三木のり平、先代小さんの面白さ 東横落語会
2014年 05月 18日
ウグイスが上手に啼いているお屋敷の脇を通って公園に行くと昼飯タイム、木陰のベンチにはたいてい先客がある。
家族でランチ、上半身を晒して日光浴をする人、犬の毛つくろいをする人、、、やっと見つけた緑陰。
立ち上がるときにちらっと見たら、大きな箱に一杯のご馳走、幸せになれよ!若者。
渋谷、ヒカリエホールは「東横落語会」。
7分ほどの入り。
こみち・「武助馬」
素人に落語を教えた話、秋葉原の呼び込み型、ピロートーク型、機内放送型、デヴィ婦人型などいろいろのタイプを実演してみせる。
落語仲間の幸兵衛さんがテニスの合宿の余興で落語をやると言ってたのを思い出す。
彼の落語に対する鑑賞眼や薀蓄は敬服に値するのだが実演の方は未体験ゾーン。
さて何型なのか。
「武助馬」、ドタバタでも面白い。
でもこの噺のひょうげた面白みはなまなかの噺家ではだせない。
市馬「松曳き」
武助馬の次は市馬、ホント馬っぽいのだからおかしい。
先代小さんの13回忌(16日)、小さんの思い出噺。
テレビに出ないから一般人には知られず、小金馬(お笑い三人組で周知)とか小圓馬などに間違えられて、小せんと一緒にされたときはさすがに怒った、「俺の弟子だぞ」。
昭和天皇の園遊会によばれて、天皇が「どうですか、ちかごろ落語の方は」とワケワカなお言葉、どぎまぎした小さんが「だいぶ良くなってきました」。
人情噺は似合わなかった、運の良い師匠、100を超えると思ったが。
市馬はしょっちゅう首を左右に振る。
馬だってあんまり振ると見てる方は心配で落ち着かない。
落語協会会長は辺りに目を配る必要があるのは分かるけれどね。
権太楼「宿屋の仇討」
さきごろつまずいて転んで膝を痛めた話。
若い頃は、東奔西走、旅から旅への生活をある種のステータスと思ったが、あれは間違い。
ゆっくりと車窓の富士を眺めてビールを楽しむような旅がいい、と。
俺は若いころから窓際に4合瓶を置いて終点でそのまま帰ってくるような”旅”もしていたが、今はそれすら少なくなった。
ご近所旅に特化か。
いつもの権太楼節炸裂。
ぶあーっとやろう!森繁の「社長シリーズ」で三木のり平の定番「パーッといきましょう!」を思い出した。
亡母は森繁が嫌いだった、そのせいか俺もあまり好きじゃない。
こうしてみると三木のり平っていいではないか。
少し前の席に座った男がときどき両手をあげたりいろんなことをする。
権太楼の「ぶあーっと」で振り上げる両手とか要所要所の仕草をそのまま真似ているのだ。
万事世話九郎が苦情を言うときは一緒に頷いたり、、感情移入の激しい人だ。
小満ん「笠碁」
マクラにおいた縁台のへぼ将棋スケッチが楽しく、「待った」をするところからするっとネタに入る。
待ったをして欲しい旦那が二年前の借金のクダリをねちっこくやる。
先代小さんとほとんど同じ演出。
こうして観ると、美濃屋が相手の体調などを案ずるところ、傘をかぶって上目を使うところ、待ったの旦那が番頭が仲裁に入らなかったことをなじるところ、目で美濃屋を追うところ、、やはり小さんは国宝だけのことはあったなあ。
小満んも好かった、好かったのだが、、。
小満ん流の省略で省かれたいくつかの言葉とか仕草にこの噺のより深い好さがあることを小さんに教えられた。
こういう笑いが世の中から亡くならないことを願う。
本名が「則子(ただし)」で、学生時代に定期券不正利用でしばしば駅員に怪しまれたと語っていました。
まずは歩くことから・・・。^^;
「紙入れ」は、マクラの“町内の間男”の小咄は結構ウケましたが、本編は自分で演じてみて、小さんの芸の凄さを実感しました。
私の型ですか・・・・・・O型です^^
花らっきょってのもありましたね。
伴淳なんかもよかったです。
あれはサンドウイッチではだめだな^^。
去年、玄米食にしようと思い、圧力鍋を買いました。そのあとスーパーに行くと「発芽米」があったのでそれにしました。圧力鍋は必要ではなかったのですが、それで炊いています。「泥縄式」の逆ですが、これは何というのでしょうか?
発芽米、聴いたことはあるけれど食ったことはないです。
我が家の玄米ご飯は普通の電気がまでも炊けるそうですが、よく訊いたら胚芽米でした。
泥縄でなくて牛刀を持ってとでもいうのでしょうか。
彼氏彼女といたらどんな質素なお弁当でも(豪華弁当でもよいですが)
たのしいですね。
家人は毎日愛妻弁当をさげて仕事に行ってます。
そっかもう30数年弁当作り続けているなぁ~~
ご馳走です^^。
私はおにぎりとほうじ茶!美味しい。
オニギリの方がいいけれど映画が始まったら食べません。
一度聴いてみたいです。
ビールを飲みながら、プロ野球を心の底から楽しめること。
1000円札を1枚持って、その日の疲れを癒すこと。
まさに、庶民のささやかな幸せを奪われることなきよう、
祈ります。
3500円のカツカレーを楽しんだりする宰相には、到底理解できないだろうけど……。
そんな人がバカなことをやるこの日本の行く末を考えるだけで、頭が痛くなります。
転んだ時に周囲の人たちがいろいろ面倒を見てくれたけれどよく見たら弟子がいなかったそうです。
「この時、私は一人で生きて行こう」と覚悟したそうです。