安倍政権は悪ガキ系 ジュディ・ダットン「理系の子 高校生科学オリンピックの青春」
2015年 05月 27日
日本のリスクが増しているから集団的自衛権を行使できるようにして自衛隊にリスク対応をさせる、それならどう考えたって魔法使いたちの集まりでもない限り自衛隊のリスクは増えるだろう。
戦争法制をめぐる安倍政権の言い分は安倍と中谷の食い違った発言などもあり、支離滅裂だ。
これは彼らの国語能力の問題だけではなく、むしろ、もともと論理整合性のない企てをますます混乱させて、数の論理で押し切ろうとする戦術的意図に発しての言動だと思う。
俺はどう考えても理系の子ではなかったが、さりとて文系の子ともいいきれない。
作文や本を読むのは好きだったが、高校に入って国語、とくに現代文の試験が苦手だった。
「これは作者のどういう気持ちを表しているのか三行で書きなさい」、みたいなやつ、どう答えたら正解なのか分らなかった。
受験参考書を買ってきて、「当たり前のことを言いかえればいい」みたいだと、試験のコツみたいなのをつかんでからは得意科目になった。
試験科目が得意科目になったからといってそれが国語能力も向上したことにならないのは当然だけれど。
安倍たちは何系だろう。
文系でもまして理系でもない。
○○(差別的表現)系にしては愛すべき与太郎系ではなくて、悪ガキ、長ずるに及んでいい子になるというような代物ではなくて、そこらのギャングたちをも鼻白ませるような悪ガキ系ではなかろうか。
自分のわからない・都合の悪いことには目をつぶり、白を黒と言いくるめて、それでも言うことを聞かないやつは力で脅しつける。
本のこと。
インテル国際科学フェア、世界中の予選を勝ち抜いた1500人もの高校生が理科の自由研究を発表する。
多額の(総額3億円を超える)賞金を目当てに(それで大学進学するなど)命を削るようにして挑戦する子も多い。
核融合炉を自力で作った子。暖房のない貧しい家で喘息に苦しむ妹のために廃品利用で太陽光をつかった暖房機械を作ったインディアン保護区に住むナヴァホ族の子。ハンセン病にかかってもへこたれず、ハンセン病の徹底研究を行い差別意識の一掃にはげんだ子。少年ギャングたちの収容所にいながら惑星から送られてくるデータをもとに地球外生命存在の可能性について研究した子。馬好きが講じてホース・セラピーの有効性を実証した子。デュポン社の城下町に住みながら排水汚染とその対策を研究した子。自閉症の従妹をよく見ることからその隠れた才能を見つけ画期的な教育プログラムを開発した子。シリコンに代わる新素材・グラフェンの大量・安価な生産方法を考案して巨額の売り上げの見込める会社を興した子、、。
11人の「理系の子」たちがどういう境遇で育ち、どんなきっかけで研究することに夢中になったか。
研究そのものよりも(それを詳しく言われてもわからないけど)、彼らとまわりの人たちの生き方・想いを、週刊誌のルポルタージュのように生き生きと描いて面白い。
(コガモが3羽)
かならずしも恵まれた(経済的・人的)環境を必要としてはいないようだ。
むしろハンディキャップがある方がそれをバネとして素晴らしい成果を挙げたり、「必要は発明の母」的なケースも多い。
共通していえるのは、誰か導き手になる人の存在だけは必須であること。
その人が彼らの能力を認めて思いもよらない研究の成功に導くのだ。
(鎌倉の古本屋)
数学は5問中一問しかできなかったのに大学に合格した俺。
寮で理学部の友人から「測度論」のことを聞いて興奮した。
数学とはなんと面白いものだろう!
