どうしてバカが国会議員になるのだろう オートメーション・バカのせいかも

田中秀征など数少ない政治家の友だちが、議員として当選するまでにどれほどの苦労をしたかを見ている者として、武藤、大西、柿沢、中谷、磯崎、多くの世襲議員、、いや、そうでないのを探す方が難しいのだが、今の政治家がいとも簡単に国会議員になってしまうのにはほとほと呆れてしまう。
知能程度を疑われるうえに志操堅固とは全く無縁、単なる派閥の員数合わせとしか思われない木偶の棒を当選させてしまう人たちにも、「なに考えて生きてんの？」と訊きたくなる。
（息子が台湾から術後の検査のために帰国、一人で飲んでも息子を前にして呑むのは嬉しい）

田中秀征などは４回も落選を重ねた。
秘境と言われる秋山郷の一軒一軒をたずねて人々と話し込んだ。
草の根選挙という言葉よりも先をいってたのではないだろうか。
演説会には会費を取って３時間も信念を吐露し続けた。

武藤某が次から次へと、どんどん低劣な話題を提供してメデイアを喜ばせている。
俺は金銭疑惑や買春疑惑などより、早い時期に報じられた彼の憲法否定発言が最大の問題だと思う。
日本国憲法によって破壊された日本人的価値観という、武藤の文章は明らかに日本国憲法を否定している。

「基本的人権の尊重」という言葉に表された思想の根底には、国家がどうなろうと社会がどうなろうと自分の「基本的人権」は守られるべきだという、身勝手な「個人主義」が存在している。
凄いじゃないか。
個人としてそういう思想を持つことは、ほかならぬ日本国憲法によって保障されている。
だが、国会議員としてこういう発言を公にすることは、それこそいかがなものだろうか。
自民党がこういう男を自党の議員として立候補を認め、安倍と肩を組んだ写真で推薦した。
この問題こそ国会に証人として呼び出して、当時の自民党選対部幹部ともども徹底的に追及すべきではないのか。
「武藤貴也」で検索してもこの問題がなかなか出てこない。
ほんとうに知らねばならない・知るべきことよりも、そっち（検索エンジン？）が知らせたいことを知らせる、「オートメーション・バカ」の実例だ。
そうして見れば、武藤や大西、磯崎などのクレージーな”選良”を生み出すのは、オートメーション・バカにも大いなる責任がありそうだ。
おそらく武藤は自分の選挙区の地図を書けないだろう。