読める、食べれる、続けれる、行ける、辞めれる、、ほら別にいいじゃん 永井愛「ら抜きの殺意」
2014年 11月 12日
その後もずっとNHKFMの「音楽遊覧飛行」では彼女のナレーションで「映画音楽」を放送している。
生きている人のように語りかけてくる。
ちょっと違和感もある。
ルイ・アームストロングの歌が流れて、彼も故人なのにこっちは違和感はない。
中川さん、まだこのあたりにいるのかな。
テアトル・エコー第105回公演の脚本だ。
健康器具の通信販売をしている、ちょっと怪しげな会社の事務所(兼倉庫)を舞台に
お調子者の社長・堀田。「アリゴザ」「チョーザのガンブーのメッシャー」「チョベリバ」、、コギャル言葉を頻発する。
その妻にして副社長・八重子。男言葉とジェンダー的言葉遣いをしない、夫妻ではなく妻夫、男女じゃなくて女男という。女言葉に命令形がないかとずっと探している。
夜間の電話オペレーターとして入社してきた中年男・海老名。「ら抜き」言葉が大嫌い、美しい日本語が乱れていくのを憂い、厳しく咎める。
スーパーバイザーの男・伴。「ら抜き」言葉に染まっているから海老名と激しく対立する。
伴の恋人・遠部。会話をすべて「って言うか」でつなげる。改まるとすべて「お」をつける珍妙な敬語をつかう。
「させていただきます」的過剰な丁寧語・謙譲語を海老名に叱正されて狂いそうになる。
昼間の電話オペレーター・宇藤。謙譲語、尊敬語(自分に使う)、丁寧語の区別がまったくできない。海老名に「ら抜き」言葉を電話中に注意されて狂いそうになる。
宇藤と遠部の会話はオソロシクも愉快、「って言うか」の多用をめぐって険悪な仲になる。
ほかにも話がまだるっこしくて何を言いたいのかわからない若者、こいつも面白い。
楽隠居決め込んでいたらバブルがはじけて金利が下がって早朝アルバイトのオッサン。
クレームつける変なガイジン。
テンポよく笑かせてくれる。
「犬も歩けば棒に当たる」で犬は喜んでいるか?
「気の置けない人」ってどんな人?
「役不足」って能力無いってこと?
友人に「今度の芝居見れそうもない」などと言われると、それでも来てほしいと思う前に、「見られそうもない」と言ってほしくなる。(略)と書いている。
「ら抜き言葉」は一時はやって消えてゆくようなものとは違う。多くの人がごく自然に受け入れつつある言い回しの変化である。私は、私の大前提であった東京弁の根幹が変えられてゆく過程に立ち会っているのだ。それは、私自身をも変えられてしまうような戸惑いを引き起こす。私とは、私の発する言語だと言ってもいいだろうから。
俺は基本的には「ら抜き」ではない。
だが「ら抜き」にそれほどアレルギーはなくなっているし、時に自分でも使ってしまう。
考えているとどっちが正しいのか「決めれなく」なる。
俺の大前提は「いい加減」な言葉使い、人間がいい加減だから、遠部に近いのかも。
而立書房
言葉は難しいです。この頃、自分で高校生のような悪い乱暴な言葉を使ってしまうことがあって、頬を叩きたくなります。
そこが言葉の難しさでもあり面白さでもあるような。
話しているときはどうだかなー。
ら抜き以上に、だめなのは、B1Fという表現。Fはフロアの省略形なのだ~ァと、怒鳴りたくなります。辞書を引け!!
「考える」「認める」のような4字には「られる」が自然につけやすいような、逆に「考えれない」が言いにくいような気もします。
コギャル言葉や、しり上がりイントネーションなどもときどき、地方の人と方言で話すのも楽しい(向こうはどう思うかはともかく)です。
喋るときは使わない、たまに「びーわん」というかな。
嵐の櫻井君が「からまらない」と言ったのを聞いて
何となく違和感を覚えたので、娘に言ったら「からまらない」は正しく、お母さんが考えてる「からまない」は「ら抜き」でございます!と言われた。
快い音の感じっていうのもあるかな~?難しいですね。
「新明解」には両方載ってます。
私も「絡み」派です^^。
酔っても絡みませんが。
カッコイイなあ^^。
なんだか、すっきりしました。ありがとうございます!
娘に「どや顔」で言ってみます(笑)
どうやら、こうやってリコメントする私も「絡み」派のようです^^。
ただ、「はさまられる」とか「つかまられる」などは使いにくい言い方になってるような気がします。
生徒の前でもそうですが、時々、外国人に日本語を教えていることもあって、常に正しい日本語を話さないといけないという緊張感を持って生活しています。
それはそれで疲れるのですけれどもね・・・。(^^;
「考えれる」は逆に言いにくいですね。
「ら」抜きは不快ですね。かつてはいちいち注意してましたが、もう疲れるのでやめましたけど。
これは「ら」が入ってますね^^。