赤ちゃんを抱っこした女性議員がいる国会&春団治さん、さよなら
2016年 01月 14日
テレビでスペイン国会の議長選挙の様子をみた。
普段着みたいな感じの若者や女性が多い。
赤ちゃんを抱いている女性やお腹の大きい女性もいた。
2014年のデータで女性比率が39.7パーセント(世界12位)、今度の選挙でもっと増えただろう(日本は9.5パーセントで129位)。
そしてアナウンサーが言うには平均年齢が43歳(日本53歳)。
ぱっとみ、親和感と新鮮味を感じた。
世襲議員が少なければいいのだが。
一定数を法律なり政党独自にでも女性にわりふるクオータ制の導入とか世襲議員の規制なんて日本ではとうてい実現できないのかもしれない。
3・11の後、俺は、「新しいエリートたちのもとで原発なき文明を”復興”しよう」と書いた。
原子力村に象徴される官僚・政治・財界・学界・司法の既成の秩序・新自由主義に支配された西欧的価値観のシステムが根っこから腐って役に立たなくなっていると思ったのだ。
権威が権力になると腐敗が始まる。
進歩・変化することを嫌い、現状維持をよしとする。
現状が悪化・劣化しても自己の地位保全が第一となる。
嘘をつく。
脅す。
裏切る。
弱い者いじめをする。
世の中から、愛、理想、美、真実、誠、公平、正義、、価値のあるものを大切にする考え方をなくす。
そういうものを追い求める人々を生きていきにくくするからだ。
彼らが自由を大事にし、権力者のインチキを見抜き、その束縛から抜け出ようとすることを死ぬほど恐れているからだ。
すべてを金で評価する。
金なら自分たちでスクラム組んで稼ぎまくり守り通せるから、自分たちの優位が揺るがない。
権威・人気や権力ですら金で換算する世の中にする。
単純な権力バカにでも金の多寡はわかる。
なんとか日本の国会を根っこから変えなきゃ、その先は滅亡だぜ。
春団治が亡くなった。
さいごに聴いたのが赤坂区民ホール「東へ西へ」での「高尾太夫」、三年前だった。
登場すると笑顔で丁寧にお辞儀をしてから高座に上がる。
その笑顔、爺の俺でもとろけそうになるのだから、女はんたちにもてるのは当然だ。
「高尾太夫」で屁の噺をしたが、おかしくて笑うけれど、無臭の屁なのだ。
5年前に聴いた「代書や」で墨をするしぐさ、手品師が机と硯を透明にしたかと思うほど、ぴたっとまっすぐに磨ってみせた。
そのまた、二年前、初めて聴いたときは「鋳掛屋」。
「おったん、おったん(おっさん)」舌足らずのいたずら坊やの可愛かったこと。
この日は小三治と一緒に出たのだった。
こんな顔合わせに立ち会った幸せ!
極上の砂糖菓子、さらっと口の中で溶けて、天から落ちた甘露のような滋味があった。
極楽でももてはるやろな。
ごきげんよう!
普段着みたいな感じの若者や女性が多い。
赤ちゃんを抱いている女性やお腹の大きい女性もいた。
2014年のデータで女性比率が39.7パーセント(世界12位)、今度の選挙でもっと増えただろう(日本は9.5パーセントで129位)。
そしてアナウンサーが言うには平均年齢が43歳(日本53歳)。
ぱっとみ、親和感と新鮮味を感じた。
世襲議員が少なければいいのだが。
原子力村に象徴される官僚・政治・財界・学界・司法の既成の秩序・新自由主義に支配された西欧的価値観のシステムが根っこから腐って役に立たなくなっていると思ったのだ。
進歩・変化することを嫌い、現状維持をよしとする。
現状が悪化・劣化しても自己の地位保全が第一となる。
嘘をつく。
脅す。
裏切る。
弱い者いじめをする。
世の中から、愛、理想、美、真実、誠、公平、正義、、価値のあるものを大切にする考え方をなくす。
そういうものを追い求める人々を生きていきにくくするからだ。
彼らが自由を大事にし、権力者のインチキを見抜き、その束縛から抜け出ようとすることを死ぬほど恐れているからだ。
すべてを金で評価する。
金なら自分たちでスクラム組んで稼ぎまくり守り通せるから、自分たちの優位が揺るがない。
権威・人気や権力ですら金で換算する世の中にする。
単純な権力バカにでも金の多寡はわかる。
春団治が亡くなった。
さいごに聴いたのが赤坂区民ホール「東へ西へ」での「高尾太夫」、三年前だった。
登場すると笑顔で丁寧にお辞儀をしてから高座に上がる。
その笑顔、爺の俺でもとろけそうになるのだから、女はんたちにもてるのは当然だ。
「高尾太夫」で屁の噺をしたが、おかしくて笑うけれど、無臭の屁なのだ。
5年前に聴いた「代書や」で墨をするしぐさ、手品師が机と硯を透明にしたかと思うほど、ぴたっとまっすぐに磨ってみせた。
そのまた、二年前、初めて聴いたときは「鋳掛屋」。
「おったん、おったん(おっさん)」舌足らずのいたずら坊やの可愛かったこと。
この日は小三治と一緒に出たのだった。
こんな顔合わせに立ち会った幸せ!
