三時間、トイレのことを忘れて見てた 映画「ヘイトフル・エイト」
2016年 02月 28日
そのまんま自民党にお返ししたいようなセリフだ。
何をしたいのか?
決まってるじゃないか!自民党を安倍政権を打倒したい、それに尽きる。
大災害=安倍政権を止めなくちゃ、ガス漏れは元栓を閉めなくちゃ。
すべてはそこから始まる。
街ゆく人が「選挙対策だ」と批判したつもりらしいコメントをしていた。
そうさ選挙対策!まさに選挙で安倍政権を倒すしか現在の危機を脱出できない。

昔なら並んで待たなくちゃいけないのにネット予約は便利だ。
ギリギリの時間に行っても、いい席に悠々と座れる。
エンニオ・モリコーネとヨウヘイ・タネダの名前が大きなスクリーンに出る。
追いかけてくる吹雪から逃げ切ろうとワイオミングの雪原を走ってきた六頭立ての馬車の前に立ちふさがった一人の黒人。
雪で馬が倒れたから馬車に乗せてくれ。
黒人は北軍の少佐だったが賞金稼ぎになって二人のお尋ね者の死体を街に運ぼうとしている。
馬車の窓から突き出された銃、こっちは女の人殺しを捕まえて街で絞首刑にすべく手錠でつないでいる白人の賞金稼ぎだ。
生死に関わらず一万ドルなのだが、絞首刑執行人の仕事を奪いたくないからと、生きたまま連れていく男。
そこにもう一人白人が助けてくれと大声をあげながら歩いてくる。
こっちは南軍の残虐な将軍の息子、新しい保安官になりに街に行くという。
必ず仲間が女を救い出しに来るだろうと思っている賞金稼ぎは二人がグルじゃないかと疑う。

自分と女以外の6人、どいつも曲者、女とグルなのは誰か。
壊れたドアを開けるたびに板切れを二枚釘で打ち付けないと雪風が吹き込む。
人はその都度蹴破って入るのだ。
外の馬小屋と便所に行くだけでも命がけ。
始まる前、長い映画、三時間も我慢できるかとトイレが心配だった。
心配を忘れて夢中になってみていたが、このトイレに手錠でつながれた女囚をどうやって連れていくのか、心配になった。
自分のトイレの心配を忘れて映画のなかの人のトイレの心配だ。
南北戦争後、まだまだ黒人差別が彼らの命すら脅かす。
それを実力で跳ね返す黒人賞金稼ぎが痛快。
リンカーンからもらった手紙が護符になっている。
R18、残虐なシーンのせいか。
そのわりにスカッとしている。
種田陽平とタランティーノ監督の「キルビル」に出演した栗原千明の撮影裏話対談が興味深い。


まぁ、ある意味これもタラアンティーノの儀式的映画ですな、
見たけど・・・・今一。
今、見たいのはThe Danish Girl 邦題は「リリーの全て」やったかな?
車の窓を開けて「一緒に頑張りましょう!」と大声で声援をおくりました^^

庶民もわかっていながら半ば「そういうもんだ」とあきらめてしまう。
そんな腐った構造が「取り戻したい日本」だなんて、許せませんね。