知らざあ言って聞かせやしょう 江戸泥坊のすべて 三田村鳶魚「泥坊づくし」
2015年 01月 24日
昨日思い切って布団を干してシーツなどを洗ってよかった、天我を見捨てたまわず。
後藤さんのお母さんの記者会見はりっぱだった。
イスラム国に日本は敵対していると、わざわざ教えに行った安倍に対して内心どんな思いでいらっしゃるか。
身の危険も顧みずに使命を果たそうとしたジャーナリスト(国の宝だ)が、理不尽な目にあったからといって謝る必要などはない。
国はこういう人を守るためにある。
外交官やその任にある人は日常の保身・公私混同の楽天地から出て身を捨てて後藤さんを救うべきだ。
だいたい、去年彼らがつかまったことを知りながらなにをしていたのか!
火中に飛び込むというバカな坊ちゃん・安倍にどんな知恵を授けたのか。
二十歳の時に来島恒喜の大隈外相狙撃事件のときに三多摩壮士の一人として検挙された(無関係だったからすぐ釈放)硬骨漢。
深い学識にもとづき大江戸泥坊史を語る、泥坊づくしとはよくぞ言ったものだ。
権力者・武士の愚かしさ、腹の座らない連中へのシニカル、厳しい視点が楽しい。
戦国武士のお名残狂言が慶長の賊群であり、太平になってからの武士の切狂言が慶応の御用盗だったのですから、彼らの因縁因果を打ち明けたようにも思われて、まことにあさましいような気が致します。泥坊の元祖がラッパ・スッパ、その末裔が勤王の名士、その大将が西郷隆盛という御用泥坊だなんて、彼の地の西郷党の皆さんには癪に障ることも書いている。
時代を経るにつれ社会も変化するのは当然だが、それが泥坊たちのありようにも大きな変化をもたらす。
権力者の取り締まり方の変遷も。
あたかも江戸時代史を読むがごとくだ。
昔、東大入試・日本史に「日本の衣装史」が出たことがあるが、泥坊史は未聞だ。
鼠小僧次郎吉とか日本左衛門、雲隠仁左衛門、五人小僧など芝居・講談などの人気者の虚実をつまびらかにする。
「ねこばば」の語源を今更にして知った。
残酷な拷問、斬首、さらし首、イスラム国の連中が参考にしたいと視察に来そうなことがついこの間まで、この日本の東京市中で行われていたのだ。
河出文庫
(http://を前につけて)
blogos.com/article/104020/?p=1
何ヶ月も前に拉致されてるのに、アベ氏は中東に出かけ
堂々と十字軍(米英+仏イスラエル)への加入宣言とは。 彼の言動について、海外で厳しい記事がでていますね
それは後藤さんたちの応援になるはずです。
ほんとに恐ろしい。
欧州の拷問道具や処刑道具を見ましたが、西欧だけでなく、日本でもついこの間まで残酷な処刑により人を殺していたのですね。泥棒ではなく泥坊?意味合いが違ってくるのでしょうか。義賊的?もしかしてよく読んでいなかったかも。
泥坊は泥棒より感じが出ているような気がしませんか。
三田村は義賊というのはありえないとかなり厳しく否定しています。
民衆がそういう存在に夢を託すというか喝采する気分があったのだろうと。複数の泥坊の噺が一緒になって大泥棒=義賊の噺になっていくプロセスなども書いてました。