新治は新鮮な味わいでますます楽しい 不調だった喬太郎 三田落語会
2014年 08月 24日
身の危険を感じるほどの暑さだと一日1万歩は難しく8月は22日までで7回しか達成できていないし。
等々力駅までぶらぶら行くと浴衣姿の若者が目につく。
着こなしがしっかりして涼しげな姿、好いなあ、きれいな女の子を連れた濃茶の男の子は得意そう。
そうだ、今夜は玉川の花火大会、さっきからどんどん鳴っていたのは「今夜は予定通り花火大会があるぞ~」の合図。
ああ、写真機をもってながら撮るのを忘れてしまった、見とれてた爺さん。
俺は来合せたMさんとおしゃべりして開場を待つ。
前座・さん坊「からぬけ」
小器用、あたたかい客に受けるから得意になって、、息切れしてる。
喬太郎「蒟蒻問答」
殿!殿中でござる、仏教伝道センターで、永平寺の修行僧がインチキ坊主に禅問答でオウンゴール?で負ける噺。
マクラもほとんどなしで始めた喬太郎、笑わせてくれるかと期待したがハズレ。
今夜の喬太郎、ヘン。
ツンボ・オシ・コジキ、放送禁止用語を連発して「たまにはこういうのもいいんです」それはよしとして、
冒頭、「ホントは(新治師匠と)二人会をやるほどの力はないけれど声がかかったから”金のために”来ました」と言ったのも、後から考えるとなにか鬱屈を感じさせる言葉ではあった。
「形から入る」ってことがある、県議になりたきゃ号泣から覚えて、、車内で聖飢魔IIのファンたちが自分の顔も聖飢魔Ⅱ風に塗りたくって大勢でいる間は傍若無人に盛り上がっていたが、少しづつ下車して人数が減ると静かになっていく様子を活写したが、待てよ、この噺、「形から入る」とどうつながるんだったか、まあ面白かったからイイとしよう。
芝居好きの息子のことをあんなことがあったこんなこともあったと番頭に愚痴る親父が息子の芝居がかった仕草を仕方噺をするところから東京流にはない楽しさ。
この親父にしてこの息子あり、と思っていると案の定、息子も後で「ああ見えておとっつあんも芝居が好きなんだ」と見ぬかれている。
そこがいかにも新治落語、どなられていても親子の情愛は温かく流れている。
芝居がかりの楽しさ、若旦那が二階に八百屋お七の火の見やぐらを気取って上がるところ、定吉が若旦那に芝居がかりで声をかけるところ、二人が七段目をやるのも平右衛門がお軽に声をかけるところから始めて、お軽が兄とも気がつかずつんと澄ました受け答えなど、いろんな女を演じ分ける新治の面目躍如。
今日はお囃子やツケとの呼吸もぴったり合って、ああ、も一度聴きたい見たい。
さいごに親父がつい芝居がかりで定吉に話しかけるところで親子二代の芝居バカが完成、とんだ「親子茶屋」やなあ。
「夢中になると周りが見えなくなるようになる」ってことはありますな。
裸一貫財を成して隠居したが、まじめ一方趣味らしい趣味もないまま生きて来て、「なんの楽しみもなかったら生きてても、なんの楽しみもないやろ」ってなわけで、そこで思い付いたのがケンカの仲裁、それだけが唯一の道楽・生き甲斐、町中を偵察して喧嘩を探している。
見つけては中に入って当事者を座敷に連れていって一杯飲まして手打ちとする。
上方弁のトボケタ味。
「お~い、なにしてんねん」浄瑠璃の「お半長」の親子喧嘩の段を稽古しているのを立ち聞きしてホントの喧嘩と思い込み、仲裁に入る。
「立ってんね」
「立ってんのはわかってるわいな。立って何してんねんちゅうねん」
「立って、立ってんねん」
入られた浄瑠璃のお師匠さん、持て余して噺の舞台である京都を教える。
幸助は京都まで勇んで出かけて目指す帯屋(と思い込む)に上がりこむ。
浄瑠璃のお師匠とその番頭、帯屋の番頭、それぞれの演じ分けがまた秀逸。
東京落語よりもにぎやかでお楽しみをいっぱい、そうかといって上方落語にありがちなくどさがない。
この芸風が東京の落語好きに新鮮な味わいを感じさせたからか今やしっかりファンがついている。
前に聴いたときは喬太郎スゲエ!と思わせたのに、今日は角三郎と錦木の人間にふくらみが感じられず途中で咳き込むし、あまつさえ角三郎と錦木の再会というクライマックスで携帯が鳴りまくり、、いやはやの高座であった。
「今頃、喬太郎はあれまくっているんじゃないか」と居残り会の酒の肴になったのもやむなし。
というわけで今日は久々に居残り会のオリジナルメンバー三人が顔を揃え今や枢軸メンバーとなっている美形お二人ともども5人で三田の町。
生ビールで乾杯、土佐鶴の燗を何本も、さいごはビールで〆という手順も楽しく踏んで、アメリカの野球界の諸事情という俺の知らない話から、俺とヨッシーが幸兵衛さんから貰ったCD「WithMal」の与瀬山澄子の歌とMalWaldronのピアノが素敵だという話、、あとなんだったか忘れた、けれど要するにワイワイと語りあった。
saheiziさんと、お揃いで着て歩きたい(笑)
って
私の弛んだお腹が目立つから、やっぱり止めておきます・・・
(脇腹の贅肉の無さ!流石ですね~青年か?と思った。完敗です。)
毎日ストレッチと筋トレやって腹が絞れてきましたよ^^。
思えば子供みたいなことをしてますね。
近所の税金逃れの農園でやってるぶどう狩り、まあ、自然を少しでも残しているから文句を言わないでいましょう^^。
身体に気をつけて頑張ってください。
か細い腕と首にかな^^。
若々しくてびっくり。
色に歳は関係ありません。
っというか年配になるほど明るい色がよいと思います。
肉体がどんどん地味になりますからね(笑)
そういえば、当地でも浴衣の女の子たくさん見たなぁ
豊田泰光が言ったとか。
喬太郎の場合、その日限りのことか、停滞期かは知る由もありませんが・・・
最近では「粗忽長屋」がよかった。
談志の狂気こそありませんが、個性に合った一席でした。
弟さんの本の記事、まずプロローグ的な内容を書き、佐平次さんの記事にリンクさせていただいきましたので、ご了解のほどを願います。
名著です!
プリントデザインもいいし、色も素敵だし、これにベージュか白パンですね^^。
少しでも多くの方に読んでいただければ幸いですね。
私はオバサンオジサンに近いんじゃないかと思うのですがね^^。