銭はなくとも餅は搗く 恒例房総餅つき大会にお招ばれ
2014年 12月 28日
暮れはベートーベンの第九、落語は「芝浜」が定番だが、俺はブラームスの方がピッタリくる。
とくに終わりの方でフルートが切なくむせぶとこなんざ、お能の笛、ゆんべの月を思わせる。
さいごはD51の驀進だしよ。
落語?そりゃ「二番煎じ」でがしょう、え?「尻餅」だって?あにき、隅に置けない。
「酢豆腐」のセリフじゃないけれど、おれは銭はなくとも餅は食う、銭はなくとも餅を搗く、ってことで恒例の房総餅つきに(見学に)参加。
嬉しいと早起きするから、思ったより早く着いて迎えはいらねえ、と田舎の路をガラガラを引きずって歩く。
車で通り過ぎる道も歩くといろんな発見がある。
鶴峯八幡神社の階段を上がると見事な神社が現れた。
パンパンッ!感謝感謝、ついでにみんなのことをお願い。
とはいえみんなが代わる代わる手を休めがてらに来ちゃあ、冗談言いながら「アカネギ」を炙ったり、サザエを焼いたり刺身にしたり蛸の頭を出したり、、ビールのつまみに事欠かない。
早くも笑いの庭だ。
「ハイよ!」大きなおにぎりひとつくらいありそうなかたまりを手のひらに貰ってそのまま食う。
搗きあがったばかりの餅に、黄な粉、大根おろし、キムチ、春菊のお浸し、黒アワビ、その肝、刻み葱、たくあん、大根葉と炒り子の炒ったの、、よくもまあいろいろ。
後から来た奥さんが「あら、佐平次さん、一本持ってきたんじゃなくて5合だったの?!」って、たしかにもう底の方にしか残っていない。
じゃあ、そろそろ又、と皆さんが立ちあがったので俺は前の海岸を散歩する。
皆さんはこの後10臼やそこらは搗くのだ。
おいらが人生も波のような繰り返しの日々だが、同じ繰り返しはない。
感謝の気持ちを忘れずに繰り返しを続けて生きたい。
真ん中に力を入れすぎると縁ばかり太い餅になってしまう。
元へ戻そうとすると、なんかお婆ちゃんのお腹みたいな皺がよる。
「いいよ、裏返しちゃえばわからない」、励ましなのか慰めなのか。
どんなことも楽じゃない。
「これを食べさせてやろうと思っていたのに出し忘れていた」とドンブリいっぱいの「シッタカ」と「白菜の漬物」、再び酒とビール。
泊まって行ったっていいんだよ、との声を後に、帰りは車で駅まで送ってもらう。
ガラガラの重いこと、餅をひと臼に芋やらなんやら自然の恵みでパンパンだった。
ありがとう、ありがとう、みなさん!
いい年を迎えてくださいね。
暮れ恒例のこのお仲間はほんとに羨ましいです。
後ろからくっついて行って、ちょこっとお相伴にあずかりたい
なんちゃって(^^ゞ
弟の機関紙、読んでいただければ幸せです。
なんしろ楽しい集まりです。
こちらのお餅つきは本格的ですね。
大勢の皆さんでとっても楽しそう。
房総のおかみさんたちの段取りも、手際の良さも伝わってきます。
地域コミュニティが健在なお仲間とのお付き合い、いいですね。
saheiziさんのお人柄でもありますね。
同じ様に見える日々の繰り返しも、スタイルが変わらないのは幸せなことなんですよね。
我が家のお餅も今日、機械に搗いてもらいました^^;
蚫、シッタカ、貝好きなので食べたい!!。今は未だ薬で痛めた胃は危ないけど、蚫のおへそは私が独占して食べるところなの。突き立てのお餅、お汁粉や、絡み餅いいですね。
こういう仲間に呼んでもらえるのは見に余る幸せです。
早く胃が本調子になるといいですね。
そして人の幸ですね!
どの写真からも空気が伝わってきますが、光る海から
早めのお年玉をもらったような気になりました
年下がいい年上がいいの会話には
日本の女性の強さが溢れていて 笑いました~
そいつは飲み食い出来ずガラガラにいれるも叶わぬ最大最高の宝物でした。
よくやるよ、この歳で、楽しいけれど。