こぼれた汁が甘い桃 ゴーヤとナスと豚肉と小松菜の炒めもの
2014年 08月 04日
山梨は果物が豊かだ。
「桃を剥こうかね」
祖母は手拭を首に巻いて桃を剥く、桃の汁でぬれた手を拭くのだ。
ぽたぽたと垂れる甘い汁、吸いたかったがガマンした。
皺のよった祖母の手が桃の実を切っては皿に乗っけてくれた。
山梨から送られてきた桃を剥きながら、俺の手はあのときの祖母ほど皺が寄ってないと思った。
皿の上で剥いてこぼれた汁は口をつけて吸ってしまった。
たまさかに逢へばしみじみ見守りぬだんだん亡き子に似てくる孫らそんなに似ているとは自分では思わない。
祖母は息子の面影を探してみていたのだろう。
母の句。
夕暮れの水かけ地蔵汗ひきぬどこの地蔵に行ったのかな。
法善寺?
豚肉が三枚、小松菜が一本、茄子を一個、どうしようかなと思っていたら、どなたかのブログでゴーヤとキムチの炒め物が載っていたので、ゴーヤを一本キムチを一瓶買ってきた。
ゴーヤは一本全部、キムチは少し、味噌もちょっと加えて炒めた。
フライパンからあふれそうだったのがだんだんちょうどよくなって、盛りつけたら多すぎるかな。
でもビールを飲みつつ食って行くと苦かったゴーヤの何と言う甘味。
とうとうぜんぶ食べてしまった(写真は途中で撮ったので皿が汚くてごめんなさい)。
「東京のモンは、なんでそんな熟したのがいいんじゃろ?
堅い桃がうめーだに」と言われます。
でも、果汁が滴り落ちる熟した桃が美味しい! ですよね♪
ゴーやとキムチと豚肉の味噌炒め、美味しそう!!!
今晩やってみま~す(^^)v
結婚当初、皮はむけてもうまく切り分けられないでいる私に
「桃はこうやって切り分けるんだよ」と教えてくれた義父を思い出します。
義父は早くに亡くなりましたが、
栗の季節にもいつも思い出すエピソードがあって、
思い出すのは何よりの供養だわなんて、
あんまりお墓参りに行かない理由付けをして自分を納得させています。
☆夏らしい炒め物ですね、美味しそう!
うろ覚えの山梨方言です。
桃は仙人の食べ物だと言います、少しは寿命が延びたかも。
桃の切り分け方、私は皮を剥いたらどんどん削るように切っていって残った芯はかじってしまいます。
きれいに4等分なんてやってるとぐちゃぐちゃになってしまう。
ほんとうは筋に沿ってぐるりと切って真ん中から割るのでしょうが。
嫌な味がしない。
おばあ様はちっちゃいご兄弟に息子さんの面影を・・
お孫さんの存在はただでさえ可愛くてしかたないものです。
>しみじみ見守りぬ・・・
親代わりに子を思う気持ちと、無念さと・・すべてが含まれてて、ジィ~ンときます。
毎日でもいいのですが、買ってこないと、というところが問題です。
桃そろそろでしょうか。まだ食べていないです。
茄子とゴーヤがうまく合うのですよ。