不条理なのは人間そのもの 映画「嗤う分身」

朝、父親と歩いて行く女の子、後ろ姿の背丈は大きいのだが、スキップしていくのはまだ小学生かな。
俺が親と歩いてスキップした最後はいつだったろう。
今は安倍をスキップしたい。
（昨日の駒沢公園）

昨日は土曜日だったが渋谷に映画を見に行った。
じつに外国人が多い。
若者の人相が一段とだらしなくなったように見える。
って言うか（使ったぞ＾＾）、外国人と見分けがつきにくいような姿かたち雰囲気。

映画館の隣に座ったアメリカ人のような男と日本人の女、映画が始まってもカシャカシャ音をさせて何かを食っている。
猫のキャラクターが「にゃんにゃん」言いながら身振りで飲食禁止を言い、日本語でその旨が表示されるから、こやつ意味が解らんのかと思って肩をつついて×をして食う真似をしてみせた。
「ドンタッチ」とかなんとかわめいたが、ちょうど食い終ったのか、静まったのはご近所のためにも良かった。



ドストエフスキー原作による映画は地下帝国で撮影されたような不思議な世界だった。

俺の中にももう一人の俺はいるなあ。
いない人なんているんだろうか？

いるとしたら、それぞ”マッタキ”人間なのかもしれない。
マッタキ人間たらんとして、かえってもう一人の俺に隙をみせてしまうのかもしれない。
あるがまま、それしか救いはないのかな。

既視感のある不条理、ヒチコックやチャプリンなどの顔も浮かんだ。
「上を向いて歩こう」や「ブルーシャトー」などの懐メロがマッチしていた。

面白かったのですよ。
駒沢公園を歩いて帰る途中でみた雲。
赤い鯨、ハンバーグ、、映画の続きにしてはきれいな色と空。
映画はいつも霧か靄のなか、自然光らしきものは皆無だったのだ。