映画はつまらなかったが、、 タニタ食堂＆映画「大脱走」＆おみくじせんべい＆「昭和の犬」

第一人者のいる病院に行って胃カメラ。
重篤な症状ではない、単なる定期診断のつもりと診られて第一人者御自らではなく「僕のグループの人」、若くテキパキした男性医師。
鎮静剤投与をお願いして「よく眠れる方がいいですか」「はい」、なんか準備するスタッフの声を聞いているうちに寝たらしく気がついたら終わってた。
まったく問題なし。
きっと何かある、という予感が裏切られた、うれしい裏切り。
薬が覚めるまで休んでいたので昼過ぎになった。
病院のなかに「タニタ食堂」がある。
体脂肪計などを作る会社の社員食堂と同じヘルシーなメニュー、雑誌などで知っていたが食べるのは初めて。
日替わり定食「ササミのピカタ」８００円、セルフサービス。
おかずが冷たくなっていたのが残念だが、味は悪くない（すきっ腹を差し引いても）。

タニタ食堂５つのルール。
旬のおいしい食材と薄い塩分（１食３ｇ）、野菜たっぷり（１食２００ｇ）、目で見ても満腹につながる盛り付け、噛みごたえを残した硬さで咀嚼回数を増やす（１食２０分以上）、ご飯は一膳１００ｇをめどに（この食堂ではセルフでよそうのだがハカリを置いている）、今日のランチは４７９ｋｃａｌ。

タイマーが置いてあったので時間を測ってみた。
そうとうゆっくり食べたつもりだが１６分弱だ。

家庭教師をやっていた頃、先に食堂で飯を食ってから教えるというのがあった。
型で抜いた飯にフライとキャベツやトマトがワンプレートで供されたのを一人で黙々と食う。
１０分とはかからず生徒の部屋に行くと「もう食べたの！早いなあ」、軽蔑の眼で言ったあの子、今はどんなおばあちゃんになっているか。
（食堂から出られる二階屋上の庭）

渋谷に出て映画「大脱走」を観た。
シュワルツネガーとスタローンが共演する脱獄もの。
つまらなかったが最後まで見た。
アメリカの民営化された刑務所、テロリスト容疑者などに対する無法な虐待などを題材に少しは批評性があるかと思ったら皆無。
エンタテインメント、アクションとしても新機軸はない。
暮れにいただいた「おみくじせんべい」、孫たちが来たらこれで遊ぼうと思っていたのに出し忘れた。
今朝見たらこれっぽっち。
犯人は義母、甘い煎餅が好きなんだって。
二つ残った一つを食べたら「大吉」、健康には心配ないようだが、さて、自重だな。

姫野カオルコの「昭和の犬」が直木賞に。
新聞には『女性に人気がある』と書いてあったが、俺も好きな作家だ。
とくに『昭和の犬』は我が半生とも重なる時代の空気が懐かしく主人公の生き方は俺が憧れる謙虚さに満ちていて好きな作品だ。