沖縄、深まる本土との断絶 東経大・戸邉准教授

今朝は呼吸器と循環器の定例の検診、と言っても「どうですか？」と血圧と聴診器くらい。
もったいないから（行くのに５０分、待つのに９０分）、花粉症対策の点鼻、点眼、アレグラを処方してもらった。
早めの対応効くんだよね。
昨日の朝日の夕刊、東京経済大の戸邉秀明准教授へのインタビュー要旨

琉球王国が滅ぼされて沖縄県となった琉球処分以来、沖縄の人たちは、国家が国民を守るものと期待しながら、裏切られる経験を繰り返してきた。
仲井真知事が辺野古の埋め立てを認めたのも「また琉球処分」と言われている。

そんななかで日本からの独立論が間欠泉的に出てくるのは、自己決定権への渇望があるからだ。
昨年、３０～４０代の世代を中心に「琉球民族独立総合研究学会」ができた。
学術的なレベルで主権国家として独立する方策を考えるのだそうだ。

今後もこうした動きは影響力を持ち続けるだろうが、主権国家になることだけでなく、アジアの中の沖縄という自己認識を深める流れが強くなっている。
東京などを経由せずに、自分たちの歴史や将来を考える、戦後史自体の再検討も盛んだ。
日本社会の歴史認識にはいつも、同時代の沖縄への想像力がすっぽり抜け落ちている。
このままだと、日本社会と沖縄の意識の断絶は、さらに深まってしまうのではないか。

札束と恫喝に屈しなかった名護市長選の結果を甘く見てはならない。