長靴スキーの思い出&世田谷通りから松陰神社通りへ

ノルディックの映像を見ていたら子供のころを思い出した。
あの頃は長野市の田んぼの中の我が家あたりにも雪が積もった。
ふだんはいている長靴で滑るスキー、前の晩からワックスかけをしておいて、家の前からスキーを履いて5キロも離れていたろうか、飯綱山のふもとの坂道まで行くのだ。
途中で板の裏に雪が団子になって滑らないから何度も脱いではこそぎ落とす。
自動車なんてめったに走らない。
苦心惨憺、坂道を上がって、、降りるのは一瞬だ。

冬の日は短いから家路を急ぐ頃は薄暗くなり吹き上げる風に鼻水すすり凍えた手に息を吹きかけ、半分泣きべそをかいて帰った。
それでも嬉しかった。
やがて雪は減ってスキー場に行かなければならなくなった。
長靴ではなくスキー靴が装着できるようなスキー、そんなもの買えるわけがない、スキー場に行く金もないから友達がスキーに行くときは俺たち兄弟は留守番。
今でもスキーには複雑な思いがある(スケートも然り)。
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おとといは世田谷通りまでカミさんと。
「鹿港(ルーガン)」で肉まんと餡まんを買う。
電話予約しておいたから並ばないで買えた。
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古道具屋が何軒かあるのを冷やかす。
面白いヤカンでもあればふくよかさんに教えてあげようと思ったがなかった。
五球スーパーラジオ、こんなのが我が家の家宝だった。
大相撲中継を聴き金馬を聴きとんち教室を家族揃って聴き大学受験講座も聴いた。
ハガキでリクエストしたグレン・ミラーの「真珠の首飾り」がかかったときは嬉しかった。



ピ~イッ、ざあざあ、雑音も多かった。
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松陰神社通りまで歩きおでんのタネを買う。
「小麦粉、卵をつなぎに使わない」のがウリ、いろんな種類があって値段も紀文や浜藤よりかなり安い。
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軽い味でうまかった。
翌日の方がうまいのはおでんのお約束。
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芸術関係書の多い古本屋、BGMもシャレていた。
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ちょっと路地を入ったところにあったカップケーキの店・「TEAーSWEETS FACTORY」。
中で紅茶も飲める。
子供の遊び道具もあって、全体に「おままごとみたいだね」「はい、言われたことがあります」
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世田谷線に乗って三茶まで出てそこからはバス。
俺は駒沢で降りて買い物をしながら歩いて帰った。
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Commented by reikogogogo at 2014-02-20 12:51
羨ましい!!何がってーーご夫妻2人で歩ける事。
我家は食事に出掛けた後の買い物が一緒だけかもです。あとは〜東京では滅多にない事だから羨ましい!!。
子どもの頃が懐かしいですね。飯山ではスキー、松本では美鈴湖へスケートと居住地の環境に合わせて、長続きしない転勤族に取っては数少ない体験で終ってしまった。
Commented by LiberaJoy at 2014-02-20 13:20
おでんの翌日はうまい約束ですが、カレーライスの翌日も本当にうまいですね。
Commented by ikuohasegawa at 2014-02-20 17:54
ラジオが社会を広げてくれました。我家にTVが来たのは中学生の頃でしたから。
とりわけ浪曲と落語は何時もやっていたように覚えています。
Commented by 旭のキューです。 at 2014-02-20 19:18 x
一日がゆっくり流れているようで、いいっすね~
Commented by たま at 2014-02-20 22:01 x
 電池の要らない「鉱石ラジオ」に始まって、もっとも初歩的な整流管・検波管・出力管だけの「3球ラジオ」に高周波変調球1球を加え、バリコン(バリアブルコンデンサー)を2連式に替え、中間周波トランスを加えて「4球ラジオ」、さらに中間増幅管と中間周波トランス1個を加えて「5球スーパーヘテロダイン」、さらに高周波増幅管1球を加えて「6球スーパーヘテロダイン」、さらにはスピーカーユニットを替えスピーカーボックスを自作し直してすっかり俄かオーディオマニアに・・・。
 「ハンダごて少年」と「大工(指物)少年」、そして管球アンプ貧乏音響学生の思い出にて・・・。
 

