フォワグラ、エゾシカ、、フレンチも悪かないネ 上野「ブラスッリー レカン」

姦通罪（懲役２年）は違憲かが最高裁で争われるという韓国。
雪の女王が乱舞して氷の国になったアメリカ。
フィンランドの原発建設を受注したはいいが期限を過ぎても一向に完成せず巨額の赤字を出す、フランスのアレバ。
そのフランスの閣僚が（？）シリアのアサド大統領に会いに行ったら、なんとアメリカの元高官も現地にいた、例によってその時々の都合で変わる（？）欧米の中東政策。
まるまる肥ったＨＳＢＣの幹部が「再発防止策」って、「ばれない策」のことだろう。

世界は滑稽ですらある、泣きべその滑稽。

日本では、道徳教育強化の旗を振りかざす下村文科相の不正献金疑惑が浮上。
道徳教育は安倍を級長にして、下村、西川、小渕、、自民党の連中から始めよ。
ご馳走続きでいささか照れ臭いやら、病んでいる方、苦しんでいる方には申し訳ないが、こんどはフレンチ。
定例の集まり、新年会は上野駅、「ブラッスリー　レカン」。
「佐田岬一本釣りのハマチとアボガドのタルタル　マントンシトロンオイル風味」
「佐田岬って四国にあるんだよ、俺レンタカーを駆って行ったよ」というと「サタミサキは九州の大分です」と自信と確信をもって断じるＭ君。
おかしいなあ、と思いながらもガラケーのグーグルで調べると、九州にあるのは「佐多岬」、そして鹿児島県。
ほら見ろ、と威張ってみせた。

が、さっき拙ブログを調べたら、俺の行ったのは「蒲生田岬」、佐田岬には行きたかったけれど行けなかったのだ。
あれが、俺のラストドライブだったなあ。
「フレンチトーストにのせたフォワグラのポワレ　あかねりんごのコンフィチュールと共に」
フォワグラ！懐かしの再会、俺を覚えていてくれたか。

話題はピケティの「２１世紀の資本」。
奥さんに「高い」「場所ふたぎ」と怒られながらも買って読んだＳ君。
いろんな気に入った個所を挙げては「ホントにそうだよなあ、面白いよなあ」って、まるで映画の感想を語り合うようで、愉快なりき。
国産牛のグリエとの選択で、７人全員がこっちを選んだ、「蝦夷鹿のロティ　ポワヴルアラクレーム」。
鹿が増えて、このままでは農家も民家も大変、オオカミを放すべきだ、などと無責任な放談の末に、「悪いのはみんな人間だよな」と頷きあって、シカ肉をもぐもぐ、うめえ。

デザートも５種類から選ぶ、なにを選んだか覚えていない。
俺としてはワインをもう一本。

ダルと３００日ルール、などという話題にはワケワカ。
珈琲もついて、料理だけなら４１００円（税込）、なかなかイケる。
フレンチを食ったのも久しぶり。
年輩のウエイターの落ち着いたサービスも善き哉。