ことし印象に残った本40冊
2015年 12月 31日
「来年こそは、何も言わなくても、朝起きたらカーテンを開け、読んだ新聞は折り畳み、食卓の上に物を置かない、、直接いうと機嫌が悪くなるから困る」
羨ましいような、なんとなく可哀想なオヤジだ。
こういう人が、夫婦別姓に反対するんだろうな。
便器の掃除をしながらそう思った。
今日も快晴、布団が干せる!
洗濯ものをパンパンやって太陽に感謝する喜びを知り給え、おっさん。
自然現象も、洪水・竜巻・日照り・山崩れ、、これまたほぼ毎日のようにテレビニュース。
そんな時代に、落語三昧、本もなんとか読めて、夏にはデモにも参加、ときにはお誘いがあって深酒も飲み、なかでも名古屋で25年ぶりの軟骨会には東海道ぶらり在来線の旅もできた。
家族の病気にも肝を冷やしたが、なんとか切り抜けることができた。
なにより痛恨事は大曲の友人を亡くしたこと。
ブログの過去記事を見ていると、ついこの間まで故人夫妻との楽しかったいろいろが見られて、つくづく世の無常を感じる。
(1)戦後70年に鑑み、忘れてはならない戦中戦後に関する本。
山田風太郎「戦中派復興日記」
「今再軍備論かまびすしき中にまだ国内防衛だけに、など殊勝らしいことをいっているが、その中(うち)、防衛は国境外で、とか、攻勢こそ最大の防御である、なンていい出すにきまってる」
昭和26年の日記から。
福永文夫「日本占領史 1945-1952 東京・ワシントン・沖縄」
大西巨人「神聖喜劇」(第一巻~第五巻)
小熊英二「生きて帰ってきた男ーある日本兵の戦争と戦後」
保阪正康「戦場体験者 沈黙の記録」
豊下楢彦「昭和天皇の戦後日本 《憲法・安保体制》にいたる道」
中田整一「ドクター・ハック 日本の運命を二度にぎった男」
池田浩士 「ヴァイマル憲法とヒトラー 戦後民主主義からファシズムへ」
中脇初枝「世界の果てのこどもたち」
先日も故郷を探す在留孤児のことが報じられていた。
デイヴィッド・フィンケル「帰還兵はなぜ自殺するのか」
アメリカも日本も戦争で苦しむのは庶民たちだ。
中野晃一「右傾化する日本政治」
N・チョムスキー「海賊と帝国 テロの帝国アメリカ」
内藤正典「イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北」
宮田律「中東 迷走の百年史」
パンカジ・ミシュラ「アジア再興 帝国主義に挑んだ志士たち」
(3)世界経済・テクノロジー・グローバリズム批判に関する本
トマ・ピケティ「21世紀の資本」
平川克美「グローバリズムという病」
ナオミ・クライン「ショック・ドクトリン」
ソニア・シャー「人類五〇万年の闘い マラリア全史」
ニコラス・G・カー「オートメーション・バカ」
デヴィッド・スタックラー&サンジェィ・バス「経済政策で人は死ぬか?公衆衛生学から見た不況対策」
峰村健司「十三億分の一の男」
エヴァン・オズノス「ネオ・チャイナ 富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望」
閻連科「愉楽」
佐野洋子「私の息子はサルだった」
杉浦日向子「ごくらくちんみ」
米原万里「終生ヒトのオスは飼わず」
稲葉真弓「エンドレス・ワルツ」
井伏鱒二「荻窪風土記」
稲垣栄洋「弱者の戦略」
ヴォーンダ・ミショー・ネルソン「ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯」
ジェイムズ・トンプソン「凍氷」
ヘレーン・ハンフ「チャリング・クロス街84番地 本を愛する人のための本」
カズオ・イシグロ「忘れられた巨人」
大城立裕「レールの向こう」
中勘助「銀の匙」
木田元「哲学散歩」
セバスチャン・サルガド「わたしの土地から大地へ」
魚川祐司「仏教思想のゼロポイント」
中国新聞取材班「猪変 いへん」
いいお年をお迎えください。
来年こそ悪夢の安倍政権を倒しましょう!
佐平次さん、どうぞ良い新年をお迎え下さい。
新年の更なるご多幸を祈念申し上げます*
今年も、あたたかい記事とsaheizi様の
叡智詰まる本棚と解説に力を頂きまして前に進みました
誠にありがたく感謝申し上げます
そうですね!
あべ倒閣なくして、明るい未来はないですわ
諦めず参りたいと思います よろしくお願い申し上げます
↑の記事を読んでいて「洗濯物の取り入れ」を思い出しました。
いつもご無沙汰ですが、記憶にはしっかりあって^^色々ありがとうございました。
ホンマに疲れやすくなりましたが佐平治さんは「家事」もされるんですね。
偉いなぁ~~
男の方もせんといけませんねっ。
我が夫も私が腰を痛めて以来協力的なりました。
もっと、はやく気をつけ!!(笑)
通過していくのみ。
でもブログに書かなければまったく読まなかったことになってしまうから、読んでいただけることを励みに書いています。
こちらこそよろしくお願いします。
はい! 倒しましょう
そのための作戦会議も、開きたい 笑
新年でのsaheizi さんと そのご家族(当然 サンチも)のご健康とお幸せ 祈っております
この年になると 何はなくとも 健康 だと実感しますね
よいお年をお迎えください
本気でそう思い実行していらっしゃる方が“日本”にもいらっしゃることを誇りに思います。
いつも刺激を頂きつつも、こちらでダイジェスト版を読んだ気になってしまい、
いけません(ToT)
ピケティ、新年明けましたら頑張ってみます!・・多分。
来年も知的刺激を、お願い致します。
色んな事があり過ぎて、もっと前のような気がしていました。
この1年、未来から振り返れば、
きっと、大きな曲がり角の曲がり始めのポイントなのではないか、と心配な気持ちになります。
でも、この流れを変えることも出来る、と諦めないで、
新年を迎えたいです。
来年もよろしくお願いいたします!
世の中のためになっていない自分のせめてもの仕事かと。
ピケティはくだけた文章なので読みやすいですよ。
数字のいろいろは適当につきあって^^。
もっともっと学術的な本も読まなきゃいけないのでしょうが。
いつも素敵な記事を拝見して楽しいです。
こちらこそよろしくお願いします。
腰はほとんどよくなりました。
大曲のご友人のことは大きな悲しみでしたね。
病気って悔しいですね。
大晦日の朝、夕べのラジオでやった落語を聴きました。
春風亭 柳好さんの文七元結でした。
楽しかったですね。そしてとてもよかったです。
来年もまたよろしくお願いいたします。
どうぞよきお年をお迎えくださいませ。
お互い、気をつけなくちゃね。
柳好、お気に召しましたか。
わたしはこのところ毎晩聞きまくって(同じ噺が多いのですが)います。
笑わせようという感じがなくて、だから笑えてしょうがないのです。
明日からもお元気で新しい年をお迎えください。