だが彼のような人に数学を教わったとしても、やはり数学は苦手だっただろう。
「測度論」なんて今なんのことかまったく分らないのだから。
横山啓明 訳
文藝春秋
戦争法制をめぐる安倍政権の言い分は安倍と中谷の食い違った発言などもあり、支離滅裂だ。
これは彼らの国語能力の問題だけではなく、むしろ、もともと論理整合性のない企てをますます混乱させて、数の論理で押し切ろうとする戦術的意図に発しての言動だと思う。
作文や本を読むのは好きだったが、高校に入って国語、とくに現代文の試験が苦手だった。
「これは作者のどういう気持ちを表しているのか三行で書きなさい」、みたいなやつ、どう答えたら正解なのか分らなかった。
受験参考書を買ってきて、「当たり前のことを言いかえればいい」みたいだと、試験のコツみたいなのをつかんでからは得意科目になった。
試験科目が得意科目になったからといってそれが国語能力も向上したことにならないのは当然だけれど。
文系でもまして理系でもない。
○○(差別的表現)系にしては愛すべき与太郎系ではなくて、悪ガキ、長ずるに及んでいい子になるというような代物ではなくて、そこらのギャングたちをも鼻白ませるような悪ガキ系ではなかろうか。
自分のわからない・都合の悪いことには目をつぶり、白を黒と言いくるめて、それでも言うことを聞かないやつは力で脅しつける。
インテル国際科学フェア、世界中の予選を勝ち抜いた1500人もの高校生が理科の自由研究を発表する。
多額の(総額3億円を超える)賞金を目当てに(それで大学進学するなど)命を削るようにして挑戦する子も多い。
核融合炉を自力で作った子。暖房のない貧しい家で喘息に苦しむ妹のために廃品利用で太陽光をつかった暖房機械を作ったインディアン保護区に住むナヴァホ族の子。ハンセン病にかかってもへこたれず、ハンセン病の徹底研究を行い差別意識の一掃にはげんだ子。少年ギャングたちの収容所にいながら惑星から送られてくるデータをもとに地球外生命存在の可能性について研究した子。馬好きが講じてホース・セラピーの有効性を実証した子。デュポン社の城下町に住みながら排水汚染とその対策を研究した子。自閉症の従妹をよく見ることからその隠れた才能を見つけ画期的な教育プログラムを開発した子。シリコンに代わる新素材・グラフェンの大量・安価な生産方法を考案して巨額の売り上げの見込める会社を興した子、、。
11人の「理系の子」たちがどういう境遇で育ち、どんなきっかけで研究することに夢中になったか。
研究そのものよりも(それを詳しく言われてもわからないけど)、彼らとまわりの人たちの生き方・想いを、週刊誌のルポルタージュのように生き生きと描いて面白い。
かならずしも恵まれた(経済的・人的)環境を必要としてはいないようだ。
むしろハンディキャップがある方がそれをバネとして素晴らしい成果を挙げたり、「必要は発明の母」的なケースも多い。
共通していえるのは、誰か導き手になる人の存在だけは必須であること。
その人が彼らの能力を認めて思いもよらない研究の成功に導くのだ。
数学は5問中一問しかできなかったのに大学に合格した俺。
寮で理学部の友人から「測度論」のことを聞いて興奮した。
数学とはなんと面白いものだろう!
だが彼のような人に数学を教わったとしても、やはり数学は苦手だっただろう。
「測度論」なんて今なんのことかまったく分らないのだから。
横山啓明 訳
文藝春秋
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sweetmitsuki at 2015-05-27 17:29
安倍は、ガキ系でっす。要するに未熟なまま大人になっただけでやっていいことと悪いことの区別すらわからないのですから、わざわざ「悪」を冠する必要もないんじゃないですか。
↓で死地獄なら安倍は地獄いきみたいなことが書かれておきましたが、全体図はどうなんでしょうか
↓で死地獄なら安倍は地獄いきみたいなことが書かれておきましたが、全体図はどうなんでしょうか
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蛸
at 2015-05-27 19:53
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saheizi-inokori at 2015-05-27 21:18
> sweetmitsukiさん、安倍はそんなにいい子じゃないでしょう。
邪悪なものを感じますよ。
街宣車の全体図ねえ、よく見ないうちに動き出してしまいましたよ。
たぶんTPP反対かな。餓死という字がありました。
邪悪なものを感じますよ。
街宣車の全体図ねえ、よく見ないうちに動き出してしまいましたよ。
たぶんTPP反対かな。餓死という字がありました。
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saheizi-inokori at 2015-05-27 21:20
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jarippe at 2015-05-27 21:23
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saheizi-inokori at 2015-05-27 21:34
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sheri-sheri at 2015-05-27 23:33
今晩は。今日の国会中継ご覧になりましたか。どんなに、質問されても、まったく関係ないそれた話で終わっています。質疑する面々も開いた口がまたしてもふさがらないようでした。いったい日本をどうしたいのでしょう?
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福
at 2015-05-28 06:59
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saheizi-inokori at 2015-05-28 10:00
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saheizi-inokori at 2015-05-28 10:02
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unburro at 2015-05-28 11:05
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reikogogogo at 2015-05-28 12:42
都会のカエル、駐車場に現れ、移動する迄20分も待ちました。何故か?「一寸の虫にも5分の魂」諺を思い出したの。
カエルの体長5寸はあったかな?私の期待通りの動きに満足。
それから思い出した事、辻堂魁の時代物、一寸読みかじった「5分の魂」人の才覚技量や、人とお金の欲、現代に通じるものありと。
カエルの体長5寸はあったかな?私の期待通りの動きに満足。
それから思い出した事、辻堂魁の時代物、一寸読みかじった「5分の魂」人の才覚技量や、人とお金の欲、現代に通じるものありと。
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saheizi-inokori at 2015-05-28 15:09
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saheizi-inokori at 2015-05-28 15:12
> reikogogogoさん、買い物に行く道にいたカエル君、動かなきゃ大丈夫かと、私のことを熊と思ったか、しばらくじっとしていました。
20分にはならなかったけれど。
辻堂魁、知りませんでした。面白いのかな。
20分にはならなかったけれど。
辻堂魁、知りませんでした。面白いのかな。
by saheizi-inokori
| 2015-05-27 11:27
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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Comments(14)