極上の砂糖菓子、さらっと口の中で溶けて、天から落ちた甘露のような滋味があった。
極楽でももてはるやろな。
ごきげんよう!
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unburro at 2016-01-15 01:00
スペイン国会!次男のFBにもシェアされていました。
ラテン系の国は、母系社会の色が濃いので、
特に、女性の政治家の説得力がある様な気がします。
街を歩いていても、働いているのは女たちで、
男たちは、立ち話していたり、バルで飲んでいたり…(笑)
春団治と小三治!
宝クジに当たるより、凄い!
(年末ジャンボ完敗の私が言っても、説得力がないですが…)
上方落語に、よく出てくる生意気な子供、かわいいですねえ。
ラテン系の国は、母系社会の色が濃いので、
特に、女性の政治家の説得力がある様な気がします。
街を歩いていても、働いているのは女たちで、
男たちは、立ち話していたり、バルで飲んでいたり…(笑)
春団治と小三治!
宝クジに当たるより、凄い!
(年末ジャンボ完敗の私が言っても、説得力がないですが…)
上方落語に、よく出てくる生意気な子供、かわいいですねえ。
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sweetmitsuki at 2016-01-15 04:33
日本語も洒脱な言い方をすれば母音が省略されるそうです。
「いいです。」が「ええでえ。」となるように。
きれいな日本語を使う人を、また一人喪ってしまいましたね。
日本は、朽ち果てて倒れるところまでいかないと、再生できないんじゃないでしょうか。
それでは手遅れなんですけど。
「いいです。」が「ええでえ。」となるように。
きれいな日本語を使う人を、また一人喪ってしまいましたね。
日本は、朽ち果てて倒れるところまでいかないと、再生できないんじゃないでしょうか。
それでは手遅れなんですけど。
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j-garden-hirasato at 2016-01-15 06:55
ご冥福をお祈りいたします。
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saheizi-inokori at 2016-01-15 09:32
> unburroさん、静岡・浜松がそんなところだと聞いたことがあります。
男が働かないからスーツが売れないんだとか。
食い物にあぶれることのない住みやすいいところなんでしょうかね。
こうして春団治が逝ってしまうと、よくぞ見たとの思いがひとしおです。
面倒くさがらずに足を運ぶ(節約して)ことが大事、といっても趣味がちがったらなんのこっちゃでしょうが。
男が働かないからスーツが売れないんだとか。
食い物にあぶれることのない住みやすいいところなんでしょうかね。
こうして春団治が逝ってしまうと、よくぞ見たとの思いがひとしおです。
面倒くさがらずに足を運ぶ(節約して)ことが大事、といっても趣味がちがったらなんのこっちゃでしょうが。
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saheizi-inokori at 2016-01-15 09:36
> sweetmitsukiさん、上方落語のイメージはガラガラ声であまりきれいな言葉とは言い難いように思いましたが、春団治はきれいでした。
やはりどこの方言でも使う人によってきれいにもなりがらっぱちにもなるのですね。
アメリカべったりでどうなるのか。
トランプみたいなのを見ていると恐ろしくなります。
やはりどこの方言でも使う人によってきれいにもなりがらっぱちにもなるのですね。
アメリカべったりでどうなるのか。
トランプみたいなのを見ていると恐ろしくなります。
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saheizi-inokori at 2016-01-15 09:37
> j-garden-hirasatoさん、いまごろ四天王たちと楽しくやってるかもしれないです。
by saheizi-inokori
| 2016-01-14 12:05
| 落語・寄席
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