひと皿
|
Trackback
|
Comments(20)