スーダン大統領を拉致せよ 壮絶な銃撃戦 マーク・グリーニー「暗殺者の正義」
2014年 01月 10日
細かいところは変化しているのかもしれないが、もう何十年も同じような光景なのではないだろうか。
荒廃というか不毛というか、もっと正直に言ったらこの世の地獄のような風景。
痛いだの痒いだの不味いだの言いながら暖かい部屋でストレッチをしている自分が申し訳ない。
そこにCIA時代の上司が現れ、大統領を殺さずに拉致せよ、そうすれば射殺命令は撤回するという。
アフリカの独裁者を殺せば虐殺とか苛酷な統治はなくなるのか。
正義の名のもとに絡み合う大国のエゴ、大国内部の官僚たちのエゴ。
正当とされる殺しか、道義的中立というカテゴリーで正義の側にどうにか収まっている殺ししか引き受けないというグレイマン。
さて、何が正義なのだろう。
細部が丁寧に描かれている。
俺はもうちょっとシブイ方が好みだ。
昔、アリステア・マクリーン、ジャック・ヒギンズ、ギャビン・ライアル、バー・ゾウハー、、冒険小説を次から次へと読んだことがあった。
通勤途上で読むのに最適だった。
セシル・スコット・フォレスターの「ホーンブロワー・シリーズ」は全巻購入して読んだ。
もとよりどこかに寄贈してしまったが、あれば読み直してみたい。
伏見威蕃 訳
それよりも最近警察や検察の方が犯罪者を取り逃がして税金の無駄使いをしている方がよっぽどきになります。
今日は辛口ですみません~
節税せずに増税なんてって感じ庶民は思います~
でもその援助資金がアフリカで権力者たちのポケットに入ってしまうのです。
そこで暗殺者が登場するのです。
でもそれが正義といえるかどうかがこの小説のポイントです。
「もっとも危険なゲーム」「深夜プラス1」などのライアル、「バンドラ抹殺文書」「復讐のダブルクロス」など、たぶん「ミュンヘン」まで全冊読んだはずのバ^・ゾウハーなど。
佐平次さんとは、次回、落語ではなく冒険小説のことを肴に飲みましょうか^^
正義こそ戦争の始まりなのだと思います…検察と警察も意地の張り合いでしょうか…
初めて、読んでますと言える本が出てきました。
こっちは落語を聴いて好きなこと言ってるんですから。
似た名前ですがマイクル・コナリーの方が好みです、圧倒的に。
アフリカは戦後処理に欧米が勝手に線引きして国を作ったことも起因していますね。同じ部族なのにそれを考えないで真ん中で切って二つの国に分けてしまった。いまだに宗主国としての権限も持っているし。
面白そうですね、読む本はいくらでもあるってことですね。
アフリカの線引き、全くおっしゃる通り、人間が住んでいるというより土地の分配があたまにあったのでしょう。
今でも同じかもしれないなあ。