清少納言は枕草子をなぜ書いたか 冲方丁「はなとゆめ」

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清少納言の物語です。
彼女が中宮定子につかえてその人となり生き方に心から惹かれます。

有名な歌人を父に持った清少納言がどういうきっかけでどんな気持ちで、新しいジャンルとでもいうべき枕草子を書いたか。
定子とその叔父・道長の戦いが舞台、けっこうスリルもあります。

清少納言、これは彼女のいくつかのニックネーム(ほとんどが滑稽なものですが)の一つと言ってもいいようです。
その清少納言の最初の夫が、歌とか詩などがわからない朴念仁で妻が歌で何かをいったら離婚するという、”ありがち”な男なのもオモシロイ。
ああいう世界でもすべての貴族が歌や詩に堪能というわけじゃない、だから秀でた人は持て囃されるのでしょうが、武勇でもあるならともかく、切ないことでしょう。

清少納言が身近になりましたので枕草子を再読したくなりました。
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(今朝の月)
月は有明の、東の山ぎはにほそくて出づるほど、いとあはれなり
山なんぞありませんがね、ここには。

角川書店
Commented by jarippe at 2014-11-18 18:12
いつの時代も人間は同じだと感じることが多いです
でも清少納言に時代にそのような身分で暮らしてみたいです
歌を詠んだり返したり・・・・・・

小沢さんお元気のご様子ですね
なんとかしていただきたいです
今度の選挙 焦点が曖昧ですが
総理の顔を替えることに焦点あわせられないものかしら
Commented by poirier_AAA at 2014-11-18 18:14
「ですます」で書いてあると、なんだか佐平次さんじゃない人が書いているみたいです。
Commented by at 2014-11-18 19:58 x
今となっては遠くになった物語。;;
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-18 20:17
jarippe さん、アンチ安倍が選挙の合言葉ですね。
小沢の言うような野党統一ができればいいのですが。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-18 20:18
poirier_AAA さん、文体練習^^。
言葉って人格を作ってしまいますね。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-18 20:19
蛸さん、それがね、案外現代風なんですよ。
Commented at 2014-11-18 20:23
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-18 20:33
鍵コメさん、あらら、太陽が見える方だと思いましたが、、。
しょっちゅう方角を間違えています。
一つ角を曲がるともうわからなくなるのです。
しかしいい月ではありました。
Commented by chaiyachaiya at 2014-11-18 20:58
佐平次さま‼︎ 私もちょうどこの本今読んでいました‼︎ 画像見てびっくり‼︎
でも、佐平次さんの読書スピードは、もはや、所謂、ワカモノの言うところの、「神レヴェル」‼︎
清少納言「枕草子」関連でしたら、藤本宗利さん著「枕草子をどうぞ」「感性のきらめき 清少納言」が、私としてはお薦めです‼︎
ことに、「枕草子をどうぞ」の前半を読んだ夜は、中宮定子と清少納言の日々を想い、夜中に涙(またしても滂沱の系)していました。
Commented by kotoko_s at 2014-11-18 22:56
清少納言!ちょうど今、NHKの「100分de名著 枕草子」を知人から借りて読んでいるところでした。テレビは見なかったのですが、このテキストも面白いです。
「はなとゆめ」は福島民報に連載されていたんですよ。
Commented by unburro at 2014-11-19 01:14
なるほど、文体って大切ですね。
文章だけで、知り合った仲?なので、
文体が変わると人が変わった様にかんじるのですね。
電話の途中で声が変わった!くらいの驚きです!
Commented by j-garden-hirasato at 2014-11-19 06:45
面白そうな内容ですが、
なんせ、本を読まないので、
情報だけ頂いている状況です。
お恥ずかしい。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-19 09:54
鍵コメさん、けさも月が残っていて、それは間違いなく東の空でした。
太陽が上がってくるその斜め上でしたから。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-19 09:55
chaiyachaiya さん、ありがとう、読んでみましよう。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-19 10:02
kotokoさん、千年を超えて今も生き生きと語りかける、まさに今に生きる古典ですね。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-19 10:04
unburro さん、フランス人の書いた「文体練習」という本が面白くて一時そういうカテゴリーを作って遊びましたがとうてい手におえないことがわかってやめてしまいました。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-19 10:05
j-garden-hirasato さん、日本庭園や建築についての薀蓄は本で得たのではないのですか。
Commented by tona at 2014-11-19 11:25 x
宮中の人々は誰でも歌がスラスラ出てきてすぐしたためて送るのかと思っていましたら、中には苦手な人もいて2,3人詠んでくれる人を抱えていた人もいたそうです。
Commented by saheizi-inokori at 2014-11-19 11:48
tona さん、政治家が官僚の書いた答弁書を読み上げるようなものかなあ。
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by saheizi-inokori | 2014-11-18 08:58 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(19)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


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