Commented by saheizi-inokori at 2014-02-20 22:02
reikogogogo さん、たまにはね、落語ばかり一人で行ってる罪ほろぼし^^。
雪は童心を喚起しますね。
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-20 22:03
LiberaJoy さん、それをいうならスキ焼の食べ残し(めったになかったけど)を翌日ご飯にかけて食うのも忘れちゃいけない^^。
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-20 22:05
ikuohasegawa さん、大学受験講座を聴いた後文化放送で毎晩色気のある放送があったのです。
浅丘雪路のハスキーボイスにしびれましたよ。
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-20 22:06
旭のキューです。 さん、なんせ隠居ですから。
でも一年の早いこと!
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-20 22:08
たま さん、チンプンカンプンですよ。
五球って真空管が五本あるという意味じゃなかったのですか。
少年雑誌の付録に鉱石ラジオがついてきたこともありました。
Commented by keiko_52 at 2014-02-21 01:57
ラジオ懐かしいですね~
我が家にもこんなラジオがありました。
私は北海道出身なので冬は毎日スキーで遊びました。
家の庭に坂作ったり、毎日雪まみれだったなぁ~
Commented by 103tuhat at 2014-02-21 05:31
原村の小学校で毎朝授業前にグラウンドにつくられたリンクで
どんな小さな子でもスイスイ滑っています。茅野市では
オリンピック強化選手を小さな時から育てているようで
羨ましい環境です。
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-21 10:24
keikoさん、そうそう竹スキー用のスロープを作ったり砦を作っ手雪合戦をしました。
溶けないように水をかけて凍らせました。
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-21 10:26
103tuhat さん、一人のオリンピック選手を育だてるのには家庭の負担も大きいのでしょうね。
とくに室内練習はお金がかかりそう、自然の中で滑れるのはいいですね。
Commented by hanamomo06 at 2014-02-21 10:35
こんにちは
奥様と散歩できていいですね。
線路にまだ雪が残っていますね、でも青空だからそう寒くはないでしょう。
そちらは路地にもいろんなお店があるから2人なら入ってひやかすのも楽しそう。
一人だと入るのに勇気がいることもありますよね。

このおでんのお店、近くにあったら買いに行きたいなあ~
小麦粉ばかりでつないでいるものは美味しくないもの。

母の実家にも蓄音器があったこと思い出しました。
竹スキー私も上手でしたよ。
昔はちょっとした土手がたくさんあって、スキー場に行かなくても小学生なら立派なゲレンデに見えました。
Commented by jarippe at 2014-02-21 10:42 x
長靴にワックスでスキーですか
私は下駄の歯に竹を割って打ち付けていました
下駄のスケートも普通にやりましたねー
学校で近くの湖につれてゆかれて・・・・痛い思い出
靴のスケートは経験なしですー・・・・・
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-21 11:07
hanamomo06 さん、カミさんの気分転換にぶらぶら歩きは最適、私も楽しい。
そうです、思いだします。
学校の裏の土手、ミカン箱に竹スキーを打ち付けた橇とかムシロを滑らせました。
土手は春には土筆やレンゲが咲き夏はスカンポが喉の渇きを癒してくれた、最高のレジャーランドでした。
Commented by saheizi-inokori at 2014-02-21 11:09
jarippe さん、足袋だったですね!
濡れた足袋を炬燵に干して嫌なにおいが立ち込めました。
ああ、次から次へと思いだすなあ。
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by saheizi-inokori | 2014-02-20 11:14 | こんなところがあったよ | Trackback | Comments(18)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


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