目黒川、呑川、桜追い思い出を追い人を追う
2015年 03月 31日
恵比寿で会合があるのにかこつけて池尻から中目黒まで目黒川沿いに歩いた。

川や池沿いの桜は枝を低い位置からく伸ばして水に向かってカーテンをもしくは獅子の毛を垂らすがごとくになる。
近所の呑川緑道でも暗渠になっているところは樹が上へ上へと伸びているのに、水が流れているところは低い部分から枝が伸びて下に向かう。

見事だなあ、とうっとりしながら歩く。
半世紀以上も前にこの近くに住んでいたのだが、そのときはこんなに見事じゃなかった。
川もコンクリートで武装していない、そのままの川だった。
大雨が降って水が溢れそうになったこともある。
帰宅するときに中目黒の駅で夕立、公衆電話で息子に傘を持ってきてくれと頼んだが、なかなか来ないので川に沿って歩き出した。
途中で会うこともなく10分ほどで、びしょ濡れになって家について、詰ったら、服を着換えていたというではないか。
おしゃれ心がついてきたのだった。

中目黒から恵比寿、渋谷方面へと歩いて銭湯に。

腕に桜吹雪のオッサンと並んで熱い湯に入る。
下着の着替えをもってこなかったのが臥龍点睛を欠く。

恵比寿駅前の台湾料理の店で、15人ほどの宴会。
27年前に俺が創設に関わった会社の仲間の一人が退職するので送別会。
15年前くらいまではしょっちゅう集まっていたのがすっかりごぶさたになっていた、当時は「もう30だって!信じられな~い!」なんて言ってた子たち(女性ばかり)が今は50代。
後からみると誰だか分らないほど、オバサンになっているが前からみるとパキパキの新入生だった面影が残っている。
もうすぐ「カンレキって何よ!」になっちゃう。
その姿は俺は見ないだろう。

懐かしさにうっとりしていたら、店の時間制限でサヨナラ。
ああ、もっと話をすればよかった。
そんなことばかり考えているこの頃だ。

今朝も又、呑川の反対側をサンチとカミさんと歩く。
昨日話したりなかったのを埋め合わせるように、行き違う人と話をする。
頸椎ヘルニアで杖を突いて歩行トレーニングしている同年輩のオッサンには激励を、よちよち歩きの保育児たちには「蟻さん、いたア?」だとか。
桜と青空には子供たちが似合うなあ。

さあ、今日は千鳥ヶ淵だ。


近所の呑川緑道でも暗渠になっているところは樹が上へ上へと伸びているのに、水が流れているところは低い部分から枝が伸びて下に向かう。

半世紀以上も前にこの近くに住んでいたのだが、そのときはこんなに見事じゃなかった。
川もコンクリートで武装していない、そのままの川だった。
大雨が降って水が溢れそうになったこともある。
帰宅するときに中目黒の駅で夕立、公衆電話で息子に傘を持ってきてくれと頼んだが、なかなか来ないので川に沿って歩き出した。
途中で会うこともなく10分ほどで、びしょ濡れになって家について、詰ったら、服を着換えていたというではないか。
おしゃれ心がついてきたのだった。


下着の着替えをもってこなかったのが臥龍点睛を欠く。

27年前に俺が創設に関わった会社の仲間の一人が退職するので送別会。
15年前くらいまではしょっちゅう集まっていたのがすっかりごぶさたになっていた、当時は「もう30だって!信じられな~い!」なんて言ってた子たち(女性ばかり)が今は50代。
後からみると誰だか分らないほど、オバサンになっているが前からみるとパキパキの新入生だった面影が残っている。
もうすぐ「カンレキって何よ!」になっちゃう。
その姿は俺は見ないだろう。

ああ、もっと話をすればよかった。
そんなことばかり考えているこの頃だ。

昨日話したりなかったのを埋め合わせるように、行き違う人と話をする。
頸椎ヘルニアで杖を突いて歩行トレーニングしている同年輩のオッサンには激励を、よちよち歩きの保育児たちには「蟻さん、いたア?」だとか。
桜と青空には子供たちが似合うなあ。


むかし、目黒川の近くに住んでいたことがあるので、とても懐かしいです。それにしても東京のさくら、一気に咲きましたね。
こちらにも桜はあるのですが、一重の花弁のものだとこんなふうに花が大きく咲きません。だから桜が特別すてき、というふうには感じられないのです。八重桜が咲き始めると、あれは花が小手鞠のようになるし花の色も濃いから目立つのですけれど。
こちらにも桜はあるのですが、一重の花弁のものだとこんなふうに花が大きく咲きません。だから桜が特別すてき、というふうには感じられないのです。八重桜が咲き始めると、あれは花が小手鞠のようになるし花の色も濃いから目立つのですけれど。
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素晴らしいですねぇ。・・・まるで絵のようです。さ平治さんの感性に響く美しい桜の並木。そしておっしゃるように桜と青空、子供達がほんとにぴったりと一つのセットのようで・・・これ以上の幸せな光景はないですね。いつまでもこの幸せが続き、恐ろしい戦争なんか起きませんように・・と願ってしまいました。

ああ・・・千鳥ヶ淵の桜、一度くらいは見てみたいです。
poirierさん、昔?すれちがうほどかな^^。
こちらの桜は実に種類が多いですね。
花びらの小さいの大きいの、八重に一重に二重に、、色合いも白から緑、次から次へと咲くから追いかけるのも大変です。
こちらの桜は実に種類が多いですね。
花びらの小さいの大きいの、八重に一重に二重に、、色合いも白から緑、次から次へと咲くから追いかけるのも大変です。
takoome さん、日本にいる私もあの花見はもうずいぶんやってないです。
とつぜんやりたくなりますが、仲間がいません。
とつぜんやりたくなりますが、仲間がいません。
sheri-sheri さん、おっしゃる通り、あまりに長閑な景色だけに胸騒ぎを感じます。


近ごろ時間制限する店が増えましたね。居酒屋まで2時間なんて言いだす時代。事前に言ってくれるならまだしも、宴たけなわにいきなり「時間です」なんて言われるとカチンときます。
4月半ばに京都に行く予定ですが、桜は終わりそうです。
4月半ばに京都に行く予定ですが、桜は終わりそうです。
福さん、しみじみとほろ苦さを味わいつつ、、ね。
改良湯。
なにか由来がありそうな屋号ですね。
なにか由来がありそうな屋号ですね。
by saheizi-inokori
| 2015-03-31 12:05
| こんなところがあったよ
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Comments(14)