デモにも参加しない爺さんになってしまった

このところデモに行ってないから、今日こそ巣鴨のＯＬＤｓに参加しようと思っていたのに、どうも朝から元気が出ない。
寝転がってホンを読むばかりの一日だった。
こうしていると心身ともに休まるのかと思うとそうでもない。

心が弱ってくると神経が、鉛筆を尖がらせたみたいな、または電線の被覆を剥いでしまったような感じになって、つまらないことがずいぶん気に障る。
テレビの女の子の裏返ったような嬌声にやつあたりしたり。
（この靴の持ち主はよくここに脱ぎ忘れている。この間は木の枝にかかっていた）

夕方、多摩川の花火の音が聞こえ始める。
衛星テレビでは大曲の花火大会の実況も始まる（誰が見るもんか）。
剥きだしになった神経がぴくぴくふるえる。

夜中、三時、突然猛烈な腹痛、背中も痛い。
トイレに駆け込んで数分、なんとか収まった。
パジャマがびっしょりになるほどの冷や汗をかいた。
寝過ごしそうだなあ、と思いつつもうつらうつらしていて、ふと時計を見ると６時を回っている。
ほい、しまった！
サンチを連れて出たら思いのほか涼しい。
どしんどしん、四股を踏んだら、すこし力がでてきた。